2023年05月22日

読書リストF(2023.5.22)

 ブログ『逃病日記』を開始して以降に読んだ本のリストです。
 リスト中、太字の書名は現在読書中の本、イタリック体で太字の書名は途中で読むのを中断した本を表します。
 また、書名の頭の◯数字は、次のとおり、ゆるいカテゴリー分けを表すが、区分はそれほど厳密なものではなく、今後、変わることもあります。
 @ 吉本隆明の著作
 A 経済学関係の著作
 B 自然科学関係書籍(キーワードは意識/脳/生命/遺伝子/宇宙/素粒子)
 C 小林秀雄の著作
 D 小林秀雄・吉本隆明関係の著作
 E ドキュメンタリー・エッセイ類
 F 小説一般
 G プルースト『失われた時を求めて』
 H 聖書・古典・箴言集等
 I 書店の平積みや書籍広告などで興味を持った本(ジャンルは問わない)
 J 病院などでの待ち時間に読む本(日記類など細切れ読書に適した本)
 K 特定ジャンルのツンドク書籍(現在は小説・物語に関するもの)
 L Kindle端末

◎ 読書リストF(2022.5.19/5.24/6.19/7.29/8.24/9.14/11.15/12.20/1.28/2.22/5.22)
@-1『思想の基軸とわが軌跡』吉本隆明/文化科学高等研究院 2015.7.25 
   -2『思想を読む 世界を読む』吉本隆明/文化科学高等研究院 2015.7.25
   -3『ふたりの村上』吉本隆明/論創社 2019.6.25
   -4『吉本隆明講演集1/日本的なものとはなにか』筑摩書房 2014.12.10 
   -5『吉本隆明講演集2/心と生命について』筑摩書房 2015.1.10
   -6『吉本隆明講演集3/農業のゆくえ』筑摩書房 2015.2.10
   -7『吉本隆明講演集4/日本経済を考える』筑摩書房 2015.3.10
   -8『吉本隆明講演集5/イメージ論・都市論』筑摩書房 2015.4.10
   -9『吉本隆明講演集6/国家と宗教のあいだ』筑摩書房 2015.5.10
 -10『吉本隆明講演集7/状況の根源から』筑摩書房 2015.6.10
 -11『吉本隆明講演集8/物語と人称のドラマ』筑摩書房 2015.7.10
 -12『吉本隆明講演集9/物語とメタファー』筑摩書房 2015.8.10
 -13『吉本隆明講演集10/詩はどこまできたか』筑摩書房 2015.9.10
 -14『吉本隆明講演集11/芸術表現論』筑摩書房 2015.10.10
 -15『吉本隆明講演集12/芸術言語論』筑摩書房 2015.11.10
 -16『吉本隆明×吉本ばなな』吉本隆明・吉本ばなな/ロッキング・オン 1997.2.15
 -17『老いの超え方』吉本隆明/朝日新聞社 2006.5.30
 -18『悪人正機』吉本隆明 糸井重里/朝日出版社 2001.6.5
 -19『老の流儀』吉本隆明/NHK出版 2002.6.25
 -20『吉本隆明 最後の贈りもの』吉本隆明/潮出版社 2015.4.20
 -21『吉本隆明代表詩選』高橋源一郎 瀬尾育生 三浦雅士/思潮社 2004.4.25
 -22『 詩歌の呼び声 岡井隆論集』吉本隆明/ 論創社 2021.8.10
 -23『源実朝』吉本隆明/ちくま文庫 1990.1.30
 -24『夏目漱石を読む』吉本隆明/ちくま文庫 2009.9.10
A-1『経済学の犯罪』佐伯啓思/講談社現代新書 2012.8.20
   -2『マネー資本主義』NHKスペシャル取材班/新潮文庫 2012.12.1
   -3『資本主義はなぜ自壊したのか』中谷巌/集英社文庫 2011.1.25
   -4『貨幣と欲望』佐伯啓思/ちくま学芸文庫 2013.6.10
   -5『資本主義はニヒリズムか』佐伯啓思/三浦雅士/新書館 2009.10.10
   -6『「消費」をやめる』平川克美/ミシマ社 2014.6.22
   -7『グローバリズムという病』平川克美/東洋経済新報 2014.8.7
   -8『路地裏の資本主義』平川克美/角川新書 2014.9.25 
   -9『21世紀の楕円幻想論』平川克美/ミシマ社 2018.2.3
 -10『路地裏で考える』平川克美/ちくま新書 2019.7.10
 -11『言葉が鍛えられる場所』平川克美/大和書房 2016.6.5
 -12『吉本隆明の経済学』中沢新一/筑摩選書 2014.10.15
 -13『カール・マルクス』吉本隆明/光文社文庫 2006.3.20
 -14『初期マルクスを読む』長谷川 宏/岩波書店 2011.2.24
 -15『若者よマルクスを読もう』内田樹/石川康宏/角川文庫 2013.9.25
 -16『若者よマルクスを読もうU』内田樹/石川康宏/かもがわ出版 2014.9.10
 -17『マルクスの心を聴く旅』内田樹/石川康宏/かもがわ出版 2016.9.20
 -18『若者よマルクスを読もうV』内田樹/石川康宏/かもがわ出版 2018.9.21
 -19『復権するマルクス』佐藤優/的場昭弘/角川新書 2016.4.10
 -20『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』マルクス/平凡社 2008.9.10
 -21『入門経済思想史』R.ハイルブローナー/ちくま学芸文庫 2001.12.10
 -22『ケインズかハイエクか』N.ワプショット/新潮文庫 2012.8.1
 -23『経済学者の栄光と敗北』東谷暁/朝日新書 2013.4.30
 -24『経済学の歴史』根井雅弘/講談社学術文庫 2005.3.10
 -25『経済学からなにを学ぶか』伊藤誠/平凡社新書 2015.3.13
 -26『経済学者はこう考えてきた』根井雅弘/平凡社新書 2018.10.15
 -27『思想としての近代経済学』森嶋通夫/岩波新書 1994.2.21
 -28『資本主義から市民主義へ』岩井克人/ちくま学芸文庫 2014.4.10
 -29『ヴェニスの商人の資本論』岩井克人/ちくま学芸文庫 1992.6.26
 -30『資本主義を語る』岩井克人/ちくま学芸文庫 1997.2.10
 -31『二十一世紀の資本主義論』岩井克人/ちくま学芸文庫 2006.7.10
 -32『貨幣論』岩井克人/ちくま学芸文庫 1998.3.10
 -33『経済学を学ぶ』岩田喜久男/ちくま新書 1994.9.20
 -34『景気ってなんだろう』岩田喜久男/ちくまプリマー新書 2008.10.10
 -35『マクロ経済学を学ぶ』岩田喜久男/ちくま新書  1996.4.20
 -36『日本経済を学ぶ』岩田喜久男/ちくま新書 2005.1.10
 -37『デフレと超円高』岩田喜久男/現代新書 2010.2.20
 -38『平成経済20年史』紺谷典子/幻冬舎新書 2008.11.30
 -39『バブル経済事件の深層』村山治/奥山俊宏/岩波新書 2019.4.19
 -41『昭和史 上』中村隆英/東洋経済新報社 2012.8.9
 -42『昭和史 下』中村隆英/東洋経済新報社 2012.8.9
 -43『明治大正史 上』中村隆英/東京大学出版会 2015.9.10
B-1『ゲノムが語る生命像』本庶佑/講談社ブルーバックス 2013.1.20 
   -2『現代免疫物語』岸本忠三 他/講談社ブルーバックス2007.4.20
   -3『新・現代免疫物語』岸本忠三 他/講談社ブルーバックス 2009.3.20
   -4『現代免疫物語 beyond』岸本忠三 他/講談社ブルーバックス 2016.1.20
   -5『がん免疫療法とは何か』本庶佑/岩波新書 2019.4.19
   -6『臓器たちは語り合う』丸山優二 他/NHK出版新書 2019.5.10
   -7『免疫の意味論』多田富雄/青土社 1993.4.30
   -8『生命をめぐる対話』多田富雄/ちくま文庫 2012.9.10
   -9『露の身ながら』多田富雄/柳沢桂子/集英社文庫 2008.8.25 
 -10『寡黙なる巨人』多田富雄/集英社文庫 2010.7.25
 -11『春楡の木陰で』多田富雄/集英社文庫 2014.5.25
 -12『残務整理ー昭和の青春』多田富雄/新潮社 2010.6.20
 -13『邂逅』多田富雄/鶴見和子/藤原書店 2003.6.15
 -14『寛容のメッセージ』多田富雄/青土社 2013.9.25
 -15『生命へのまなざし』多田富雄対談集 /青土社 20016.4.20
 -16『落葉隻語 ことばのかたみ』多田富雄/青土社 2010.5.10
 -17『生命の意味論』多田富雄/新潮社 1997.2.25
 -18『懐かしい日々の対話』多田富雄/大和書房 2006.11.11
 -19『生命40億年全史』リチャード・フォーティ/草思社文庫 2013.12.9
 -20『ビーグル号航海記 上』C.ダーウィン/荒俣宏訳/平凡社 2013.6.25
 -21『ビーグル号航海記 下』C.ダーウィン/荒俣宏訳/平凡社 2013.8.12
 -22『生物と無生物のあいだ』福岡伸一/講談社現代新書 2007.5.20
 -23『動的平衡』福岡伸一/小学館新書 2017.6.5
 -24『動的平衡2』福岡伸一/小学館新書 2018.10.8
 -25『進化とは何か』リチャード・ドーキンス/早川文庫 2016.12.25
 -26『遺伝子の川』リチャード・ドーキンス/草思社文庫 2014.4.8
 -27『オリジン・ストーリー』D.クリスチャン/筑摩書房 2019.11.15
 -28『宇宙は何でできているか』村山 斉/幻冬舎新書 2010.9.30
 -29『スティーヴン・ホーキング』M.ホワイト他/ハヤカワ文庫 1997.9.20
 -30『138億年宇宙の旅 上』C.ガルフォール/ハヤカワ文庫 2019.6.15
 -31『138億年宇宙の旅 下』C.ガルフォール/ハヤカワ文庫 2019.6.15
 -32『ブラックホールを見つけた男 上』A.I.ミラー/草思社文庫 2015.12.8
 -33『ブラックホールを見つけた男 下』A.I.ミラー/草思社文庫 2015.12.8
 -34『宇宙を織りなすもの 上』B.グリーン/草思社文庫 2016.10.10
 -35『生物はなぜ誕生したのか』P.ウォード他/河出文庫 2020.4.10
 -36『宇宙を織りなすもの 下』B.グリーン/草思社文庫 2016.10.10
 -37『生命海流』福岡伸一/朝日出版社 2021.6.12
