2022年12月20日

読書リスト73(2022.12.20)

【読書リスト】を更新しました。
 今回、新規に取り上げた本は次の6冊。すでに、これまでの日々の『逃病日記』の【今日の読書】で取り上げている本もあり、その場合はコメントを少し手直しして再掲しています。
  @『和解』志賀直哉 
  A『無人島のふたり』
  B『夏目漱石を読む』
    C『叶えられた祈り』
  D『昭和史 下』中村隆英/東洋経済新社 2012.8.9
  E『天気の好い日は小説を書こう』三田誠広 12/20
 @『和解』は、もちろん志賀直哉の小説。なんでいまさら志賀直哉の作品?という感じだが、実は、私自身が個人的に東京にいる息子との間で問題  具体的な内容は控えておく  を抱えていて、本箱の奥から本書を取り出してきた。今回、リストアップしたが、本書は、すでに読了済みである。
 私の場合は、この小説『和解』とは「父と子」の立場が逆になるが、本書を読んだことによって、私自身の混沌とした感情に言葉が与えられ、気持ちが整えられた(デェフォルムされる場合も含め)ように思われる。
 つまるところ、「親子」や「夫婦」などをはじめとする人間関係における「不和」は、初めは、双方の「思い」や「考え」などの些細なズレや相違を発端とするが、やはり悪(マイナス)感情が背景に潜んでいるため、どうしても相手に対する気持ちがそのマイナス感情によって方向づけされたり、バイアスがかかったりしてしまうんだろう。その結果、実施の相手の気持ちとは異なった、単なる「憶測」になってしまい、その後は順番にボタンの掛け違えが起こってしまうではないだろうか。
 このような場合の解決策としては、「時間が解決してくれる」という言葉がよく使われるようだが、とりあえずは「時間」というものに事を委ねるしか仕方がないんだろう。元々は、根底に双方に相手への信頼や愛情があったという関係なら、「時間」というものによって、憶測による錯誤や迷妄の霧が晴れ、いずれ「和解」のとば口が見えてくるのではないだろうかと思っている。
 A『無人島のふたり』は、扉を開いた最初の頁にある下記の本人の文章があって、その後、5月24日(月)から本文の日記がスタートする。
 「2021年4月、私は突然膵臓がんと診断され、そのとき既にステージは4bだった。治療法はなく、抗がん剤で進行を遅らせることしか手立てはなかった。昔と違って副作用は軽くなっていると聞いて臨んだ抗がん剤治療は地獄だった。がんで死ぬより先に抗がん剤で死んでしまうと思ったほどだ。医師やカウンセラー、そして夫と話し合い、私は緩和ケアへ進むことを決めた。そんな2021年、5月からの日記です。」
 この後、日記は10月4日(月)まで綴られて終わっている。その後、白紙の頁の次に編者の下記の言葉が載っている。
 「20121年10月13日10時37分、山本文緒さんは自宅で永眠されました。通夜葬儀はコロナ禍のために限られた人数で近隣にて執り行われ、2022年4月22日、都内のホテルで偲ぶ会が開かれました。」
 本書も、今回、リストアップしたがすでに読了済みである。
 B『夏目漱石を読む』は、現在「Kindle端末」で漱石を読み進めていることもあって、「吉本隆明の著作」のカテゴリの次の作品として『夏目漱石を読む』にした。本書の巻末の関川夏央の解説文の締め括りの文章を引用しておく。「私は、漱石という偉大な作家を持ったことを幸福に思う。それとともに私は、同情心と尊敬心を同等量抱きつつ、『夏目漱石を読む』をあらわした吉本隆明を同時代に持つことを、得がたい幸福だと感じる者のひとりなのである。」
 C『叶えられた祈り』は、T.カポーティ『カメレオンのための音楽』を読み終え、次は同じカポーティの最後の著作になる。本書は、カポーティを取り巻くニューヨークの社交界をスキャンダラスに描いたため、出版当初、その社交界から総スカンを喰ったそうだ。もっともカポーティ自身は『冷血』を書き終えてからは抜け殻のようになって、心身ともに疲弊し、果てはドラッグとアルコールに溺れて、すでに終わっていたとのことだが・・・・・・
   D『昭和史 下』は、『昭和史 上』を読み終えてその下巻。ちょうど「終戦後」からスタートする。「昭和史」全般については、以前、半藤一利氏の本を何冊か集中的に読んだことがある。この中村隆英氏の『昭和史』は、やはり経済学者が書いた本ということで、戦前・戦中の経済状況をデータを交えて説得力豊かに論じてある。「下部構造」がどうのこうのいうわけではないが、世の中を動かすのはやはり経済ということが分かる。しかし、戦前の日本やドイツなどの歴史を見ると、世の中の「動き」を始動するのは「経済」だとしても、その「動き」の方向づけするのは、人やイデオロギー  特にヒトラーやナチスが顕著な例  ではないだろうか。
