2022年08月24日

読書リスト70(2022.8.24)

【読書リスト】を更新しました。
 今回、新規に取り上げた本は次の5冊。すでに、これまでの日々の『逃病日記』の【今日の読書】で取り上げている本もあり、その場合はコメントを少し手直しして再掲しています。
  @『夜のくもざる』村上春樹
  A『平成金融史』西野智彦
  B『小説の技巧』ディヴィッド・ロッジ 
    C『小林秀雄全集6/ドストエフスキイの生活』小林秀雄
  D『自由対談』中村文則
 @『夜のくもざる』は、村上春樹の「短編集」というか、村上氏自身が「あとがき」で「短い短編(というのも変な言い方だけれど、ほかに適当な呼称が思いつかないので)」と書かれているとおり、まあ言えば「小話集」といった感じの本(「小噺集」とすると落語になってしまうが・・・)。なんとも、ほのぼのとする安西水丸氏のイラストが一話ごとにテーマに合わせて、小さなカットとともに各二点ずつ添えられている。
 A『平成金融史』は、なかなか面白い本だ。まさに「 事実は小説よりも奇なり」で、80ページほどある「第1章 危機のとばくち」を一気に読んでしまった。1980年代後半の平成の始まりと伴にバブルがはじけた後の日本経済の動向を辿った書。日銀と大蔵省(当時)のせめぎ合いと責任の押し付け合いやその無策ぶりが、今日の「失われた30年」を招いたことが明らかにされる。あらゆる経済指標において「劣化する日本」が如実に示されているにもかかわらず、現在もなお無策なままで、最早、為すすべもなく沈没するしかないんだろうか、この国は。統一教会と自民党との関係やその後の政府・自民党の対応状況などを見ていると、そう思わざるを得ない。
 B『小説の技巧』は、ディヴィッド・ロッジ というイギリスの作家で英文学者の著作を、村上春樹氏のお友達の翻訳家柴田元幸氏他が翻訳した本。小説の様々な要素に関して、多くの英米小説をテキストとして、テーマに沿った文章を抜粋して具体的に分析、説明を加えていくという体裁で、かなり読み応えがある。
 C『小林秀雄全集6/ドストエフスキイの生活』は、  前回の『小林秀雄全集5/文藝批評の行方』は、軽い短い評論文が多かったが、  「ドストエフスキイの生活」やサント・ブーブの『我が毒』の翻訳なども所収されているかなりヘビーな巻で、読み応えがありそう。サント・ブーブといえば、プルーストの『失われた時を求めて』の訳注でもよく名前が出てくるが、フランスの近代批評の確立者といわれているが、小林秀雄と立ち位置や趣向が似ているようにも思う。
 D『自由対談』は、対談相手が幅広く、「文学」「映画・音楽」「社会問題・テクノロジー」の三つジャンルに分かれ、「文学」では、高橋源一郎、大江健三郎、古井由吉、亀井郁夫他、「映画・音楽」では、桃井香織、綾野剛、あいみょん他、「社会問題・テクノロジー」では白井聡、姜尚中、津田大介他と多士済々。しかも450ページで二段組と三段組が混在し、内容的に結構なボリュームで読み応えがある。

◎ リストの書名の表示について 
1)アンダーラインの書名は今回新たにリストアップした本
2)太字の書名は現在読書中の本
3)イタリック体で太字の書名は読むのを中断した本
※ 特に表示のない書名は、既に読み終えた本を表す。なお、稀に、新規に読み始めたが、タイムラグで新たにリストアップするまでに読み終えてしまった本がある。その場合は、普通字体の書名にアンダーラインを付してある。
 また、書名の頭の◯数字は、次のとおり、カテゴリー分けを表すが、区分はそれほど厳密なものではなく、今後、変わることもある。
 @ 吉本隆明の著作
 A 経済学関係の著作
 B 自然科学関係書籍(キーワードは意識/脳/生命/遺伝子/宇宙/素粒子)
 C 小林秀雄の著作
 D 小林秀雄・吉本隆明関係の著作
 E 実録・エッセイ等
 F 小説一般
 G プルースト『失われた時を求めて』
 H 聖書・古典関係
 I 書店の平積みや書籍広告などで興味を持った本(ジャンルは問わない)
 J 病院などでの待ち時間に読む本(日記類など細切れ読書に適した本)
 K 特定ジャンルのツンドク書籍(現在は小説・物語に関するもの)
 L Kindle端末

◎ 読書リスト70(2022.8.24)
@-1-15は『読書リストF』を参照
 -16『吉本隆明×吉本ばなな』吉本隆明・吉本ばなな/ロッキング・オン 1997.2.15
 -17『老いの超え方』吉本隆明/朝日新聞社 2006.5.30
 -18『悪人正機』吉本隆明 糸井重里/朝日出版社 2001.6.5
 -19『老の流儀』吉本隆明/NHK出版 2002.6.25
 -20『吉本隆明 最後の贈りもの』吉本隆明/潮出版社 2015.4.20
 -21『吉本隆明代表詩選』高橋源一郎 瀬尾育生 三浦雅士/思潮社 2004.4.25
 -22『 詩歌の呼び声 岡井隆論集』吉本隆明/ 論創社 2021.8.10
A-1-30は『読書リストF』を参照
 -31『二十一世紀の資本主義論』岩井克人/ちくま学芸文庫 2006.7.10