 -38『種の起原 上』C.ダーウィン/岩波文庫 1990.2.16
 -39『種の起原 上』C.ダーウィン/光文社古典新訳文庫 2009.9.20
 -40『宇宙創成 上』S.シン/新潮文庫 2009.2.1
 -41『種の起原 下』C.ダーウィン/光文社古典新訳文庫 2009.12.20
 -42『宇宙創成 下』S.シン/新潮文庫 2009.2.1
 -43『数式を使わない物理学入門』猪木正文/角川文庫 2020.5.25
 -44『ダーウィンを超えて』今西錦司/吉本隆明/朝日出版社 1978.12.10
 -45『イヴの七人の娘たち』ブライアン・サイクス/河出文庫 2020.2.10
 -46『利己的な遺伝子』リチャード・ドーキンス/紀伊国屋書店 2018.2.26
 -47『物理学の原理と法則』池内了/学術文庫 2021.2.9
 -48『量子革命』M.クマール/新潮文庫 2017.2.1
 -49『生物の世界』今西錦司/講談社文庫 1972.1.15
C-1『小林秀雄全作品1/様々なる意匠』小林秀雄/新潮社 2000.9.20
   -2『小林秀雄全作品2/ランボウ詩集』小林秀雄/新潮社 2002.11.1
   -3『小林秀雄全作品3/おふえりあ遺文』小林秀雄/新潮社 2002.12.1
 -4『小林秀雄全集2/Xへの手紙』小林秀雄/新潮社 2001.5.1
   -5『小林秀雄全集3/私小説論』小林秀雄/新潮社 2001.12.10
   -6『小林秀雄全集4/作家の顔』小林秀雄/新潮社 2001.8.1
   -7『小林秀雄全集5/文藝批評の行方』小林秀雄/新潮社 2002.2.1
   -8『小林秀雄全集6/ドストエフスキイの生活』小林秀雄/新潮社 2001.7.1
D-1『この人を見よ』小林秀雄全集編集室/新潮文庫 2015.1.1
   -2『小林秀雄対話集』小林秀雄/講談社 1966.8.10
   -3『小林秀雄の思い出』郡司勝義/文春学藝ライブラリー 2014.6.20
   -4『わが小林秀雄ノート 向日性の時代』郡司勝義/未知谷 2000.2.20
   -5『わが小林秀雄ノート2 批評の出現』郡司勝義/未知谷 2000.9.20
   -6『わが小林秀雄ノート3 歴史の探求』郡司勝義/未知谷 2001.3.25
   -7『吉本隆明がぼくたちに遺したもの』加藤×高橋/岩波書店 2013.5.9
   -8『吉本隆明のDNA』姜尚中 他/朝日新聞出版 2009.7.30
   -9『わが小林秀雄』河上徹太郎/昭和出版 1978.6.1 
 -10『《論考》小林秀雄 増補版』中村光夫/筑摩書房 1983.7.20
 -11『吉本隆明をよむ日』岡井隆/思潮社 2002.2.1
E-1『246』沢木耕太郎/新潮文庫 2014.11.1
   -2『貧乏だけど贅沢』沢木耕太郎/文春文庫 2012.1.10
   -3『深夜特急1』沢木耕太郎/新潮文庫 1986.3.25
   -4『深夜特急2』沢木耕太郎/新潮文庫 1986.3.25
   -5『深夜特急3』沢木耕太郎/新潮文庫 1986.4.25
   -6『深夜特急4』沢木耕太郎/新潮文庫 1986.4.25
   -7『深夜特急5』沢木耕太郎/新潮文庫 1992.6.1
   -8『深夜特急6』沢木耕太郎/新潮文庫 1992.6.1
   -9『キャパの十字架』沢木耕太郎/文春文庫 2015.12.10
 -10『テロルの決算』沢木耕太郎/文春文庫 2008.11.10
 -11『沢木耕太郎セッションズV』沢木耕太郎/岩波書店 2020.4.10
 -12『旅のつばくろ』沢木耕太郎/新潮社 2020.4.20
 -13『夢で会いましょう』村上春樹/糸井重里/講談社文庫 1986.6.15
 -14『沢木耕太郎セッションズW』沢木耕太郎/岩波書店 2020.6.11
 -15『成城だより』大岡昇平/中公文庫 2019.8.25
 -16『成城だよりU』大岡昇平/中公文庫 2019.9.25
 -17『トルーマン・カポーティ 上』G.プリンプトン/新潮文庫 2006.8.1
 -18『トルーマン・カポーティ 下』G.プリンプトン/新潮文庫 2006.8.1
 -19『成城だよりV』大岡昇平/中公文庫 2019.10.25
 -20『犬は吠えるT ローカル・カラー 他』T.カポーティ/ハヤカワ文庫 2006.9.10
 -21『犬は吠えるU 詩神の声聞こゆ』T.カポーティ/ハヤカワ文庫 2006.9.10
 -22『二つの同時代史』大岡昇平/埴谷雄高/岩波現代文庫 2009.12.16
 -23『自由対談』中村文則/河出書房新社 2022.7.20
-24『若い読者のための短編小説案内』村上春樹/文春文庫 2004.10.10
F-1『蜜蜂と遠雷』恩田陸/幻冬舎 2016.9.20
   -2『安楽病棟』帚木蓬生/集英社文庫2017.8.20
   -3『エンブリオ 上』帚木蓬生/集英社文庫 2005.10.25
   -4『エンブリオ 下』帚木蓬生/集英社文庫 2005.10.25
   -5『インターセックス』帚木蓬生/集英社文庫 2011.8.25
   -6『賞の柩』帚木蓬生/集英社文庫 2013.11.25
   -7『十二年目の映像』帚木蓬生/集英社文庫 2014.11.25
   -8『白い夏の墓標』帚木蓬生/新潮文庫 1983.1.25
   -9『蛍の航跡』帚木蓬生/新潮文庫 2011.8.1
 -10『蝿の王国』帚木蓬生/新潮文庫 2011.1.1
 -11『アフリカの蹄』帚木蓬生/講談社文庫 1997.7.15
 -12『アフリカの瞳』帚木蓬生/講談社文庫 2007.7.13
 -13『空夜』帚木蓬生/講談社文庫 1998.4.15
 -14『空山』帚木蓬生/講談社文庫 2003.6.15
 -15『受難』帚木蓬生/角川文庫 2009.9.25
 -16『受命』帚木蓬生/角川文庫 2019.3.25
 -17『薔薇窓の闇 上』帚木蓬生/集英社文庫 2014.8.25
 -18『薔薇窓の闇 下』帚木蓬生/集英社文庫 2014.8.25
 -19『聖灰の暗号 上』帚木蓬生/新潮文庫 2007.1.1
 -20『聖灰の暗号 下』帚木蓬生/新潮文庫 2007.1.1
 -21『メインテーマは殺人』A.ホロビッツ/創元推理文庫 2019.9.27
 -22『天使と悪魔』ダン・ブラウン/角川文庫 2006.6.10 
 -23『ロスト・シンボル』ダン・ラウン/角川文庫 2012.8.25
 -24『インフェルノ』ダン・ブラウン/角川文庫 2013.2.25
 -25『オリジン』ダン・ブラウン/角川文庫 2019.3.25
 -26『ロング・グッドバイ』R.チャンドラー/早川ミステリ文庫 2010.9.15
 -27『大いなる眠り』R.チャンドラー/早川ミステリ文庫 2014.7.25
 -28『プレイバック』R.チャンドラー/早川ミステリ文庫 2018.9.15
 -29『さよなら、愛しい人』R.チャンドラー/早川ミステリ文庫 2011.6.15
 -30『リトル・シスター』R.チャンドラー/早川ミステリ文庫 2012.8.15
 -31『高い窓』R.チャンドラー/早川ミステリ文庫 2016.9.15
 -32『水底の女』R.チャンドラー/早川ミステリ文庫 2020.1.10
 -33『キャッチャー・イン・ザ・ライ』JD.サリンジャー/白水社 2006.3.31
 -34『ナイン・ストーリーズ』JD.サリンジャー/V.ブックス 2012.7.20
 -35『風の歌を聴け』村上春樹/講談社文庫 1982.7.15
 -36『1973年のピンボール』村上春樹/講談社文庫 1983.9.15
 -37『羊をめぐる冒険 上』村上春樹/講談社文庫 1985.10.15
 -38『フラニーとズーイ』JD.サリンジャー/新潮文庫2014.3.1
 -39『猫を捨てる』村上春樹/文芸春秋社/2020.4.25
 -40『大工よ、屋根の梁を高く上げよ』JD.サリンジャー/新潮文庫1980.
 -41『羊をめぐる冒険 下』村上春樹/講談社文庫 1985.10.15
 -42『グレート・ギャツビーを追え』/J.グリシャム/中央公論新社 2020.10.10  
 -43『心臓を貫かれて 上』M.ギルモア/村上春樹訳/文春文庫 1999.10.10
 -44『心臓を貫かれて 下』M.ギルモア/村上春樹訳/文春文庫 1999.10.10
 -45『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/他』J.D.サリンジャー/新潮社 2018.6.30
 -46『中国行きのスロウ・ボート』村上春樹/中公新書 1986.1.10
 -47『ライ麦畑でつかまえて』J.D.サリンジャー/白水社 1984.5.20
 -48『カンガルー日和』村上春樹/講談社文庫 1986.10.15
 -49『螢・納屋を焼く・その他の短編』村上春樹/新潮文庫 1987.9.25
 -50『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド上』村上春樹/新潮文庫2010.4.10
 -51『遠い声 遠い部屋』T.カポーティ/新潮文庫 1971.7.30
 -52『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド下』村上/新潮文庫 2010.4.10
 -53『回転木馬のデッド・ヒート』村上春樹/講談社文庫 2004.10.15
 -54『ノルウェイの森 上』村上春樹/講談社文庫 2004.9.15
 -55『ノルウェイの森 下』村上春樹/講談社文庫 2004.9.15
 -56『ダンス・ダンス・ダンス 上』村上春樹/講談社文庫 2004.10.15
 -57『ダンス・ダンス・ダンス 下』村上春樹/講談社文庫 2004.10.15
 -58『誕生日の子どもたち』T.カポーティ/文春文庫 2009.6.10
 -59『国境の南、太陽の西』村上春樹/講談社文庫 2004.10.15
 -60『ねじまき鳥クロニクル1』村上春樹/新潮文庫 1997.10.1
 -61『夜の樹』T.カポーティ/新潮文庫 1994.2.25
 -62『ねじまき鳥クロニクル2』村上春樹/新潮文庫 1997.10.1