   E『天気の好い日は小説を書こう』は、『小説の技巧』を読み終え、このカテゴリ  K 特定ジャンルのツンドク書籍(現在は小説・物語に関するもの)  の次の書として本箱の奥から取り出してきた。ツンドク本と思っていたがマーカーを引いた箇所があるので、一度、読んだんだろう。しかし内容はまったく覚えていない。

◎ リストの書名の表示について 
1)アンダーラインの書名は今回新たにリストアップした本
2)太字の書名は現在読書中の本
3)イタリック体で太字の書名は読むのを中断した本
※ 特に表示のない書名は、既に読み終えた本を表す。なお、稀に、新規に読み始めたが、タイムラグで新たにリストアップするまでに読み終えてしまった本がある。その場合は、普通字体の書名にアンダーラインを付してある。
 また、書名の頭の◯数字は、次のとおり、カテゴリ分けを表すが、区分はそれほど厳密なものではなく、今後、変わることもある。
 @ 吉本隆明の著作
 A 経済学関係の著作
 B 自然科学関係書籍(キーワードは意識/脳/生命/遺伝子/宇宙/素粒子)
 C 小林秀雄の著作
 D 小林秀雄・吉本隆明関係の著作
 E 実録・エッセイ等
 F 小説一般
 G プルースト『失われた時を求めて』
 H 聖書・古典関係
 I 書店の平積みや書籍広告などで興味を持った本(ジャンルは問わない)
 J 病院などでの待ち時間に読む本(日記類など細切れ読書に適した本)
 K 特定ジャンルのツンドク書籍(現在は小説・物語に関するもの)
 L Kindle端末

◎ 読書リスト73(2022.12.20)
@-1-20は『読書リストF』を参照
 -21『吉本隆明代表詩選』高橋源一郎 瀬尾育生 三浦雅士/思潮社 2004.4.25
 -22『 詩歌の呼び声 岡井隆論集』吉本隆明/ 論創社 2021.8.10
 -23『源実朝』吉本隆明/ちくま文庫 1990.1.30
 -24『夏目漱石を読む』吉本隆明/ちくま文庫 2009.9.10
A-1-35は『読書リストF』を参照
 -36『日本経済を学ぶ』岩田喜久男/ちくま新書 2005.1.10
 -37『デフレと超円高』岩田喜久男/現代新書 2010.2.20
 -38『平成経済20年史』紺谷典子/幻冬舎新書 2008.11.30
 -39『バブル経済事件の深層』村山治/奥山俊宏/岩波新書 2019.4.19
 -40『平成金融史』西野智彦/中公新書 2019.4.25
 -41『昭和史 上』中村隆英/東洋経済新報社 2012.8.9
 -42『昭和史 下』中村隆英/東洋経済新報社 2012.8.9
B-1-40は『読書リストF』を参照
 -41『種の起原 下』C.ダーウィン/光文社古典新訳文庫 2009.12.20
 -42『宇宙創成 下』S.シン/新潮文庫 2009.2.1
 -43『数式を使わない物理学入門』猪木正文/角川文庫 2020.5.25
 -44『ダーウィンを超えて』今西錦司/吉本隆明/朝日出版社 1978.12.10
 -45『イヴの七人の娘たち』ブライアン・サイクス/河出文庫 2020.2.10
 -46『利己的な遺伝子』リチャード・ドーキンス/紀伊国屋書店 2018.2.26
 -47『物理学の原理と法則』池内了/学術文庫 2021.2.9
C-1『小林秀雄全作品1/様々なる意匠』小林秀雄/新潮社 2000.9.20
   -2『小林秀雄全作品2/ランボウ詩集』小林秀雄/新潮社 2002.11.1
   -3『小林秀雄全作品3/おふえりあ遺文』小林秀雄/新潮社 2002.12.1
 -4『小林秀雄全集2/Xへの手紙』小林秀雄/新潮社 2001.5.1
   -5『小林秀雄全集3/私小説論』小林秀雄/新潮社 2001.12.10
   -6『小林秀雄全集4/作家の顔』小林秀雄/新潮社 2001.8.1
 -7『小林秀雄全集5/文藝批評の行方』小林秀雄/新潮社 2002.2.1
   -8『小林秀雄全集6/ドストエフスキイの生活』小林秀雄/新潮社 2001.7.1
D-1『この人を見よ』小林秀雄全集編集室/新潮文庫 2015.1.1
   -2『小林秀雄対話集』小林秀雄/講談社 1966.8.10
   -3『小林秀雄の思い出』郡司勝義/文春学藝ライブラリー 2014.6.20
   -4『わが小林秀雄ノート 向日性の時代』郡司勝義/未知谷 2000.2.20
   -5『わが小林秀雄ノート2 批評の出現』郡司勝義/未知谷 2000.9.20
 -6『わが小林秀雄ノート3 歴史の探求』郡司勝義/未知谷 2001.3.25
   -7『吉本隆明がぼくたちに遺したもの』加藤×高橋/岩波書店 2013.5.9
   -8『吉本隆明のDNA』姜尚中 他/朝日新聞出版 2009.7.30