 -32『貨幣論』岩井克人/ちくま学芸文庫 1998.3.10
 -33『経済学を学ぶ』岩田喜久男/ちくま新書 1994.9.20
 -34『景気ってなんだろう』岩田喜久男/ちくまプリマー新書 2008.10.10
 -35『マクロ経済学を学ぶ』岩田喜久男/ちくま新書 1996.4.20
 -36『日本経済を学ぶ』岩田喜久男/ちくま新書 2005.1.10
 -37『デフレと超円高』岩田喜久男/現代新書 2010.2.20
 -38『平成経済20年史』紺谷典子/幻冬舎新書 2008.11.30
 -39『バブル経済事件の深層』村山治/奥山俊宏/岩波新書 2019.4.19
 -40『平成金融史』西野智彦/中公新書 2019.4.25
B-1-35は『読書リストF』を参照
 -36『宇宙を織りなすもの 下』B.グリーン/草思社文庫 2016.10.10
 -37『生命海流』福岡伸一/朝日出版社 2021.6.12
 -38『種の起原 上』C.ダーウィン/岩波文庫 1990.2.16
 -39『種の起原 上』C.ダーウィン/光文社古典新訳文庫 2009.9.20
 -40『宇宙創成 上』S.シン/新潮文庫 2009.2.1
 -41『種の起原 下』C.ダーウィン/光文社古典新訳文庫 2009.12.20
 -42『宇宙創成 下』S.シン/新潮文庫 2009.2.1
 -43『数式を使わない物理学入門』猪木正文/角川文庫 2020.5.25
 -44『ダーウィンを超えて』今西錦司/吉本隆明/朝日出版社 1978.12.10
 -45『イヴの七人の娘たち』ブライアン・サイクス/河出文庫 2020.2.10
C-1『小林秀雄全作品1/様々なる意匠』小林秀雄/新潮社 2000.9.20
   -2『小林秀雄全作品2/ランボウ詩集』小林秀雄/新潮社 2002.11.1
   -3『小林秀雄全作品3/おふえりあ遺文』小林秀雄/新潮社 2002.12.1
 -4『小林秀雄全集2/Xへの手紙』小林秀雄/新潮社 2001.5.1
   -5『小林秀雄全集3/私小説論』小林秀雄/新潮社 2001.12.10
   -6『小林秀雄全集4/作家の顔』小林秀雄/新潮社 2001.8.1
 -7『小林秀雄全集5/文藝批評の行方』小林秀雄/新潮社 2002.2.1
   -8『小林秀雄全集6/ドストエフスキイの生活』小林秀雄/新潮社 2001.7.1
D-1『この人を見よ』小林秀雄全集編集室/新潮文庫 2015.1.1
   -2『小林秀雄対話集』小林秀雄/講談社 1966.8.10
   -3『小林秀雄の思い出』郡司勝義/文春学藝ライブラリー 2014.6.20
   -4『わが小林秀雄ノート 向日性の時代』郡司勝義/未知谷 2000.2.20
   -5『わが小林秀雄ノート2 批評の出現』郡司勝義/未知谷 2000.9.20
 -6『わが小林秀雄ノート3 歴史の探求』郡司勝義/未知谷 2001.3.25
   -7『吉本隆明がぼくたちに遺したもの』加藤×高橋/岩波書店 2013.5.9
   -8『吉本隆明のDNA』姜尚中 他/朝日新聞出版 2009.7.30
   -9『わが小林秀雄』河上徹太郎/昭和出版 1978.6.1 
 -10『《論考》小林秀雄 増補版』中村光夫/筑摩書房 1983.7.20
 -11『吉本隆明をよむ日』岡井隆/思潮社 2002.2.1
E-1-15は『読書リストF』を参照
 -16『成城だよりU』大岡昇平/中公文庫 2019.9.25
 -17『トルーマン・カポーティ 上』G.プリンプトン/新潮文庫 2006.8.1
 -18『トルーマン・カポーティ 下』G.プリンプトン/新潮文庫 2006.8.1
 -19『成城だよりV』大岡昇平/中公文庫 2019.10.25
 -20『犬は吠えるT ローカル・カラー 他』T.カポーティ/ハヤカワ文庫 2006.9.10
 -21『犬は吠えるU 詩神の声聞こゆ』T.カポーティ/ハヤカワ文庫 2006.9.10
 -22『二つの同時代史』大岡昇平/埴谷雄高/岩波現代文庫 2009.12.16
 -23『自由対談』中村文則/河出書房新社 2022.7.20
F-1-65は『読書リストF』を参照
 -66『スプートニクの恋人』村上春樹/講談社文庫 2001.4.15
 -67『海辺のカフカ 上』村上春樹/新潮文庫 2005.3.1
 -68『海辺のカフカ 下』村上春樹/新潮文庫 2005.3.1
 -69『アフターダーク』村上春樹/講談社文庫 2006.9.15
 -70『女のいない男たち』村上春樹/文春文庫 2016.10.10
 -71『パン屋再襲撃』村上春樹/文春文庫 2011.3.11
 -72『悪人』吉田修一/朝日文庫 2018.7.30
 -73『君たちはしかし再び来い』山下澄人/文藝春秋 2022.4.10
 -74『冷血』T.カポーティ/新潮文庫 2006.7.1
 -75『TVピープル』村上春樹/文春文庫 1993.5.8