 -63『ねじまき鳥クロニクル3』村上春樹/新潮文庫 1997.10.1
 -64『草の竪琴』T.カポーティ/新潮文庫 1993.3.25
 -65『ティファニーで朝食を』T.カポーティ/新潮文庫 2008.12.1
 -66『スプートニクの恋人』村上春樹/講談社文庫 2001.4.15
 -67『海辺のカフカ 上』村上春樹/新潮文庫 2005.3.1
 -68『海辺のカフカ 下』村上春樹/新潮文庫 2005.3.1
 -69『アフターダーク』村上春樹/講談社文庫 2006.9.15
 -70『女のいない男たち』村上春樹/文春文庫 2016.10.10
 -71『パン屋再襲撃』村上春樹/文春文庫 2011.3.11
 -72 『悪人』吉田修一/朝日文庫 2018.7.30
 -73『君たちはしかし再び来い』山下澄人/文藝春秋 2022.4.10
 -74『冷血』T.カポーティ/新潮文庫 2006.7.1
 -75『TVピープル』村上春樹/文春文庫 1993.5.8
 -76『夜のくもざる』村上春樹/新潮文庫 1995.3.1
 -77『カメレオンのための音楽』T.カポーティ/ハヤカワ文庫 2002.11.30
 -78『レキシントンの幽霊』村上春樹/文春文庫 1999.10.10
 -79『和解』志賀直哉 /角川文庫 1954.5.20
 -81『神の子どもたちはみな踊る』村上春樹/新潮文庫 2000.3.1
-82『ここから世界が始まる』T.カポーティ/新潮文庫 2022.10.1
 -83『東京奇譚集』村上春樹/新潮文庫 2007.12.1
 -80『叶えられた祈り』T.カポーティ/新潮文庫 2006.8.1 
 -84『あの本は読まれているか』L・ブレスコット/創元推理文庫 2022.8.10
G-1『失われた時を求めて1』プルースト/岩波文庫 2011.11.16
   -2『失われた時を求めて2』プルースト/岩波文庫 2011.5.17
   -3『失われた時を求めて3』プルースト/岩波文庫 2011.11.16
   -4『失われた時を求めて4』プルースト/岩波文庫 2012.6.15
   -5『失われた時を求めて5』プルースト/岩波文庫 2013.5.16
   -6『失われた時を求めて6』プルースト/岩波文庫 2013.11.15
   -7『失われた時を求めて7』プルースト/岩波文庫 2014.6.17
 -8『失われた時を求めて8』プルースト/岩波文庫 2015.5.15
   -9『失われた時を求めて9』プルースト/岩波文庫 2015.11.17
 -10『失われた時を求めて10』プルースト/岩波文庫 2016.9.16
 -11『失われた時を求めて11』プルースト/岩波文庫 2017.5.16
 -12『失われた時を求めて12』プルースト/岩波文庫 2018.5.16
 -13『失われた時を求めて13』プルースト/岩波文庫 2018.12.14
 -14『失われた時を求めて14』プルースト/岩波文庫 2019.11.15
H-1『新約聖書U』佐藤優 訳・解説/文春新書 2010.11.20
   -2『旧約聖書』中沢洽樹/中公クラシックス 2004.11.10
   -3『パンセT』パスカル/中公クラシックス 2001.8.25
   -4『パンセU』パスカル/中公クラシックス 2001.9.25
   -5『自省録』マルクス・アウレーリウス/岩波文庫 2020.1.24
I-1『言葉と歩く日記』多和田葉子/岩波新書 2013.12.20
   -2『少年になり、本を買うのだ』桜庭一樹/創元ライブラリ 2009.8.28
   -3『何が私をこうさせたか』金子文子/岩波文庫 2017.12.15
   -4『余白の青春 金子文子』瀬戸内寂聴/岩波現在文庫 2019.2.15
   -5『思想をつむぐ人たち』鶴見俊輔/河出文庫 2012.9.10
   -6『ぼくは散歩と雑学がすき』植草甚一/ちくま文庫 2013.3.10
   -7『書店はタイムマシーン』桜庭一樹/創元ライブラリ 2010.11.30
   -8『鶴見俊輔伝』黒川 創/新潮社 2018.11.30
   -9『みみずくは黄昏に飛びたつ』村上春樹 他/新潮文庫 2019.12.1
 -10『心の傷を癒すということ』安克昌/作品社 2020.1.15
 -11『日米交換船』鶴見俊輔/加藤典洋/黒川 創/新潮社 2006.3.30
 -12『沢木耕太郎セッションズT』沢木耕太郎/岩波書店 2020.3.10
 -13『小澤さんと、音楽について話をする』小澤/村上/新潮文庫 2014.7.1
 -14『沢木耕太郎セッションズU』沢木耕太郎/岩波書店 2020.3.10
 -15『意味がなければスイングはない』村上春樹/文春文庫 2008.12.10
 -16『さよならバートランド』B.クロウ/新潮文庫 1996.2.1 
 -17『お好みの本、入荷しました』桜庭一樹/創元ライブラリ 2012.3.23
 -18『ジャズ・アクネドーツ』B.クロウ/新潮文庫 2005.7.1
 -19『翻訳夜話』村上春樹/柴田元幸/文春新書 2000.10.20
 -20『山田稔自選集1』山田稔/編集工房ノア 2019.7.7
 -21『オレの東大物語』加藤典洋/集英社 2020.9.9
 -22『翻訳夜話2』村上春樹/柴田元幸/文春新書 2003.7.20
 -23『ポートレイト・イン・ジャズ』村上春樹/和田誠/新潮文庫 2004.2.1
 -24『読書の日記』阿久津隆/NUMABOOKS 2018.6.30
 -25『アメリカから遠く離れて』蓮實/瀬川/河出書房新社 2020.11.30
 -26『世界一ポップな国際ニュースの授業』藤原/石田/文春新書 2021.1.20
 -27『見るレッスン 映画史特別講義』蓮實重彦/光文社新書 2020.12.30
 -28『映画評論家への逆襲』荒井晴彦他/小学館新書 2021.6.8
 -29『映画術ヒッチコック/トリュフォー』蓮實重彦/山田宏一訳/晶文社 1990.12.10
 -30『ヒッチコックに進路を取れ』和田誠/山田宏一/草思社文庫 2016.12.8
 -31『我が詩的自伝』吉増剛造/講談社現代新書 2016.4.20
 -32『あの胸が岬のように遠かった』永田和宏/新潮社 2022.3.25
 -33『歌に私は泣くだろう』永田和宏/新潮文庫 2015.1.1
 -34『評伝・河野裕子』永田淳/白水社 2015.8.5
 -35『私の文学史』町田康/NHK出版新書 2022.8.10
 -36『無人島のふたり』山本文緒/新潮社 2022.10.20
 -37『文学の淵を渡る』大江健三郎 古井由吉/新潮文庫 2018.1.1
 -38『生還』小林信彦/文春文庫 2022.2.10
J-1『戦中派虫けら日記』山田風太郎/ちくま文庫 1998.6.24
   -2『戦中派不戦日記』山田風太郎/講談社文庫 1985.8.15
   -3『戦中派焼け跡日記』山田風太郎/小学館文庫 2011.8.10
   -4『戦中派闇市日記』山田風太郎/小学館文庫 2012.8.8
 -5『戦中派動乱日記』山田風太郎/小学館文庫 2013.8.7
   -6『戦中派復興日記』山田風太郎/小学館文庫 2014.8.10
   -7 『池波正太郎の銀座日記』池波正太郎/新潮文庫 1991.3.25
K-1『人はなぜ物語を求めるのか』千野帽子/ちくまプリマー新書 2017.3.10
   -2『物語は人生を救うのか』千野帽子/ちくまプリマー新書 2019.5.10
 -3『作家はどうやって小説を書くの・・・T』青山南訳/岩波書店 2015.11.27
   -4『作家はどうやって小説を書くの・・・U』青山南訳/岩波書店 2015.11.27
 -5『物語の作り方』ガルシア・マルケス/岩波書店 2002.2.18
 -6『職業としての小説家』村上春樹/スイッチ・パブリッシング 2015.9.17
 -7『ニッポンの小説 百年の孤独』高橋源一郎/ちくま文庫 2012.4.10
   -8『小説の読み方・書き方・訳し方』柴田/高橋/河出文庫 2013.4.10
   -9『デビュー作を書くための超・・・高橋源一郎/河出書房新社 2015.3.20
 -10『一億三千万人のための小説教室』高橋源一郎/岩波新書 20026.20
 -11『小説家になる!』中条省平/ちくま新書 2006.11.10
 -12『創作の極意と掟』筒井康隆/講談社文庫 2017.7.14
 -13『パムクの文学講義』オルハン・パムク/岩波書店 2021.8.5
 -14『この30年の小説、ぜんぶ』高橋(源)/斎藤(美)/河出新書 2021.12.30
 -15『読書実録』保坂和志/河出書房新社 2019.9.20
 -16『現代小説の方法』中上健次/作品社 2007.2.25
 -17『小説的思考のススメ』阿部公彦/東大出版会 2012.3.21
 -18『東大で文学を学ぶ』辻原登/朝日新聞出版 2014.6.25
 -19『サスペンス小説の書き方』P.ハイスミス/フィルムアート 2022.2.25
 -20『小説の技巧』ディヴィッド・ロッジ/白水社 1997.6.15
 -21『天気の好い日は小説を書こう』三田誠広/集英社文庫 2000.3.25
 -22『深くておいしい小説の書き方』三田誠広/集英社文庫 2000.4.25 
 -23『書く前に読もう超明解文学史』三田誠広/集英社文庫 2000.6.25
 -24『現代小説作法』大岡昇平/ちくま文庫 2014.8.10
L-1『断腸亭日乗』永井荷風/(底本) 岩波書店 1993.6.258
   -2『あめりか物語』永井荷風/グーテンベルク21 2012.7.25
   -3『ふらんす物語』永井荷風/グーテンベルク21 2012.3.25
   -4『吾輩は猫である』夏目漱石/(底本) 全集1/ちくま文庫 1987.9.29
   -6『三四郎』夏目漱石/(底本)角川文庫クラシックス 1951.10.20
   -7『夢十夜』夏目漱石/(底本)ちくま文庫 1988.7.26
   -8『それから』夏目漱石/(底本)新潮文庫 1948.11.30
   -9『門』夏目漱石/(底本)『夏目漱石全集6』ちくま文庫 1988.3.29
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2023年05月21日