   -9『わが小林秀雄』河上徹太郎/昭和出版 1978.6.1 
 -10『《論考》小林秀雄 増補版』中村光夫/筑摩書房 1983.7.20
 -11『吉本隆明をよむ日』岡井隆/思潮社 2002.2.1
E-1-15は『読書リストF』を参照
 -16『成城だよりU』大岡昇平/中公文庫 2019.9.25
 -17『トルーマン・カポーティ 上』G.プリンプトン/新潮文庫 2006.8.1
 -18『トルーマン・カポーティ 下』G.プリンプトン/新潮文庫 2006.8.1
 -19『成城だよりV』大岡昇平/中公文庫 2019.10.25
 -20『犬は吠えるT ローカル・カラー 他』T.カポーティ/ハヤカワ文庫 2006.9.10
 -21『犬は吠えるU 詩神の声聞こゆ』T.カポーティ/ハヤカワ文庫 2006.9.10
 -22『二つの同時代史』大岡昇平/埴谷雄高/岩波現代文庫 2009.12.16
 -23『自由対談』中村文則/河出書房新社 2022.7.20
F-1-70は『読書リストF』を参照
 -71『パン屋再襲撃』村上春樹/文春文庫 2011.3.11
 -72『悪人』吉田修一/朝日文庫 2018.7.30
 -73『君たちはしかし再び来い』山下澄人/文藝春秋 2022.4.10
 -74『冷血』T.カポーティ/新潮文庫 2006.7.1
 -75『TVピープル』村上春樹/文春文庫 1993.5.8
 -76『夜のくもざる』村上春樹/新潮文庫 1995.3.1
 -77『カメレオンのための音楽』T.カポーティ/ハヤカワ文庫 2002.11.30
 -78『レキシントンの幽霊』村上春樹/文春文庫 1999.10.10
 -79『和解』志賀直哉 /角川文庫 1954.5.20
 -80『叶えられた祈り』T.カポーティ/新潮文庫 2006.8.1 
G-1-10は『読書リストF』を参照
 -11『失われた時を求めて11』プルースト/岩波文庫 2017.5.16
 -12『失われた時を求めて12』プルースト/岩波文庫 2018.5.16
 -13『失われた時を求めて13』プルースト/岩波文庫 2018.12.14
H-1『新約聖書U』佐藤優 訳・解説/文春新書 2010.11.20
   -2『旧約聖書』中沢洽樹/中公クラシックス 2004.11.10
   -3『パンセT』パスカル/中公クラシックス 2001.8.25
   -4『パンセU』パスカル/中公クラシックス 2001.9.25
I-1-30は『読書リストF』を参照
 -31『我が詩的自伝』吉増剛造/講談社現代新書 2016.4.20
 -32『あの胸が岬のように遠かった』永田和宏/新潮社 2022.3.25
 -33『歌に私は泣くだろう』永田和宏/新潮文庫 2015.1.1
 -34『評伝・河野裕子』永田淳/白水社 2015.8.5
 -35『私の文学史』町田康/NHK出版新書 2022.8.10
 -36『無人島のふたり』山本文緒/新潮社 2022.10.20
J-1『戦中派虫けら日記』山田風太郎/ちくま文庫 1998.6.24
   -2『戦中派不戦日記』山田風太郎/講談社文庫 1985.8.15
   -3『戦中派焼け跡日記』山田風太郎/小学館文庫 2011.8.10
   -4『戦中派闇市日記』山田風太郎/小学館文庫 2012.8.8
 -5『戦中派動乱日記』山田風太郎/小学館文庫 2013.8.7
 -6『戦中派復興日記』山田風太郎/小学館文庫 2014.8.10
   -7『池波正太郎の銀座日記』池波正太郎/新潮文庫 1991.3.25
K-1-15は『読書リストF』を参照
 -16『現代小説の方法』中上健次/作品社 2007.2.25
 -17『小説的思考のススメ』阿部公彦/東大出版会 2012.3.21
 -18『東大で文学を学ぶ』辻原登/朝日新聞出版 2014.6.25
 -19『サスペンス小説の書き方』P.ハイスミス/フィルムアート 2022.2.25
 -20『小説の技巧』ディヴィッド・ロッジ/白水社 1997.6.15
 -21『天気の好い日は小説を書こう』三田誠広/集英社文庫 2000.3.25
L-1『断腸亭日乗』永井荷風/(底本) 岩波書店 1993.6.258
   -2『あめりか物語』永井荷風/グーテンベルク21 2012.7.25
   -3『ふらんす物語』永井荷風/グーテンベルク21 2012.3.25
   -4『吾輩は猫である』夏目漱石/(底本) 全集 1/ちくま文庫 1987.9.29
   -5『坊ちゃん』夏目漱石/(底本)全集2/ちくま文庫 1987.10.27
 -6『三四郎』夏目漱石/(底本)角川文庫クラシックス 1951.10.20