 -76『夜のくもざる』村上春樹/新潮文庫 1995.3.1
G-1-5は『読書リストF』を参照
   -6『失われた時を求めて6』プルースト/岩波文庫 2013.11.15
   -7『失われた時を求めて7』プルースト/岩波文庫 2014.6.17
 -8『失われた時を求めて8』プルースト/岩波文庫 2015.5.15
   -9『失われた時を求めて9』プルースト/岩波文庫 2015.11.17
 -10『失われた時を求めて10』プルースト/岩波文庫 2016.9.16
 -11『失われた時を求めて11』プルースト/岩波文庫 2017.5.16
 -12『失われた時を求めて12』プルースト/岩波文庫 2018.5.16
H-1『新約聖書U』佐藤優 訳・解説/文春新書 2010.11.20
   -2『旧約聖書』中沢洽樹/中公クラシックス 2004.11.10
   -3『パンセT』パスカル/中公クラシックス 2001.8.25
   -4『パンセU』パスカル/中公クラシックス 2001.9.25
I-1-30は『読書リストF』を参照
 -31『我が詩的自伝』吉増剛造/講談社現代新書 2016.4.20
 -32『あの胸が岬のように遠かった』永田和宏/新潮社 2022.3.25
 -33『歌に私は泣くだろう』永田和宏/新潮文庫 2015.1.1
 -34『評伝・河野裕子』永田淳/白水社 2015.8.5
J-1『戦中派虫けら日記』山田風太郎/ちくま文庫 1998.6.24
   -2『戦中派不戦日記』山田風太郎/講談社文庫 1985.8.15
   -3『戦中派焼け跡日記』山田風太郎/小学館文庫 2011.8.10
   -4『戦中派闇市日記』山田風太郎/小学館文庫 2012.8.8
 -5『戦中派動乱日記』山田風太郎/小学館文庫 2013.8.7
 -6『戦中派復興日記』山田風太郎/小学館文庫 2014.8.10
   -7『池波正太郎の銀座日記』池波正太郎/新潮文庫 1991.3.25
K-1-10は『読書リストF』を参照
 -11『小説家になる!』中条省平/ちくま新書 2006.11.10
 -12『創作の極意と掟』筒井康隆/講談社文庫 2017.7.14
 -13『パムクの文学講義』オルハン・パムク/岩波書店 2021.8.5
 -14『この30年の小説、ぜんぶ』高橋(源)/斎藤(美)/河出新書 2021.12.30
 -15『読書実録』保坂和志/河出書房新社 2019.9.20
 -16『現代小説の方法』中上健次/作品社 2007.2.25
 -17『小説的思考のススメ』阿部公彦/東大出版会 2012.3.21
 -18『東大で文学を学ぶ』辻原登/朝日新聞出版 2014.6.25
 -19『サスペンス小説の書き方』P.ハイスミス/フィルムアート 2022.2.25
 -20『小説の技巧』ディヴィッド・ロッジ/白水社 1997.6.15
L-1『断腸亭日乗』永井荷風/(底本) 岩波書店 1993.6.258
   -2『あめりか物語』永井荷風/グーテンベルク21 2012.7.25
   -3『ふらんす物語』永井荷風/グーテンベルク21 2012.3.25
   -4『吾輩は猫である』夏目漱石/(底本) 全集1/ちくま文庫 1987.9.29
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2022年07月29日

読書リスト69(2022.7.29)

【読書リスト】を更新しました。
 今回、新規に取り上げた本は次の5冊。すでに、これまでの日々の『逃病日記』の【今日の読書】で取り上げている本もあり、その場合はコメントを少し手直しして再掲しています。
  @『二つの同時代史』大岡昇平/埴谷雄高
  A『冷血』T.カポーティ
  B『イヴの七人の娘たち』ブライアン・サイクス
    C『 詩歌の呼び声 岡井隆論集』吉本隆明
  D『TVピープル』村上春樹
 @〜Bは、入院中に病床で読もうと思って選んだ本。前回の4年半前の入院の時は安静が基本だったが、整形外科の入院では、リハビリやCPM(医療機器による膝関節の曲げ伸ばし)など、結構、活動的な生活なので、なかなか落ち着かない。それと、朝日新聞の別刷『GLIBE』が1年分ほど未読で溜まっていたので、それを読んでいたこともあり、3冊各々、結局、半分ぐらいずつしか読めなかった。
 @『二つの同時代史』は、大岡昇平と埴谷雄高の対談集。一度読んだ本だが、大岡昇平の『成城だよりT〜V』を読んで、また読みたくなった。「聞き語り戦後文学史」といった性格の本だが、お二人にしか知らないような逸話や裏話が満載で貴重な本だと言える。
 A『冷血』も、再読の本。以前読んだ文庫本を入院中に読もうと思ったが、あまりにも活字が小さく、病床は照明環境も良くないだろうから、大垣書店に立ち寄ったときに、最新の版に買い替えた。訳者も変更されていて、活字が大きくなっていることもあって50ページほどページ数が多いが、丈夫で薄い紙質なんだろう、厚みが 旧版のものより薄い。