逃病日記499(23.5.21.日)

(23.5.19.金)雨のち曇り
 今日は、ヨメさんが、スーパーHELPから帰ってくるなり、「シュークリームを買うてきた」ので娘宅へ行こうと言い出した。どうやら孫の顔が見たくなったとみえる。
 娘にラインで問い合わせると、今日は「学童」で遊んでくるので、4時半頃に帰宅するとのこと。その前に孫のSが持たされている「親子スマホ」  電車通学の生徒が多いので学校側が持つように指導している  に、なるべく漢字を使わずに「Sちゃん、きょうはなんじころにイエにかえってるんや?」とショートメールしておいたら、しばらく経ってから「4じ33分ぐらい」と、漢字かな混じり?の返信メールが来ていた。
 適当な時間を見計らって我が家を出て、4時半少し前に娘宅に着くと、娘が、今日は仕事が早く終わったらしく、もう帰って来ていた。
 玄関前でクルマを降りていると、「来てたん!?」というような表情を浮かべ、ニコニコとしながら、Sが帰ってきた。
 シュークリームを食べ終えてから、ほどなくして、今度はKの方の保育園へのお迎えの時間。いつもは娘がママチャリで送り迎えしているが、今日は小雨模様だったので、私のクルマに娘も同乗して迎えに行った。
 娘とKを川端丸太町宅まで送り届けて、今日のお役目は終了ということで帰宅した。