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2022年11月15日

読書リスト72(2022.11.15)

【読書リスト】を更新しました。
 今回、新規に取り上げた本は次の5冊。すでに、これまでの日々の『逃病日記』の【今日の読書】で取り上げている本もあり、その場合はコメントを少し手直しして再掲しています。
  @『私の文学史』
  A『坊ちゃん』
  B『物理学の原理と法則』
    C『レキシントンの幽霊』
  D『三四郎』
 @『私の文学史』は、町田康の著作だが、これは大垣書店の平積みで見つけ、買ってすぐ読み始めて、もう読み終えてしまった。町田康については、以前、『告白』を読んだことがあるが、非常に面白かった記憶があったので、今回、本書を手にとった。パンク・ロッカーから芥川賞作家という異色の経歴だが、この『私の文学史』は、なんかイマイチという感じ、いささか拍子抜けした感。
 A『坊ちゃん』は、だいぶ時間がかかってしまったが、やっとKindleのL-4『吾輩は猫である』を読み終え、Kindleで引き続いて夏目漱石ということでセレクトした。『坊ちゃん』『三四郎』『それから』などは、これまでに何回か読んだことがあるが、意外に『吾輩は猫である』は読んでいなかった。漱石の初めての長編小説(しかも新聞連載小説)だが、当て字も多く表記も非常にユニークで、博覧強記の漱石が引用することわざや逸話も、(明治時代ということもあるが)あまり知らないものが多い。
 B『物理学の原理と法則』は、B-43『数式を使わない物理学入門』を読了し、「B 自然科学関係書籍(キーワードは意識/脳/生命/遺伝子/宇宙/素粒子)」のカテゴリの新たな後継本。読了した『数式を使わない物理学入門』は、昭和38年5月に発行された本だったが、細胞生物学者で歌人の永田和宏氏が高校時代に読んだ同書を、折に触れて「この本に接した時の驚きとその後の進路を変えるに足るインパクトを持っていた」と話したことがきっかけとなって復刊されたそうだ。
 その経緯については、同書の末尾に所収されている「文庫化に寄せて」という同氏の一文で詳しく語られている。
 復刊に当たっては、物理学者の大須賀健氏の監修により、50年以上前に発行されて以降の物理学の急激な進展  例えば、宇宙が加速膨張していること、太陽系以外にも惑星が存在すること、アインシュタインの予言した重力波が宇宙空間を伝播すること、ニュートリノに重量があること、ヒッグス粒子が発見されたこと等の実証や発見  に即した適切な注釈が、原文を損なわないように配慮して加えられている。
 同書により、「巨大な宇宙は感覚世界の拡大図ではなかったし、また、極微の世界も感覚世界の縮小図ではなかった」ということが理解でき、「私たちが、公理であるとさえ信じていることも、私たちのせまい感覚的世界での経験的知識にすぎない場合がある」という言葉は、単に物理学の世界にとどまらない知見として受け取ることができる。
 原著者の猪木正文氏は、同書の最後を、ニールス・ボーアの「エキスパートとは、起こりうる可能性のある、すべての失敗を経験した人である」という含蓄のあることばで締め括っている。
 さて、『物理学の原理と法則』の著者の池内了氏は、物理学(宇宙論・素粒子論)に関する小中高向けの書物なども多く、自然科学全般にわたって知識の啓蒙・普及に取り組まれている。本書は、書名のとおり「物理学の原理と法則」について分かりやすく書かれていて、中学や高校で学んだ「物理学」の知識を再確認できる。
 C『レキシントンの幽霊』は、F-76『夜のくもざる』を読み終えたので、次の村上春樹の短編集。『夜のくもざる』は、ちょと荒唐無稽な短編小説というか、極超短編小説というか、小話を集めたものだが、あまり印象に残っている話も特にない。村上春樹氏が長編小説執筆の合間に、気分転換に思い付いたアイデアを数ページほどの小話にしたものという感じで、それに安西水丸氏のひょうきんなイラストが付いている。
   D『三四郎』は、あまり長い間、この『読書リスト』を更新していなかったので、A『坊ちゃん』とこの『三四郎』の二書をKindleの漱石でアップすることになった。『三四郎』は、まあ、何回も読んでいるが、Kindleで漱石全集を読破する一環で再読することにした。

◎ リストの書名の表示について 
1)アンダーラインの書名は今回新たにリストアップした本
2)太字の書名は現在読書中の本
3)イタリック体で太字の書名は読むのを中断した本
※ 特に表示のない書名は、既に読み終えた本を表す。なお、稀に、新規に読み始めたが、タイムラグで新たにリストアップするまでに読み終えてしまった本がある。その場合は、普通字体の書名にアンダーラインを付してある。
