2020年06月27日

閑話休題8(リニア・トンネル工事の大井川水系への影響)

 リニアのトンネル工事の影響で、大井川水系へ影響が出ることを懸念して、静岡県知事が工事準備の着工に同意しなかった。英断だと思う。
 政府は財政投融資で3億円(3円オクんとちゃうでぇ〜)貸し付けたものの、JR東海の事業なので、国(政府)も沖縄の辺野古基埋め立てのようなゴリ押しはできないだろう。

 この事案の参考となるのが、少し前の話になるが、京都市地下鉄東西線の京都市街の地下水脈への影響だ。
 京都市街地は東西側と北側が山々に囲まれ、南側だけが大阪へ通じる平地となっているが、加えて、北から南に緩い勾配となっている(市街南端にある東寺の五重の塔のてっぺんの高さが市街北部の北山通りと高低差が同じ)。
 特に北側は、比叡・北山山系としてずっと山地が続いている。(鴨川の橋の上から眺める、遠近に重なった墨絵のような山々の景観は、京都を訪れた誰しもが記憶にとどめているだろう)。そのため、降った雨水は、鴨川などの多くの河川となるとともに地下水脈として京都市街の地下に蓄えられている。その水量は、京都市街の地下に琵琶湖があるようなものと喩えられていた。
 その豊富で清冷な地下水を使って、お茶、和菓子、豆腐、京懐石料理、染物など、様々な京都の文化が、千年の都の地場産業として生み出されてきた。
 その地下水脈が、1997年に開業した地下鉄東西線の影響で、市街のど真ん中で横断されてしまった。東西線より南側では地下水が枯渇し、相当、深く掘り下げないと水が出なくなってしまい、上記の文化や地場産業などが多大な影響を被った。このことについては、NHKのドキュメンタリー番組などでも取り上げられていたと記憶する。

 恐らく、静岡県の南アルプスを貫くトンネル工事は、大川水系への影響のみならず、富士山の伏流水の地下水脈への影響も計り知れないものと思われる。

 リニアのトンネル工事に反対した川勝知事の英断に拍手を送りたい。今どき、珍しい、痛快な話だ。
 川勝知事は、以前、京都市にある、梅原猛氏が創設した国際日本文化センター(日文研)の教授を務めていたので、この京都市地下鉄東西線の地下水脈への影響の話を知っていたのではないか。

 そもそも、昨今のコロナ禍でリモートワークなどが進展しつつあり、事業の形態が根本的に変わりつつあるこの時代に、リニアで東西間を1時間で結ぶ意味はあるのだろうか。 

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2020年06月15日

高野川堤寸写2(2020.6.15)

 梅雨の晴れ間をぬって、久しぶりに高野川堤をウォーキングした。
 数日間続けて雨が降ったので、水量も多くなっていて、普段は渡れる亀石も水に被っている(あっ!写真を撮っといたらよかった・・・)。
 水量が減って中洲のようになっていたところにも背の高い雑草が生え、梅雨前は、コロナ禍の自粛で高野川堤も多くの人出があったが、暑さのせいもあるんだろう、さすがに人数は少ない。
 この前にウォーキングしてから一週間も経っていないが、草花の成長は、この雨降りもあってか、本当にあっという間という感じだ。
 最後の2枚の写真は、川沿いの家の方が川堤に花壇を作って栽培されていたもの。

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2020年06月14日

閑話休題7(スイングがなければ意味がない)

 最近、村上春樹関連の本を読んでいるが、先日、読了した小澤征爾との対談本『小澤さんと、音楽について話をする』や、いま読んでいる『意味がなければスイングはない』の影響で音楽への関心が再燃した。

 わたしの書斎(数年前にリフォームした際に4畳半の部屋の両側壁部の全面を天井まで作り付けの本棚仕様にした)では、これまでは、下にアップした「ウォークマン用のミニコンポ」を使っていた。コンテンツは、PCの「iTune」にCDから取り込んだ楽曲で、そのmp3フォルダをウォークマンにコピーして取り込んだもの。Jazzを中心にCD200枚分ぐらいは取り込んであった。
 ただ、CDからiTuneに取り込んだ楽曲をiPhoneやPCなどで楽しむだけならいいんだが、この「ウォークマン用のミニコンポ」で聴くためには、新たな曲を追加しようとするたびに、WindowsPCのエクスプローラーを開いてiTune内の追加曲のmp3フォルダをウォークマンにコピーしなければならない。
 また、辛抱強くマメに曲を追加しても、この「ウォークマン用のミニコンポ」の場合は、ここに取り込んだ曲しか聴くことができない。