 T.カポーティは、本作で「ノンフィクション・ノベル」というものを生み出したと言われているが、二人の犯人の詳細な心理描写など、明らに「ノンフィクション」とは異質のもので、「創作」と言える。ただ、この作品以降、T.カポーティは、初期の作品に見られるような、瑞々しい感性や文体を取り戻すことができなかったと言われ、作品らしい作品を残していない。
 B『イヴの七人の娘たち』は、遺伝を司るミトコンドリアDNAが女性を通じてしか伝わらないために、ヨーロッパ人の系統を辿ると、結局、始祖となる七人の女性に行き着くというストーリーを根幹に据え、人類史の初源を探る読み物。
 C『 詩歌の呼び声 岡井隆論集』は、以前、取り上げた岡井隆のD-11『吉本隆明をよむ日』と対をなすような性格の本。両方に所収されている吉本隆明と岡井隆の二つの対談がダブっていて、まあ、“サギ”とは言わんが「ええ商売しとる」という感じ。両著作の発刊年が20年ほど空いていて、貴重な対談でもあるので、まあ、許しておこう。
 D『TVピープル』は、村上春樹の短編集。長編はすべて読み終えたので、現在、短編集を読み進めている。

◎ リストの書名の表示について 
1)アンダーラインの書名は今回新たにリストアップした本
2)太字の書名は現在読書中の本
3)イタリック体で太字の書名は読むのを中断した本
※ 特に表示のない書名は、既に読み終えた本を表す。なお、稀に、新規に読み始めたが、タイムラグで新たにリストアップするまでに読み終えてしまった本がある。その場合は、普通字体の書名にアンダーラインを付してある。
 また、書名の頭の◯数字は、次のとおり、カテゴリー分けを表すが、区分はそれほど厳密なものではなく、今後、変わることもある。
 @ 吉本隆明の著作
 A 経済学関係の著作
 B 自然科学関係書籍(キーワードは意識/脳/生命/遺伝子/宇宙/素粒子)
 C 小林秀雄の著作
 D 小林秀雄・吉本隆明関係の著作
 E 実録・エッセイ等
 F 小説一般
 G プルースト『失われた時を求めて』
 H 聖書・古典関係
 I 書店の平積みや書籍広告などで興味を持った本(ジャンルは問わない)
 J 病院などでの待ち時間に読む本(日記類など細切れ読書に適した本)
 K 特定ジャンルのツンドク書籍(現在は小説・物語に関するもの)
 L Kindle端末

◎ 読書リスト69(2022.7.29)
@-1-15は『読書リストF』を参照
 -16『吉本隆明×吉本ばなな』吉本隆明・吉本ばなな/ロッキング・オン 1997.2.15
 -17『老いの超え方』吉本隆明/朝日新聞社 2006.5.30
 -18『悪人正機』吉本隆明 糸井重里/朝日出版社 2001.6.5
 -19『老の流儀』吉本隆明/NHK出版 2002.6.25
 -20『吉本隆明 最後の贈りもの』吉本隆明/潮出版社 2015.4.20
 -21『吉本隆明代表詩選』高橋源一郎 瀬尾育生 三浦雅士/思潮社 2004.4.25
 -22『 詩歌の呼び声 岡井隆論集』吉本隆明/ 論創社 2021.8.10
A-1-30は『読書リストF』を参照
 -31『二十一世紀の資本主義論』岩井克人/ちくま学芸文庫 2006.7.10
 -32『貨幣論』岩井克人/ちくま学芸文庫 1998.3.10
 -33『経済学を学ぶ』岩田喜久男/ちくま新書 1994.9.20
 -34『景気ってなんだろう』岩田喜久男/ちくまプリマー新書 2008.10.10
 -35『マクロ経済学を学ぶ』岩田喜久男/ちくま新書 1996.4.20
 -36『日本経済を学ぶ』岩田喜久男/ちくま新書 2005.1.10
 -37『デフレと超円高』岩田喜久男/現代新書 2010.2.20
 -38『平成経済20年史』紺谷典子/幻冬舎新書 2008.11.30
 -39『バブル経済事件の深層』村山治/奥山俊宏/岩波新書 2019.4.19
B-1-35は『読書リストF』を参照
 -36『宇宙を織りなすもの 下』B.グリーン/草思社文庫 2016.10.10
 -37『生命海流』福岡伸一/朝日出版社 2021.6.12
 -38『種の起原 上』C.ダーウィン/岩波文庫 1990.2.16
 -39『種の起原 上』C.ダーウィン/光文社古典新訳文庫 2009.9.20
 -40『宇宙創成 上』S.シン/新潮文庫 2009.2.1
 -41『種の起原 下』C.ダーウィン/光文社古典新訳文庫 2009.12.20
 -42『宇宙創成 下』S.シン/新潮文庫 2009.2.1
 -43『数式を使わない物理学入門』猪木正文/角川文庫 2020.5.25
 -44『ダーウィンを超えて』今西錦司/吉本隆明/朝日出版社 1978.12.10
 -45『イヴの七人の娘たち』ブライアン・サイクス/河出文庫 2020.2.10
C-1『小林秀雄全作品1/様々なる意匠』小林秀雄/新潮社 2000.9.20
   -2『小林秀雄全作品2/ランボウ詩集』小林秀雄/新潮社 2002.11.1