 また、書名の頭の◯数字は、次のとおり、カテゴリー分けを表すが、区分はそれほど厳密なものではなく、今後、変わることもある。
 @ 吉本隆明の著作
 A 経済学関係の著作
 B 自然科学関係書籍(キーワードは意識/脳/生命/遺伝子/宇宙/素粒子)
 C 小林秀雄の著作
 D 小林秀雄・吉本隆明関係の著作
 E 実録・エッセイ等
 F 小説一般
 G プルースト『失われた時を求めて』
 H 聖書・古典関係
 I 書店の平積みや書籍広告などで興味を持った本(ジャンルは問わない)
 J 病院などでの待ち時間に読む本(日記類など細切れ読書に適した本)
 K 特定ジャンルのツンドク書籍(現在は小説・物語に関するもの)
 L Kindle端末

◎ 読書リスト72(2022.11.15)
@-1-20は『読書リストF』を参照
 -21『吉本隆明代表詩選』高橋源一郎 瀬尾育生 三浦雅士/思潮社 2004.4.25
 -22『 詩歌の呼び声 岡井隆論集』吉本隆明/ 論創社 2021.8.10
 -23『源実朝』吉本隆明/ちくま文庫 1990.1.30
A-1-35は『読書リストF』を参照
 -36『日本経済を学ぶ』岩田喜久男/ちくま新書 2005.1.10
 -37『デフレと超円高』岩田喜久男/現代新書 2010.2.20
 -38『平成経済20年史』紺谷典子/幻冬舎新書 2008.11.30
 -39『バブル経済事件の深層』村山治/奥山俊宏/岩波新書 2019.4.19
 -40『平成金融史』西野智彦/中公新書 2019.4.25
 -41『昭和史 上』中村隆英/東洋経済新報社 2012.8.9
B-1-40は『読書リストF』を参照
 -41『種の起原 下』C.ダーウィン/光文社古典新訳文庫 2009.12.20
 -42『宇宙創成 下』S.シン/新潮文庫 2009.2.1
 -43『数式を使わない物理学入門』猪木正文/角川文庫 2020.5.25
 -44『ダーウィンを超えて』今西錦司/吉本隆明/朝日出版社 1978.12.10
 -45『イヴの七人の娘たち』ブライアン・サイクス/河出文庫 2020.2.10
 -46『利己的な遺伝子』リチャード・ドーキンス/紀伊国屋書店 2018.2.26
 -47『物理学の原理と法則』池内了/学術文庫 2021.2.9
C-1『小林秀雄全作品1/様々なる意匠』小林秀雄/新潮社 2000.9.20
   -2『小林秀雄全作品2/ランボウ詩集』小林秀雄/新潮社 2002.11.1
   -3『小林秀雄全作品3/おふえりあ遺文』小林秀雄/新潮社 2002.12.1
 -4『小林秀雄全集2/Xへの手紙』小林秀雄/新潮社 2001.5.1
   -5『小林秀雄全集3/私小説論』小林秀雄/新潮社 2001.12.10
   -6『小林秀雄全集4/作家の顔』小林秀雄/新潮社 2001.8.1
 -7『小林秀雄全集5/文藝批評の行方』小林秀雄/新潮社 2002.2.1
   -8『小林秀雄全集6/ドストエフスキイの生活』小林秀雄/新潮社 2001.7.1
D-1『この人を見よ』小林秀雄全集編集室/新潮文庫 2015.1.1
   -2『小林秀雄対話集』小林秀雄/講談社 1966.8.10
   -3『小林秀雄の思い出』郡司勝義/文春学藝ライブラリー 2014.6.20
   -4『わが小林秀雄ノート 向日性の時代』郡司勝義/未知谷 2000.2.20
   -5『わが小林秀雄ノート2 批評の出現』郡司勝義/未知谷 2000.9.20
 -6『わが小林秀雄ノート3 歴史の探求』郡司勝義/未知谷 2001.3.25
   -7『吉本隆明がぼくたちに遺したもの』加藤×高橋/岩波書店 2013.5.9
   -8『吉本隆明のDNA』姜尚中 他/朝日新聞出版 2009.7.30
   -9『わが小林秀雄』河上徹太郎/昭和出版 1978.6.1 
 -10『《論考》小林秀雄 増補版』中村光夫/筑摩書房 1983.7.20
 -11『吉本隆明をよむ日』岡井隆/思潮社 2002.2.1
E-1-15は『読書リストF』を参照
 -16『成城だよりU』大岡昇平/中公文庫 2019.9.25
 -17『トルーマン・カポーティ 上』G.プリンプトン/新潮文庫 2006.8.1
 -18『トルーマン・カポーティ 下』G.プリンプトン/新潮文庫 2006.8.1
 -19『成城だよりV』大岡昇平/中公文庫 2019.10.25
 -20『犬は吠えるT ローカル・カラー 他』T.カポーティ/ハヤカワ文庫 2006.9.10
 -21『犬は吠えるU 詩神の声聞こゆ』T.カポーティ/ハヤカワ文庫 2006.9.10
 -22『二つの同時代史』大岡昇平/埴谷雄高/岩波現代文庫 2009.12.16