(23.5.20.土)晴れ
 私の性格のナンギなところだが、クルマでもなんでも、いろんな物が欲しくなると、気持ちが、その物一点に集中して、カンカンになってしまう。しばらくは、その品物の写真やウェブサイトを見たりしているが、なかなか買いたい気持ちを抑えることができず、結局は買ってしまうことになることが多い。
 今回は「ゴルフで日本一周」の関連の物品で、旅行用のマルチツールとして、Amazonで『ビクトリノックス』の「ファーマーX ALOX」を買ったが、それに飽き足らず、ウェブサイトを見ていてその形状に惚れ込んで「スイスチャンプ・ウッド」も買ってしまった。実際、旅行に持参して、使用するのは「ファーマーX ALOX」の方だろうと思う。「スイスチャンプ・ウッド」の方は、触って、眺めて楽しむということになるんだろう。
 しかし、まあ、ナン百万円もする高級時計に比べたら、こんなんカワイイもんだと自己納得しつつ、「おんなじもんをふたつも買うてもったいない!」という(だろう)、ヨメさんの文句にあらかじめ予防線を張っている(もちろん見つかるまでは黙っておいて、なんとかバレんようにしとくつもりだが・・・)。

(23.5.21.日)晴れ
 今日は、久しぶりに娘や孫たちもやって来ない平穏な日曜日。
 パパ(ムコさん)が帰国したので、まあ、おじいちゃんやおばあちゃんよりは、パパの方がいいんだろう。ただ、Sがドイツで買って、乗っていた自転車がなかなか日本に届かないので、どうしても行動範囲が制限されてしまうようだ。パパがドイツの居宅を引き払い、処分するものは現地で処分したものの、結局、90箱ほどの荷物を日本宛に送ったとのこと。Sの自転車も、それらの荷物の中に含まれているが、2ヶ月ほどかかるということなので、6月末ぐらいに届くんだろうか。
 他の自転車は、ドイツに送らずに、日本においたままだったので、S以外の3人は自転車で出かけることができる  Kは、渡航前にSが使っていたストライダーにペダルをつけて乗っているが、遠くへ出かけるときは、保育園送迎用のママチャリの後席に乗っているようだ。
 私が「ゴルフで日本一周」に出かける際に、「折りたたみ自転車」を買って、クルマのトランクに積んでおこうと思っているので、ドイツから自転車が届くまでの間、それを貸し与えておこうかな、と思っている。「折りたたみ自転車」は、車輪径が20インチで、ハンドルやサドルの高さを調節すれば、Sでも十分乗ることができるだろう。ただ、私も去年の秋に自転車  人工膝関節術後のリハビリも兼ね  を買い換えたばかりなので、旅行用の折りたたみ自転車とはいえ、なかなか新たに買うとはヨメさんに言い出しにくい。