   -3『小林秀雄全作品3/おふえりあ遺文』小林秀雄/新潮社 2002.12.1
 -4『小林秀雄全集2/Xへの手紙』小林秀雄/新潮社 2001.5.1
   -5『小林秀雄全集3/私小説論』小林秀雄/新潮社 2001.12.10
   -6『小林秀雄全集4/作家の顔』小林秀雄/新潮社 2001.8.1
 -7『小林秀雄全集5/文藝批評の行方』小林秀雄/新潮社 2002.2.1
D-1『この人を見よ』小林秀雄全集編集室/新潮文庫 2015.1.1
   -2『小林秀雄対話集』小林秀雄/講談社 1966.8.10
   -3『小林秀雄の思い出』郡司勝義/文春学藝ライブラリー 2014.6.20
   -4『わが小林秀雄ノート 向日性の時代』郡司勝義/未知谷 2000.2.20
   -5『わが小林秀雄ノート2 批評の出現』郡司勝義/未知谷 2000.9.20
 -6『わが小林秀雄ノート3 歴史の探求』郡司勝義/未知谷 2001.3.25
   -7『吉本隆明がぼくたちに遺したもの』加藤×高橋/岩波書店 2013.5.9
   -8『吉本隆明のDNA』姜尚中 他/朝日新聞出版 2009.7.30
   -9『わが小林秀雄』河上徹太郎/昭和出版 1978.6.1 
 -10『《論考》小林秀雄 増補版』中村光夫/筑摩書房 1983.7.20
 -11『吉本隆明をよむ日』岡井隆/思潮社 2002.2.1
E-1-15は『読書リストF』を参照
 -16『成城だよりU』大岡昇平/中公文庫 2019.9.25
 -17『トルーマン・カポーティ 上』G.プリンプトン/新潮文庫 2006.8.1
 -18『トルーマン・カポーティ 下』G.プリンプトン/新潮文庫 2006.8.1
 -19『成城だよりV』大岡昇平/中公文庫 2019.10.25
 -20『犬は吠えるT ローカル・カラー 他』T.カポーティ/ハヤカワ文庫 2006.9.10
 -21『犬は吠えるU 詩神の声聞こゆ』T.カポーティ/ハヤカワ文庫 2006.9.10
 -22『二つの同時代史』大岡昇平/埴谷雄高/岩波現代文庫 2009.12.16
F-1-65は『読書リストF』を参照
 -66『スプートニクの恋人』村上春樹/講談社文庫 2001.4.15
 -67『海辺のカフカ 上』村上春樹/新潮文庫 2005.3.1
 -68『海辺のカフカ 下』村上春樹/新潮文庫 2005.3.1
 -69『アフターダーク』村上春樹/講談社文庫 2006.9.15
 -70『女のいない男たち』村上春樹/文春文庫 2016.10.10
 -71『パン屋再襲撃』村上春樹/文春文庫 2011.3.11
 -72『悪人』吉田修一/朝日文庫 2018.7.30
 -73『君たちはしかし再び来い』山下澄人/文藝春秋 2022.4.10
 -74『冷血』T.カポーティ/新潮文庫 2006.7.1
 -75『TVピープル』村上春樹/文春文庫 1993.5.8
G-1-5は『読書リストF』を参照
   -6『失われた時を求めて6』プルースト/岩波文庫 2013.11.15
   -7『失われた時を求めて7』プルースト/岩波文庫 2014.6.17
 -8『失われた時を求めて8』プルースト/岩波文庫 2015.5.15
   -9『失われた時を求めて9』プルースト/岩波文庫 2015.11.17
 -10『失われた時を求めて10』プルースト/岩波文庫 2016.9.16
 -11『失われた時を求めて11』プルースト/岩波文庫 2017.5.16
 -12『失われた時を求めて12』プルースト/岩波文庫 2018.5.16
H-1『新約聖書U』佐藤優 訳・解説/文春新書 2010.11.20
   -2『旧約聖書』中沢洽樹/中公クラシックス 2004.11.10
   -3『パンセT』パスカル/中公クラシックス 2001.8.25
   -4『パンセU』パスカル/中公クラシックス 2001.9.25
I-1-30は『読書リストF』を参照
 -31『我が詩的自伝』吉増剛造/講談社現代新書 2016.4.20
 -32『あの胸が岬のように遠かった』永田和宏/新潮社 2022.3.25
 -33『歌に私は泣くだろう』永田和宏/新潮文庫 2015.1.1
 -34『評伝・河野裕子』永田淳/白水社 2015.8.5
J-1『戦中派虫けら日記』山田風太郎/ちくま文庫 1998.6.24
   -2『戦中派不戦日記』山田風太郎/講談社文庫 1985.8.15
   -3『戦中派焼け跡日記』山田風太郎/小学館文庫 2011.8.10
   -4『戦中派闇市日記』山田風太郎/小学館文庫 2012.8.8
 -5『戦中派動乱日記』山田風太郎/小学館文庫 2013.8.7
 -6『戦中派復興日記』山田風太郎/小学館文庫 2014.8.10
   -7『池波正太郎の銀座日記』池波正太郎/新潮文庫 1991.3.25
K-1-10は『読書リストF』を参照
 -11『小説家になる!』中条省平/ちくま新書 2006.11.10