 -23『自由対談』中村文則/河出書房新社 2022.7.20
F-1-70は『読書リストF』を参照
 -71『パン屋再襲撃』村上春樹/文春文庫 2011.3.11
 -72『悪人』吉田修一/朝日文庫 2018.7.30
 -73『君たちはしかし再び来い』山下澄人/文藝春秋 2022.4.10
 -74『冷血』T.カポーティ/新潮文庫 2006.7.1
 -75『TVピープル』村上春樹/文春文庫 1993.5.8
 -76『夜のくもざる』村上春樹/新潮文庫 1995.3.1
 -77『カメレオンのための音楽』T.カポーティ/ハヤカワ文庫 2002.11.30
 -78『レキシントンの幽霊』村上春樹/文春文庫 1999.10.10
G-1-10は『読書リストF』を参照
 -11『失われた時を求めて11』プルースト/岩波文庫 2017.5.16
 -12『失われた時を求めて12』プルースト/岩波文庫 2018.5.16
 -13『失われた時を求めて13』プルースト/岩波文庫 2018.12.14
H-1『新約聖書U』佐藤優 訳・解説/文春新書 2010.11.20
   -2『旧約聖書』中沢洽樹/中公クラシックス 2004.11.10
   -3『パンセT』パスカル/中公クラシックス 2001.8.25
   -4『パンセU』パスカル/中公クラシックス 2001.9.25
I-1-30は『読書リストF』を参照
 -31『我が詩的自伝』吉増剛造/講談社現代新書 2016.4.20
 -32『あの胸が岬のように遠かった』永田和宏/新潮社 2022.3.25
 -33『歌に私は泣くだろう』永田和宏/新潮文庫 2015.1.1
 -34『評伝・河野裕子』永田淳/白水社 2015.8.5
 -35『私の文学史』町田康/NHK出版新書 2022.8.10
J-1『戦中派虫けら日記』山田風太郎/ちくま文庫 1998.6.24
   -2『戦中派不戦日記』山田風太郎/講談社文庫 1985.8.15
   -3『戦中派焼け跡日記』山田風太郎/小学館文庫 2011.8.10
   -4『戦中派闇市日記』山田風太郎/小学館文庫 2012.8.8
 -5『戦中派動乱日記』山田風太郎/小学館文庫 2013.8.7
 -6『戦中派復興日記』山田風太郎/小学館文庫 2014.8.10
   -7『池波正太郎の銀座日記』池波正太郎/新潮文庫 1991.3.25
K-1-15は『読書リストF』を参照
 -16『現代小説の方法』中上健次/作品社 2007.2.25
 -17『小説的思考のススメ』阿部公彦/東大出版会 2012.3.21
 -18『東大で文学を学ぶ』辻原登/朝日新聞出版 2014.6.25
 -19『サスペンス小説の書き方』P.ハイスミス/フィルムアート 2022.2.25
 -20『小説の技巧』ディヴィッド・ロッジ/白水社 1997.6.15
L-1『断腸亭日乗』永井荷風/(底本) 岩波書店 1993.6.258
   -2『あめりか物語』永井荷風/グーテンベルク21 2012.7.25
   -3『ふらんす物語』永井荷風/グーテンベルク21 2012.3.25
   -4『吾輩は猫である』夏目漱石/(底本) 全集 1/ちくま文庫 1987.9.29
   -5『坊ちゃん』夏目漱石/(底本)全集2/ちくま文庫 1987.10.27
 -6『三四郎』夏目漱石/(底本)角川文庫クラシックス 1951.10.20
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2022年09月14日

読書リスト71(2022.9.14)

【読書リスト】を更新しました。
 今回、新規に取り上げた本は次の5冊。すでに、これまでの日々の『逃病日記』の【今日の読書】で取り上げている本もあり、その場合はコメントを少し手直しして再掲しています。
  @『利己的な遺伝子』リチャード・ドーキンス
  A『カメレオンのための音楽』T.カポーティ
  B『失われた時を求めて13』プルースト
    C『源実朝』吉本隆明
  D『昭和史 上』中村隆英
 @『利己的な遺伝子』は、リチャード・ドーキンスの著作。本書の著者についてはこれまで、B-25『進化とは何か』とB-26『遺伝子の川』を読了している。両方とも薄い文庫本で内容はほとんど覚えていない。今回の『利己的な遺伝子』は、著者自身にとって、また同分野の著作としても画期的なものとなったものだが、その都度、補充や改訂がなされているとはいえ、40年ほど前に刊行された本なので、日進月歩の同分野の著作物としてどうなのかな?という気がしないでもない。しかしまあ、150年以上前に刊行された『種の起源』と比べたら、たいした時間差ではないように思う。