【今日の読書379※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字
A-43『明治大正史 上』
B-49『生物の世界』
B-48『量子革命』
E-23『自由対談』
F-84『あの本は読まれているか』
G-14『失われた時を求めて14』
H-5『自省録』
L-8『それから』
L-9『門』
コメント:Kindleの漱石も、やっと『それから』を読み終え、次は『門』を読み始めた。『三四郎』『それから』『門』の三作は、漱石の前期三部作といわれているが、テーマは、男女間の愛情(恋愛感情)と世の中の枠組みなど現実社会の中での人の振る舞いとの間における相剋や擦れというところだろうか。
 『吾輩は猫である』『坊ちゃん』とこの三部作の間に、『草枕』『二百十日』『野分』『虞美人草』『坑夫』の中長編があるが、この5作品については、まだ、Kindleでは読んでいない。『門』を読み終えてから、後期三部作『彼岸過迄』『行人』『こころ』を読み始める前に、先にこちらの5作品を読みたいと思っている。
 一方で、『失われた時を求めて』も、もうすぐに読み終えてしまうので、その後は、Kindleでドストエフスキーを読み進めようと思っている。Kindleでドストエフスキーを読む場合、いくつかの選択肢がある。米川正夫訳など古い訳文のものでは、電子書籍としては無料や安価な価格のものがいくつかある。ただ、いま一番新しい訳文の「光文社古典新約文庫」の亀山郁夫氏の一連のドストエフスキーも魅力的で惹かれるものがある。この「光文社古典新約文庫」は、KindleではKindle Unlimitedに加入すれば、『カラマーゾフの兄弟』や『悪霊』その他のすべての長編の第1巻が無料となっている。Kindle(Amazon)もさすがに商売がうまい。安価で格調高いがやや古臭い米川正夫訳にするか、最新訳でロシア文学にとどまらずロシアの社会や思想にも造詣が深い亀山郁夫訳にするか、米川正夫訳や江川卓訳のドストエフスキーはかつて読んだものもあるので、Kindle Unlimitedに加入して亀山郁夫氏のドストエフスキーにするかなぁ。亀山氏の訳では、確か、ドストエフスキーを全訳されていたかと思う。
 ダーウィンの『種の起源』も、岩波版では分かりづらかったので、「光文社古典新約文庫」で読み終えた。亀山訳なら、難解なドストエフスキーの思想を、明確な現代語訳で読むことができそうに思う。

 引き続いて、今西錦司のB-49『生物の世界』からの抜粋を引用しようと思ったが、100年近く前に書かれた本であるにもかかわらず、現代でも通用するような含蓄のある文章が多く、マーカーで本が真っ黄色になってしまった。今後また、折にふれ、引用することにする。

今日の映画379】※データは『映画.COM』のサイト等から入手
邦題:『グッドライアー 偽りのゲーム(Amazon Prime Videoで視聴)
原題:The Good Liar
製作年:2019年
製作国:アメリカ
監督:グレッグ・ヨーレン/ビル・コンドン
出演:ベティヘレン・ミレン/イアン・マッケラン/ラッセル・トベイ/ジム・カーター
ストーリー:インターネットの出会い系サイトを通じて知り合った老紳士のロイ(イアン・マッケラン)と未亡人のベティ(ベティヘレン・ミレンだが、実はベテラン詐欺師のロイは、夫を亡くしてまもない資産家ベティから全財産をだまし取ろうと策略をめぐらせていた。世間知らずのベティは徐々にロイのことを信頼するようになるのだが、単純な詐欺のはずだった計画だったが、物語は思いがけない事態へ発展していく・・・
コメント:評価は5点満点で、映画.COMは3.5、TSUTAYAは3.46、Filmarksは3.5で、私の評価は3.5とした。
 『クィーン』でアカデミー主演女優賞を受賞したヘレン・ミレンと、2度のオスカーノミネートを誇る『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのイアン・マッケランという、ともにイギリスを代表する2人の名優が共演したクライムミステリーというふれこみ。
 最初は、私も「老いらくの恋」を描いた作品かな、と思っていたが、思いもしなかった物語に展開していった。雰囲気からしてイギリスの作品かなとおもっていたが、両俳優がイギリスの俳優でアメリカの映画作品だったが、舞台は主にイギリスが中心になっている。

【今日のジャズ379※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手
タイトル:The Real Lee Konitz
アーティスト:Lee Konitz
レーベル:Atlantic/イーストウェストジャパン
録音年月日:1957.2.15
曲名:@Straightaway/AFoolin' Myself/BYou Go To My Head/CMy Melancholy Baby/DPennies In Minor/ESweet And Lovely/FEasy Living/GMidway
ミュージシャン:Lee Konitz (as)/Don Ferrara (tp)/Billy Bauer (g)/Peter Ind (b)/Dick Scott (ds)
コメント:レニー・トリスターノの門下生だったリー・コニッツが、トリスターノの提唱するクール・スタイルからそろそろ脱却しようとしていた時期に残した快作。とはいえ、サイドマンは、ビリー・バウアー (g)、ピーター・インド (b)、ディック・スコットのトリスターノ派で固めている。それでも、「鋭利な刃物」と形容されたコニッツのクール・サウンドがウォームな響きを獲得し始めている。この変化が聴きもの。(『レーベルで聴くジャズ名盤1374』から引用)
<YouTubeライブ映像>
posted by ポピー at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 逃病日記

逃病日記498(23.5.18.木)

(23.5.15.月)雨のち晴れ
 先日、娘のムコさんがドイツから帰国した際  彼は5年間の長期滞在だったために自宅の鍵は所持していなかった  川端丸太町宅の鍵を開けに行き、その鍵をそのままムコさんに渡してしまったため、我々が預かっていた鍵がなくなってしまった。
 5月の連休明けから娘が勤めだしたので、孫Sの小学校が早く終わったり、娘の仕事が遅くなって幼稚園に通うKを迎えにいけないときなどには、我々が迎えに行くことになるので、やはり娘宅の鍵が必要になる。
 今日、その合鍵ができたとの連絡があったので受け取りに行った。そのついでに、娘たちの帰国後の買い物等で出た不要な段ボール箱が溜まっていたので、それを回収してマイカーに乗せ、我が家の近くの清掃局に持参した。
 我々の団地は、業者に古紙回収を依頼  我々のところはかなりの大規模団地で、全体で600所帯もあり、大量の古紙が出るので業者も十分採算が合うのだろう  しているが、娘宅の地域は、特定の日に集荷されるんだろうが、今回、帰国に伴って多くの段ボール箱が溜まってしまったので、私たちが処分してやることになった。車のトランクだけには収まりきれず、後部座席にまで積むことになった。
 帰路に清掃局に立ち寄ると、  ここで大型ゴミ等を回収しているとはこれまで知らなかったが  ひっきりなしに、段ボール箱や不要になった電化製品などの特定のゴミを住民が車で持ち込んでいた。 