 -12『創作の極意と掟』筒井康隆/講談社文庫 2017.7.14
 -13『パムクの文学講義』オルハン・パムク/岩波書店 2021.8.5
 -14『この30年の小説、ぜんぶ』高橋(源)/斎藤(美)/河出新書 2021.12.30
 -15『読書実録』保坂和志/河出書房新社 2019.9.20
 -16『現代小説の方法』中上健次/作品社 2007.2.25
 -17『小説的思考のススメ』阿部公彦/東大出版会 2012.3.21
 -18『東大で文学を学ぶ』辻原登/朝日新聞出版 2014.6.25
 -19『サスペンス小説の書き方』P.ハイスミス/フィルムアート 2022.2.25
L-1『断腸亭日乗』永井荷風/(底本) 岩波書店 1993.6.258
   -2『あめりか物語』永井荷風/グーテンベルク21 2012.7.25
   -3『ふらんす物語』永井荷風/グーテンベルク21 2012.3.25
   -4『吾輩は猫である』夏目漱石/(底本) 全集1/ちくま文庫 1987.9.29
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2022年06月19日

読書リスト68(2022.6.19)

【読書リスト】を更新しました。
 今回、新規に取り上げた本は次の6冊。すでに、これまでの日々の『逃病日記』の【今日の読書】で取り上げている本もあり、その場合はコメントを少し手直しして再掲しています。
  @『東大で文学を学ぶ』辻原登
  A 『ダーウィンを超えて』今西錦司/吉本隆明
  B 『君たちはしかし再び来い』山下澄人
    C 『バブル経済事件の深層』村山治/奥山俊宏
  D 『サスペンス小説の書き方』P.ハイスミス
    E 『パンセU』パスカル
 @『東大で文学を学ぶ』は、今回、新規にアップしたが、タイムラグの関係で、すでに読み終えてしまったという珍しいケース。本書からは印象に残った文章をだいぶ引用した。辻原登自身が優れた作家でもあるので、書かれていることが実体験に基づいていることが多いということが窺われる。
 A 『ダーウィンを超えて』は、『種の起原 下』(光文社版)を読了し、中断している岩波版の『種の起原』に再チャレンジするのか、同じくダーウィンの『人間の由来』(講談社学術文庫)にするのか迷ったが、まずは、今西錦司と吉本隆明の講義形式の対談本である『ダーウィンを超えて 今西進化論講義』(朝日出版社)から取りかかることにした。本書は、本棚の奥の奥から取り出してきた「究極のツンドク本(?)」だが「思想の書」でもあり、読むのを楽しみにしていた本でもある。
 B 『君たちはしかし再び来い』は、朝日新聞『読書』欄で取り上げられていた本  ウォーキングで恵文社に行ったら平積みしてあった  だが、予定していた村上春樹の短編ではなく、本書を先に読むことにした。本書に関する朝日新聞『読書』欄に関して以前に書いたブログの記事を再掲しておく。
 『君たちはしかし再び来い』の山下澄人なんて、まったく私の知らない作家  芥川賞を受賞しているそうだ  だが、いつものように金原ひとみさんの巧みな書評でついつい読みたくなってきた。「不思議な小説だ。読み始めてすぐに思う。これはちょっとおかしい小説だ。読み進めるうちにそう確信する。(中略)本書はそんな小説への謎が人類の謎を呼び、さらには世界の謎にまでじわじわ浸透していく類稀な一人称小説だ。(中略)『私は何を読んでいるんだろう』という疑問はきっと『私な何故生きているのだろう』と同義で、答えがないことを知った上で、人はこうも複雑で突拍子も掴み所もない思考の中で生き続けるのだという事実に、私たちは本書を通して痛烈に直面する。読み終えた時に残ったのは、『生きた』という初めての感想だった。」こうまでベタ褒めされると、ついつい触手が動いていしまう。 
 C 『バブル経済事件の深層』は、バブルとバブル破綻にまつわる経済事件を描いた書。前著の『平成経済20年史』は、バブルからバブル崩壊後の日本経済に関する通史として、政府の財政政策と日銀の金融政策を中心に、いわゆる「失われた20年」について書かれたものだが、本書は、バブルの渦中の経済事件をジャーナリスティックに描いた書のようだ。
 D 『サスペンス小説の書き方』は、『東大で文学を学ぶ』に続いて、多くのサスペンス小説を表している、パトリシア・ハイスミスによるサスペンス小説の書き方を解説した書。本書の発刊は今年の2月だが、原書は1966年だから50年以上前に刊行され、その後1988年に改訂版が出されている。多くの作品が映画化されているが、ヒッチコックの『見知らぬ乗客』やルネ・クレマン監督作品で、この一作でアラン・ドロンが世界的なスターになったという『太陽がいっぱい』など、よく知った作品が多く、ほとんど翻訳されているようなので、また、読んでみたい。誰かが朝日新聞『読書』欄の書評で「パトリシア・ハイスミスの作品だけは、単なるエンターティメントに止まらない」と言っていたのが記憶に残っている。