 A『カメレオンのための音楽』は、カポーティで短編集。なんと翻訳者が野坂昭如!どんなもんかなあと思ったが、最初の二、三遍を読んだ印象としては、「体言止め」の文章が多いのが気になった(英語の原文がどうなっているかは知らないが・・・)。もっとも、翻訳文の方は、野坂氏の小説のような、例の長々とクネクネ続く文体ではない。
 B『失われた時を求めて13』で、全14巻の長大な作品もいよいよあと二巻を残すだけになった。就寝前の30分足らずの時間に読み続けているだけだが、まさに「点滴石を穿つ」という感じ。
 C『源実朝』は、吉本隆明の著作。今回は「ちくま文庫版」で読むことにしたが、確か本棚の奥に、当初の筑摩書房版「日本詩人選」も睡っているはずだが、後日の著述である「実朝論補遺」も併せて収録されている「ちくま文庫版」で読むことにした。NHK大河『鎌倉殿の十三人』で実朝に興味が募ったことも、今回、読みたくなった理由の一つだが、一方で、@-22『詩歌の呼び声 岡井隆論集』(吉本隆明)とD-11『吉本隆明をよむ日』(岡井隆)を読んで、短歌への関心が深まったこともある。この二著は、当初は論敵の二人だったが、お互いに双方の仕事を評価していて、それがお互いに対するリスペクトに繋がり、その都度、相手について書き溜った著述をまとめたもの。
 D『昭和史 上』は、最近ずっと、A-38『平成経済20年史』-39『バブル経済事件の深層』-40『平成金融史』と平成経済史関係の書を読み継いできたが、平成に繋がる昭和末からのバブルに至る過程などを確認したくなって、経済学の泰斗でもある著者が書いた『昭和史』を読むことにした。

◎ リストの書名の表示について 
1)アンダーラインの書名は今回新たにリストアップした本
2)太字の書名は現在読書中の本
3)イタリック体で太字の書名は読むのを中断した本
※ 特に表示のない書名は、既に読み終えた本を表す。なお、稀に、新規に読み始めたが、タイムラグで新たにリストアップするまでに読み終えてしまった本がある。その場合は、普通字体の書名にアンダーラインを付してある。
 また、書名の頭の◯数字は、次のとおり、カテゴリー分けを表すが、区分はそれほど厳密なものではなく、今後、変わることもある。
 @ 吉本隆明の著作
 A 経済学関係の著作
 B 自然科学関係書籍(キーワードは意識/脳/生命/遺伝子/宇宙/素粒子)
 C 小林秀雄の著作
 D 小林秀雄・吉本隆明関係の著作
 E 実録・エッセイ等
 F 小説一般
 G プルースト『失われた時を求めて』
 H 聖書・古典関係
 I 書店の平積みや書籍広告などで興味を持った本(ジャンルは問わない)
 J 病院などでの待ち時間に読む本(日記類など細切れ読書に適した本)
 K 特定ジャンルのツンドク書籍(現在は小説・物語に関するもの)
 L Kindle端末

◎ 読書リスト71(2022.9.14)
@-1-15は『読書リストF』を参照
 -16『吉本隆明×吉本ばなな』吉本隆明・吉本ばなな/ロッキング・オン 1997.2.15
 -17『老いの超え方』吉本隆明/朝日新聞社 2006.5.30
 -18『悪人正機』吉本隆明 糸井重里/朝日出版社 2001.6.5
 -19『老の流儀』吉本隆明/NHK出版 2002.6.25
 -20『吉本隆明 最後の贈りもの』吉本隆明/潮出版社 2015.4.20
 -21『吉本隆明代表詩選』高橋源一郎 瀬尾育生 三浦雅士/思潮社 2004.4.25
 -22『 詩歌の呼び声 岡井隆論集』吉本隆明/ 論創社 2021.8.10
 -23『源実朝』吉本隆明/ちくま文庫 1990.1.30
A-1-30は『読書リストF』を参照
 -31『二十一世紀の資本主義論』岩井克人/ちくま学芸文庫 2006.7.10
 -32『貨幣論』岩井克人/ちくま学芸文庫 1998.3.10
 -33『経済学を学ぶ』岩田喜久男/ちくま新書 1994.9.20
 -34『景気ってなんだろう』岩田喜久男/ちくまプリマー新書 2008.10.10
 -35『マクロ経済学を学ぶ』岩田喜久男/ちくま新書 1996.4.20
 -36『日本経済を学ぶ』岩田喜久男/ちくま新書 2005.1.10
 -37『デフレと超円高』岩田喜久男/現代新書 2010.2.20
 -38『平成経済20年史』紺谷典子/幻冬舎新書 2008.11.30
 -39『バブル経済事件の深層』村山治/奥山俊宏/岩波新書 2019.4.19
 -40『平成金融史』西野智彦/中公新書 2019.4.25
 -41『昭和史 上』中村隆英/東洋経済新報社 2012.8.9
B-1-35は『読書リストF』を参照
 -36『宇宙を織りなすもの 下』B.グリーン/草思社文庫 2016.10.10
 -37『生命海流』福岡伸一/朝日出版社 2021.6.12