(23.5.16.火)晴れ
 今日は、いつものとおり、ヨメさんはエル・スポーツのスイミング・スクールに行ったが、私の方はいつもと異なって、録画溜めしたビデオの鑑賞ではなく、車で京都駅前のヨドバシカメラに行ってきた。
 現在、企てている「ゴルフで日本一周」に向けての必要なグッヅを買うために、同じ建物内にある『石井スポーツ』に行ってきた。
 今はキャンンプ・ブームということもあってか、平日にもかかわらず店内には結構な数のお客さんがいた。ヨドバシカメラは、他の売り場は外国人観光客がたくさんうろついているが、この『石井スポーツ』はさすがに外国人はひとりも見かけなかった。
 なにより驚いたのは、キャンプ用グッヅや登山用品の値段、なんでこんなに高いの?というのが第一印象。ニトリやユニクロや無印良品で十分間に合うような、衣類や日用品などがびっくりするような値段で売られている。先日、ニトリでステンレスのマグカップを買ったが、この『石井スポーツ』では、その5倍くらいの値段がついていた。何が違うんやろ?ブランド・イメージだけとちゃうんかいな。
 まあ、私が企画している「ゴルフで日本一周」では、一つの地域を、例えば四国方面ならその地域を一週間程度で回って帰宅し、しばらくは日常の生活を送ってから、また次は別の地域にに出かけるというもの  なんせ「病気のデパート」状態なので、戻ってきて病院に通わなければならない。こんな感じで、月に一回程度、各地域を周ろうと思っている。
 旅行中に、最初はビジネスホテルなどの安価な宿を利用するつもりでいたが、雑誌などを読んでいると、キャンプブームと併せてオート・キャンプや「車中泊」が流行っているようだ。そして、今回、買い換えたゴルフ7・ヴァリアントの後席が、レバー一つで簡単に倒すことができ、そうするとラゲッジ・スペースの縦長が190cmにもなるので、車中泊にも十分の広さになる。
 ということで、「ゴルフで日本一周」を、メインは車中泊で実行することにした。本来なら、ヨメさんも同行すればいいんだが、  この場合はもちろん車中泊はやめてホテル等を利用  極度のビビリで、ドライヴで周ること自体に拒否反応を示しているので、私一人で周ることにした次第。

(23.5.17.水)晴れ
 今日は、宝池自動車教習所で、免許更新に先立つ高齢者講習を受講してきた。
 座学(ビデオ視聴)と視力検査と実地教習を合わせて2時間の講習。最初に30分ほど高齢者の自動車事故に関するビデオを観て、そのあとで視力検査があった。今回の視力検査は、単なる視力だけではなく、視野の広さや動体視力、さらには夜間を想定した暗がりの中での視力などの検査が行われた。視力に関しては、この頃、遠くが見えづらい感じがしていたので、少し懸念していた。視野や動体視力はどうもなかったが、案の定、視力そのものは免許更新基準ギリギリの両眼で0.7しかなかった。また、夜間視力も、視力そのものが低下していることもあって、あまり成績は良くなかった。
 今日講習では受講証明書が発行されるが、それによって免許更新時の座学(ビデオ視聴)が免除されるだけで、今日の視力検査などの結果が、免許更新の可否に何らかの影響があるものではない。免許更新の際には、再度、視力測定があるので、メガネを作り直しておかなければならない。
 最近、若い人たちが免許を取らなくなってきているという話をよく聞く。そのことによる受講者の減少を考えると、この改正道交法に基づく「高齢者講習」という制度  受講料が7千円近い  なんのことはない、高齢者の免許更新にかこつけて、警察官OBの再就職先の一つである自動車教習所の業務量の減少を食い止めるためのものではないのか、と疑問をもってしまう。高い受講料を払わされて、この高齢者講習の実際の効力としては、免許更新時の座学(ビデオ視聴)が免除されるだけ。まさに、国家公務員の天下り先のポスト(民間企業の業務関係の外部団体・協会などの不必要な組織の役職)や業務量(許認可業務等で不必要と思われるような業務が多々ある)を維持して退職後の再就職先を維持・確保する、という典型的なパターンではないのか。
 実際に検索サイトに「自動車教習所」「警察官OB」と二つのキーワードを入れると、その疑いの根拠となる事実が明らかになる。

(23.5.18.木)晴れ
 今日は、大阪のフォルクスワーゲン枚方まで車で行ってきた。
 5月4日に1ヶ月点検の際に確認された、ナビ内部のハンダ部分の不具合の修理ができてきたとの連絡があった。取り外してあったナビの内部部分の修理が終わってメーカーから返却されたので、車で行ってナビ内部部分を取り付けてもらうことになる。
 不具合が見つかってからちょうど2週間になるが、その間、ナビをはじめとする電装関係のアイテムが使えず、バックカメラ・モニターも警告音が鳴るだけで、映像がまったく映らなかったため、結構、不便をかこっていた。
 枚方まで行くのに、iPhoneのナビに従って走ったので、今回もまわり道をしてしまった。これまでもよく通っている、九条通りの東寺のところから1号線に出るルート、ナビをオンにして鴨川東岸線を走ると、いつも第二京阪道路の鴨川東ICに誘導されてしまう。高速のランプに入らないように回避すると、その近辺をウロウロすることになって回り道をしてしまう。「雀百まで踊り忘れず」というが、幼少の頃からの「方向オンチ」はいくつになっても治らないもんだ。
 さすがに今日は、西へ向かって走っている道路の途中で1号線への案内表示を見つけ、ナビがさかんに「その先を左折」とか「その先を右折」とかアナウンスしていたが、それに惑わされずに1号線に出るまで走り続けた。なんとか1号線の見覚えのある景観の辺りに出てきて、それからは1号線をひたすら枚方まで走り続け、目的地のフォルクスワーゲン枚方にたどり着いた。
 ナビの内部を付け直す間に、近くの国道1号線沿いのラーメン店で昼食。そのあと、先日ドイツから帰国したムコさんが、車を買いなおしたいといっていたので、展示してある中古車  ゴルフ・トゥーランを中心に  見て回った。娘の話によると、私のゴルフ・ヴァリアントを見てから、新車を買わなくても中古車で十分だと思うようになったらしい。
 そうこうしているうちに、車のナビの修理が終わった。営業担当の人から、修理した内容について説明を受けたが、ついでにコンソールボックスのシャッターに引っ掛かりがあるので見てもらったら、シャッターの収納部が壊れているようなので取り替えるとのこと。しかし、このコンソール部分全体が一体成形になっているので、周辺部も含めて全体を取り替えなければならないらしい。シャッターの収納部の辺りをチョットいじったら直りそうに思ったが、結構、たいそうな修理・交換になるので迷ってしまう。おまけに、このことをヨメさんや娘に言ったら、「またかいな、一月も経ってへんのに、ほんまに欠陥車をつかまされたんとちゃうの」と言われそうだし・・・・・・
 帰路は、1号線をまっすぐに京都まで帰ってきて、東寺で右折して、九条通りから鴨川東岸線に続く川端通りを経て帰宅した。