 E 『パンセU』は、『パンセT』をやっと読み終えて、その続刊。『パンセ』は、寝る前に、プルーストを読んだ後に二、三分程度の時間しかかけていないので、だいぶ長くかかってしまった。今回、一から読み直してみて、「キリスト教」にまつわる記述が多いなあ、という印象だ。モンテェーニュ『エセー』に関する記述が結構多いので、こちらの方から先に読んだらよかったなぁ、となんとなく思うが・・・・・・

◎ リストの書名の表示について 
1)アンダーラインの書名は今回新たにリストアップした本
2)太字の書名は現在読書中の本
3)イタリック体で太字の書名は読むのを中断した本
※ 特に表示のない書名は、既に読み終えた本を表す。なお、稀に、新規に読み始めたが、タイムラグで新たにリストアップするまでに読み終えてしまった本がある。その場合は、普通字体の書名にアンダーラインを付してある。
 また、書名の頭の◯数字は、次のとおり、カテゴリー分けを表すが、区分はそれほど厳密なものではなく、今後、変わることもある。
 @ 吉本隆明の著作
 A 経済学関係の著作
 B 自然科学関係書籍(キーワードは意識/脳/生命/遺伝子/宇宙/素粒子)
 C 小林秀雄の著作
 D 小林秀雄・吉本隆明関係の著作
 E 実録・エッセイ等
 F 小説一般
 G プルースト『失われた時を求めて』
 H 聖書・古典関係
 I 書店の平積みや書籍広告などで興味を持った本(ジャンルは問わない)
 J 病院などでの待ち時間に読む本(日記類など細切れ読書に適した本)
 K 特定ジャンルのツンドク書籍(現在は小説・物語に関するもの)
 L Kindle端末

◎ 読書リスト68(2022.6.19)
@-1-15は『読書リストF』を参照
 -16『吉本隆明×吉本ばなな』吉本隆明・吉本ばなな/ロッキング・オン 1997.2.15
 -17『老いの超え方』吉本隆明/朝日新聞社 2006.5.30
 -18『悪人正機』吉本隆明 糸井重里/朝日出版社 2001.6.5
 -19『老の流儀』吉本隆明/NHK出版 2002.6.25
 -20『吉本隆明 最後の贈りもの』吉本隆明/潮出版社 2015.4.20
 -21『吉本隆明代表詩選』高橋源一郎 瀬尾育生 三浦雅士/思潮社 2004.4.25
A-1-30は『読書リストF』を参照
 -31『二十一世紀の資本主義論』岩井克人/ちくま学芸文庫 2006.7.10
 -32『貨幣論』岩井克人/ちくま学芸文庫 1998.3.10
 -33『経済学を学ぶ』岩田喜久男/ちくま新書 1994.9.20
 -34『景気ってなんだろう』岩田喜久男/ちくまプリマー新書 2008.10.10
 -35『マクロ経済学を学ぶ』岩田喜久男/ちくま新書 1996.4.20
 -36『日本経済を学ぶ』岩田喜久男/ちくま新書 2005.1.10
 -37『デフレと超円高』岩田喜久男/現代新書 2010.2.20
 -38『平成経済20年史』紺谷典子/幻冬舎新書 2008.11.30
 -39『バブル経済事件の深層』村山治/奥山俊宏/岩波新書 2019.4.19
B-1-35は『読書リストF』を参照
 -36『宇宙を織りなすもの 下』B.グリーン/草思社文庫 2016.10.10
 -37『生命海流』福岡伸一/朝日出版社 2021.6.12
 -38『種の起原 上』C.ダーウィン/岩波文庫 1990.2.16
 -39『種の起原 上』C.ダーウィン/光文社古典新訳文庫 2009.9.20
 -40『宇宙創成 上』S.シン/新潮文庫 2009.2.1
 -41『種の起原 下』C.ダーウィン/光文社古典新訳文庫 2009.12.20
 -42『宇宙創成 下』S.シン/新潮文庫 2009.2.1
 -43『数式を使わない物理学入門』猪木正文/角川文庫 2020.5.25
 -44『ダーウィンを超えて』今西錦司/吉本隆明/朝日出版社 1978.12.10
C-1『小林秀雄全作品1/様々なる意匠』小林秀雄/新潮社 2000.9.20
   -2『小林秀雄全作品2/ランボウ詩集』小林秀雄/新潮社 2002.11.1
   -3『小林秀雄全作品3/おふえりあ遺文』小林秀雄/新潮社 2002.12.1
 -4『小林秀雄全集2/Xへの手紙』小林秀雄/新潮社 2001.5.1
   -5『小林秀雄全集3/私小説論』小林秀雄/新潮社 2001.12.10
   -6『小林秀雄全集4/作家の顔』小林秀雄/新潮社 2001.8.1
 -7『小林秀雄全集5/文藝批評の行方』小林秀雄/新潮社 2002.2.1
D-1『この人を見よ』小林秀雄全集編集室/新潮文庫 2015.1.1
   -2『小林秀雄対話集』小林秀雄/講談社 1966.8.10
   -3『小林秀雄の思い出』郡司勝義/文春学藝ライブラリー 2014.6.20
   -4『わが小林秀雄ノート 向日性の時代』郡司勝義/未知谷 2000.2.20
   -5『わが小林秀雄ノート2 批評の出現』郡司勝義/未知谷 2000.9.20