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 戸外で音楽を聴くときは、同じように、旧式のiPodにPCからmp3フォルダの楽曲をコピーして使用していたが、最近、ワイヤレスのイヤホンを使うようになったので、iPodではなくスマホのiTuneから楽曲を聴くようにしていた。
 それで、なんらか方法で、iTuneから、直接、楽曲を流せるミニコンポがあるはずだと思ってとAmazonで探していたところ、iPhoneやPCの楽曲を流せるBluetooth対応の適当なミニコンポ(Panasonic SC-HC400K)が見つかった。現物を見たくなり近くのエディオンへ行ってみたら、同じ機種がAmazonより安価な値段で販売されていた。

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 この機種をほぼ購入することに決めていたが、BluetoothでiPhoneやPCから楽曲を流せるのならiTune以外にも使えるコンテンツがあるんじゃないかと調べて見た。当方、Amazonのprime会員で、映画などのビデオを無料で観ることができるので、結構、利用しているが、音楽についてもPrime Musicというのがあるらしい。さらに調べると、Amazon MusicでUnlimitedというサブスクリプションがあるとのこと。
 そもそも、今回の音楽への興味が再燃したきっかけとなった村上春樹の本に上がっている小澤征爾、大西順子、シダー・ウォルトン、スタン・ゲッツなどの楽曲について、これまでのように気に入った度にCDを買うのも不経済だし、かと言って、ウェブサイトからダウンロードするなんていうのもあまり馴染みがないし、と思っていたところ、このUnlimitedだと6,500万曲が定額で聴き放題とのことだった。ウェブサイトで調べると、Prime Musicだと200万曲でアルバムが数枚しか無料で聴くことができないが、Unlimitedだと月額780円でかなりのアルバムがカバーされている。最初の3ヶ月は無料のキャンペーンをしているとのことだったので、早速、加入してしまった。
 音楽を聴きながらの読書も、小説やエッセイだったら、それほど抵抗なく両立する。

 もうこうなると気持ちが早ってしまい、早速、エディオンへ行ってPanasonicのミニコンポ(SC-HC400K)を買ってしまった。ところが、レジのオネエさんの段取りが悪いのか、バックヤードに商品を取りに行ったが、なかなか商品が見つからないのか戻ってこない。ボッと待っているのも時間の無駄なので、近くのWiFiのコーナーにいる店員に、WiFiに関して尋ねていたところ、やっと、商品を持ってオネエさん戻ってきた。商品を受け取った後、話が途中になっていたWiFiのコーナーに席を移した。
 当方は、半年ぐらい前にSoftBank光に切り替えた。マンションタイプなので、外部から主回線を建物に引いて、各戸にはそれを分岐して繋がっているので、朝晩の利用が混雑する時間帯にはWiFiの電波が弱まるとのことだった。確かに、PCでストリーミングの映画などを観ていると、映像がフリーズすることがある。
 SoftBank Airなら、このような障害が生じないのではないかと店員に相談したところ、状態は改善するだろうとのことだったので、この話にも乗り気になってしまった。その対応してくれていた店員が、横に置いていたPanasonic SC-HC400Kの包みを見て、SoftBank Airを契約したら、このミニコンポも、ほぼ無料に近くなるとのこと。「ええ!どゆうこと?」サービスの一環なんだろうが、毎月支払っている料金が変わらずに、WiFiもサクサク繋がるようになり、おまけに購入したミニコンポが「ほぼ無料」になるんなら、この話に乗らない手はない。それで、早速、手続きをしていると、その店員が、今度は、スマホを買い替えない、かと言い出した。
 当方、スマホについては、結構、使用料が高額になっていたので、最近、ヨメさんのスマホも一緒に、SoftBankからYmobileに切り替えたばかり。その際、ヨメさんはAndroid端末からiPhone7に切り替え、当方は以前から使っていたiPhone6sを引き継いでいた。店員の説明では、オススメの機種はiPhoneSEで、利用料金もYmobileとそれほど変わらないとのことだった。iPhone6sについては、5年ほど経っているのでバッテリーの持ちが悪くなっていた。そのため、先日、バッテリーで交換したばかりだったのでやや迷ったが、ヨメさんに電話で確認をしたところ、「換えたらエエやん」と言ってくれたので、早速、手続きをしてしまった(ヨメさんはYmobileのまま)。

 Panasonic SC-HC400K、Amazon Music Unlimitedによる音楽環境の変更、SoftBank Air、iPhoneSEによる情報環境等の変更を一度にしてしまった。
 なんか、この歳になっても、新しいオモチャを買うとワクワクしてしまう。

 スイングがなければ意味がない!!

posted by ポピー at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | その他