【今日の読書378※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字
A-43『明治大正史 上』
B-49『生物の世界』
B-48『量子革命』
F-84『あの本は読まれているか』
G-14『失われた時を求めて14』
H-5『自省録』
L-8『それから』
コメント:引き続いて、今西錦司のB-49『生物の世界』からの抜粋となるが、今回も第四章「社会について」から印象に残った箇所を抜粋した。
p.88-89「生物に元来個体保存的現状維持的な傾向があることを認めるならば、生物がいたずらな摩擦をさけ、衝突を嫌って、摩擦や衝突の起こらぬ平衡状態を求める結果が、必然的に同種の個体の集まりをつくらせたとも考えられる。したがってとくにお互いが誘引し合うことを仮定しなくとも、同種の個体が集まっているのは、その共同生活のうちに彼らのもっとも安定し、したがって保証された生活が見出されるからである。そこにいわば彼らの世界というものがつくられるからである。そうすればその世界がとりも直さず種というものの世界であり、そこで営まれる生活がすなわち種の生活ということにもなるであろう。それは構造的には個体の生活の場の連続とも見なし得られるが、そこで個体が生まれ、そこで生活し、そして死んで行く種の世界はもちろん単なる構造の世界ではなくて、持続的に生成発展して行く空間的即時間的、構造的即機能的な世界の一環をなす体系でなければならない。そしていまもし生物の世界に社会あるいは社会生活という言葉をあてはめるとするならば、私は何をおいてもまずこうした種の世界なり、同種の個体の共同生活なりに、それを持って行くべきだと考える。共同生活といったのは、かならずしも意識的な積極的な協力を意味しているわけではないが、同種の個体が交互作用的に働き合う結果、そこに持続的な一種の平衡状態がつくられ、しかもその状態の中にあるのでなかったならばもはや個々の個体はその生存が保証され難いというにおいては、同種の個体の集まりは単なる集まりではなくて共同生活なのである。」
p.89-90「社会という場合にひとはしばしば集団現象を想像するが、広義に解した社会というのはいま述べたように、その中でその社会の構成員が生活する一つの共同体的な生活の場である。生物学的にいえばその中で個体が繁殖もし、営養もとり得るものでなければならない。社会現象としてわれわれに認められる個体相互間の関係が、空間的に集結しているかそれとも疎開しているかということは、現象学的に社会の類型を別つ特徴とはなっても、それ自身によって社会であるや否やを決定すべき準拠とはなり難いものである。もしも生物が繁殖だけを行って営養をかえりみなくてもすむものであったとしたら、あらゆる生物は集結していた方がいいのであるかもしれない。繁殖ということは元来生物存立の時間的な一面の現われとも見なすことができる。営養といえどもやはり個体維持という意味では時間的な一面から切り離すことができないものではあるが、営養ということが問題になるに及んではじめて生物は空間的にも積極化してくるのである。動物と植物が別れたのも、またその動物や植物にいろいろな生活系のものが生じるようになったのも、たいていはこれ営養に関する問題からであった。実際どの生物の身体をとってみても営養に関した器官の方が繁殖に関した器官よりも大きい部分を占めているし、どの生物の一生を考えてみても、営養のために費す時間の方が繁殖のために費している時間よりも多いのである。」

今日の映画378】※データは『映画.COM』のサイト等から入手
邦題:『スティルウォーター(Amazon Prime Videoで視聴)
原題:Stillwater
製作年:2021年
製作国:アメリカ
監督:トム・マッカーシー
出演:マット・デイモン/カミーユ・コッタン/アビゲイル・ブレスリン/リル・シャウバウ
ストーリー:米オクラホマ州スティルウォーターから言葉も通じない異国の地へ単身渡った肉体労働者のビル(マット・デイモン)の娘アリソン(アビゲイル・ブレスリン)は留学先のフランスでルームメイトを殺害した容疑で有罪となり、すでに5年も収監されていた。やがてビルは獄中で無実を訴える娘のため、自ら真犯人を捜すことを決意する。しかし言葉も分からない異国の地での捜索は困難を極めることに。そんな中、偶然出会った地元のシングルマザー(カミーユ・コッタン)とその娘に助けられ、母子と心を通わせていくビルだったが・・・
コメント:評価は5点満点で、映画.COMは3.6、TSUTAYAは3.03、Filmarksは3.7で、私の評価は3.5とした。
 マット・デイモンが主演のサスペンス・スリラーだが、最後に一捻りがある。
 最近は、Amazon Prime Videoでエンタメ系の作品ばかり見ていたが、マット・デイモン主演ということで、久しぶりに中身の充実した作品を観た感じ。やはり映画も小説と同じように、「純文学」系と「大衆小説」に通ずる「エンタメ」系の両者があるようだ。どこがどう違うのかというのは、それこそ「純文学と大衆文学」論争は、これまでも延々と論じられてきたテーマだが、数十年来にわたる論争も未だ結論は出ていない、というよりもそもそも結論が出る問題でもないんだろう。まあ、一番わかりやすいのは、『芥川賞』と『直木賞』という区分けかもしれない。いうまでもなく『芥川賞』=「純文学」で『直木賞』=「大衆小説」ということだが、それぞれの賞にぶら下がっている「雑誌」もその区分に対応して、純文学系では『文学界』『群像』『新潮』『すばる』『文藝』、大衆小説系では『オール讀物』『小説現代』『小説新潮』『小説すばる』『野性時代』が刊行されている。

【今日のジャズ378※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手
アーティスト:Charles Mingus
レーベル:Atlantic/ワーナーミュージックジャパン
録音年月日:1957.2.12/1957.3.13
曲名:@Haitian Fight Song/ABlue Cee/BReincarnation Of A Lovebird/CThe Clown/DPassions of a Man/ETonight At Noon
ミュージシャン:Charles Mingus (b)/Curtis Porter (as,ts)/Jimmy Knepper (tb)/Wade Legge (p)/Dannie Richmond (ds)
コメント:チャールズ・ミンガスはアトランティックに大傑作の」『直立猿人』を残している。その1年後に録音したこのアルバムも名盤と呼んでいい。黒人意識の高まりと決意を示した〈ハイチ人の戦闘の家〉で代表されるように、当時の彼は黒人差別に抗議するなど、政治的な姿勢を音楽に取り込んでいた。加えて、この作品ではチャーリー・パーカーにオマージュした〈ラヴ・バードの蘇生〉が聴きものになっている。(『レーベルで聴くジャズ名盤1374』から引用)
<YouTubeライブ映像>
  
posted by ポピー at 10:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 逃病日記