 -6『わが小林秀雄ノート3 歴史の探求』郡司勝義/未知谷 2001.3.25
   -7『吉本隆明がぼくたちに遺したもの』加藤×高橋/岩波書店 2013.5.9
   -8『吉本隆明のDNA』姜尚中 他/朝日新聞出版 2009.7.30
   -9『わが小林秀雄』河上徹太郎/昭和出版 1978.6.1 
 -10『《論考》小林秀雄 増補版』中村光夫/筑摩書房 1983.7.20
 -11『吉本隆明をよむ日』岡井隆/思潮社 2002.2.1
E-1-15は『読書リストF』を参照
 -16『成城だよりU』大岡昇平/中公文庫 2019.9.25
 -17『トルーマン・カポーティ 上』G.プリンプトン/新潮文庫 2006.8.1
 -18『トルーマン・カポーティ 下』G.プリンプトン/新潮文庫 2006.8.1
 -19『成城だよりV』大岡昇平/中公文庫 2019.10.25
 -20『犬は吠えるT ローカル・カラー 他』T.カポーティ/ハヤカワ文庫 2006.9.10
 -21『犬は吠えるU 詩神の声聞こゆ』T.カポーティ/ハヤカワ文庫 2006.9.10
F-1-65は『読書リストF』を参照
 -66『スプートニクの恋人』村上春樹/講談社文庫 2001.4.15
 -67『海辺のカフカ 上』村上春樹/新潮文庫 2005.3.1
 -68『海辺のカフカ 下』村上春樹/新潮文庫 2005.3.1
 -69『アフターダーク』村上春樹/講談社文庫 2006.9.15
 -70『女のいない男たち』村上春樹/文春文庫 2016.10.10
 -71『パン屋再襲撃』村上春樹/文春文庫 2011.3.11
 -72『悪人』吉田修一/朝日文庫 2018.7.30
 -73『君たちはしかし再び来い』山下澄人/文藝春秋 2022.4.10
G-1-5は『読書リストF』を参照
   -6『失われた時を求めて6』プルースト/岩波文庫 2013.11.15
   -7『失われた時を求めて7』プルースト/岩波文庫 2014.6.17
 -8『失われた時を求めて8』プルースト/岩波文庫 2015.5.15
   -9『失われた時を求めて9』プルースト/岩波文庫 2015.11.17
 -10『失われた時を求めて10』プルースト/岩波文庫 2016.9.16
 -11『失われた時を求めて11』プルースト/岩波文庫 2017.5.16
-12『失われた時を求めて12』プルースト/岩波文庫 2018.5.16
H-1『新約聖書U』佐藤優 訳・解説/文春新書 2010.11.20
   -2『旧約聖書』中沢洽樹/中公クラシックス 2004.11.10
   -3『パンセT』パスカル/中公クラシックス 2001.8.25
   -4『パンセU』パスカル/中公クラシックス 2001.9.25
I-1-30は『読書リストF』を参照
 -31『我が詩的自伝』吉増剛造/講談社現代新書 2016.4.20
 -32『あの胸が岬のように遠かった』永田和宏/新潮社 2022.3.25
 -33『歌に私は泣くだろう』永田和宏/新潮文庫 2015.1.1
 -34『評伝・河野裕子』永田淳/白水社 2015.8.5
J-1『戦中派虫けら日記』山田風太郎/ちくま文庫 1998.6.24
   -2『戦中派不戦日記』山田風太郎/講談社文庫 1985.8.15
   -3『戦中派焼け跡日記』山田風太郎/小学館文庫 2011.8.10
   -4『戦中派闇市日記』山田風太郎/小学館文庫 2012.8.8
 -5『戦中派動乱日記』山田風太郎/小学館文庫 2013.8.7
 -6『戦中派復興日記』山田風太郎/小学館文庫 2014.8.10
   -7『池波正太郎の銀座日記』池波正太郎/新潮文庫 1991.3.25
K-1-10は『読書リストF』を参照
 -11『小説家になる!』中条省平/ちくま新書 2006.11.10
 -12『創作の極意と掟』筒井康隆/講談社文庫 2017.7.14
 -13『パムクの文学講義』オルハン・パムク/岩波書店 2021.8.5
 -14『この30年の小説、ぜんぶ』高橋(源)/斎藤(美)/河出新書 2021.12.30
 -15『読書実録』保坂和志/河出書房新社 2019.9.20
 -16『現代小説の方法』中上健次/作品社 2007.2.25
 -17『小説的思考のススメ』阿部公彦/東大出版会 2012.3.21
 -18『東大で文学を学ぶ』辻原登/朝日新聞出版 2014.6.25
 -19『サスペンス小説の書き方』P.ハイスミス/フィルムアート 2022.2.25
L-1『断腸亭日乗』永井荷風/(底本) 岩波書店 1993.6.258
   -2『あめりか物語』永井荷風/グーテンベルク21 2012.7.25
   -3『ふらんす物語』永井荷風/グーテンベルク21 2012.3.25
   -4『吾輩は猫である』夏目漱石/(底本) 全集1/ちくま文庫 1987.9.29
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