 -38『種の起原 上』C.ダーウィン/岩波文庫 1990.2.16
 -39『種の起原 上』C.ダーウィン/光文社古典新訳文庫 2009.9.20
 -40『宇宙創成 上』S.シン/新潮文庫 2009.2.1
 -41『種の起原 下』C.ダーウィン/光文社古典新訳文庫 2009.12.20
 -42『宇宙創成 下』S.シン/新潮文庫 2009.2.1
 -43『数式を使わない物理学入門』猪木正文/角川文庫 2020.5.25
 -44『ダーウィンを超えて』今西錦司/吉本隆明/朝日出版社 1978.12.10
 -45『イヴの七人の娘たち』ブライアン・サイクス/河出文庫 2020.2.10
 -46『利己的な遺伝子』リチャード・ドーキンス/紀伊国屋書店 2018.2.26
C-1『小林秀雄全作品1/様々なる意匠』小林秀雄/新潮社 2000.9.20
   -2『小林秀雄全作品2/ランボウ詩集』小林秀雄/新潮社 2002.11.1
   -3『小林秀雄全作品3/おふえりあ遺文』小林秀雄/新潮社 2002.12.1
 -4『小林秀雄全集2/Xへの手紙』小林秀雄/新潮社 2001.5.1
   -5『小林秀雄全集3/私小説論』小林秀雄/新潮社 2001.12.10
   -6『小林秀雄全集4/作家の顔』小林秀雄/新潮社 2001.8.1
 -7『小林秀雄全集5/文藝批評の行方』小林秀雄/新潮社 2002.2.1
   -8『小林秀雄全集6/ドストエフスキイの生活』小林秀雄/新潮社 2001.7.1
D-1『この人を見よ』小林秀雄全集編集室/新潮文庫 2015.1.1
   -2『小林秀雄対話集』小林秀雄/講談社 1966.8.10
   -3『小林秀雄の思い出』郡司勝義/文春学藝ライブラリー 2014.6.20
   -4『わが小林秀雄ノート 向日性の時代』郡司勝義/未知谷 2000.2.20
   -5『わが小林秀雄ノート2 批評の出現』郡司勝義/未知谷 2000.9.20
 -6『わが小林秀雄ノート3 歴史の探求』郡司勝義/未知谷 2001.3.25
   -7『吉本隆明がぼくたちに遺したもの』加藤×高橋/岩波書店 2013.5.9
   -8『吉本隆明のDNA』姜尚中 他/朝日新聞出版 2009.7.30
   -9『わが小林秀雄』河上徹太郎/昭和出版 1978.6.1 
 -10『《論考》小林秀雄 増補版』中村光夫/筑摩書房 1983.7.20
 -11『吉本隆明をよむ日』岡井隆/思潮社 2002.2.1
E-1-15は『読書リストF』を参照
 -16『成城だよりU』大岡昇平/中公文庫 2019.9.25
 -17『トルーマン・カポーティ 上』G.プリンプトン/新潮文庫 2006.8.1
 -18『トルーマン・カポーティ 下』G.プリンプトン/新潮文庫 2006.8.1
 -19『成城だよりV』大岡昇平/中公文庫 2019.10.25
 -20『犬は吠えるT ローカル・カラー 他』T.カポーティ/ハヤカワ文庫 2006.9.10
 -21『犬は吠えるU 詩神の声聞こゆ』T.カポーティ/ハヤカワ文庫 2006.9.10
 -22『二つの同時代史』大岡昇平/埴谷雄高/岩波現代文庫 2009.12.16
 -23『自由対談』中村文則/河出書房新社 2022.7.20
F-1-65は『読書リストF』を参照
 -66『スプートニクの恋人』村上春樹/講談社文庫 2001.4.15
 -67『海辺のカフカ 上』村上春樹/新潮文庫 2005.3.1
 -68『海辺のカフカ 下』村上春樹/新潮文庫 2005.3.1
 -69『アフターダーク』村上春樹/講談社文庫 2006.9.15
 -70『女のいない男たち』村上春樹/文春文庫 2016.10.10
 -71『パン屋再襲撃』村上春樹/文春文庫 2011.3.11
 -72『悪人』吉田修一/朝日文庫 2018.7.30
 -73『君たちはしかし再び来い』山下澄人/文藝春秋 2022.4.10
 -74『冷血』T.カポーティ/新潮文庫 2006.7.1
 -75『TVピープル』村上春樹/文春文庫 1993.5.8
 -76『夜のくもざる』村上春樹/新潮文庫 1995.3.1
 -77『カメレオンのための音楽』T.カポーティ/ハヤカワ文庫 2002.11.30
G-1-5は『読書リストF』を参照
   -6『失われた時を求めて6』プルースト/岩波文庫 2013.11.15
   -7『失われた時を求めて7』プルースト/岩波文庫 2014.6.17
 -8『失われた時を求めて8』プルースト/岩波文庫 2015.5.15
   -9『失われた時を求めて9』プルースト/岩波文庫 2015.11.17
 -10『失われた時を求めて10』プルースト/岩波文庫 2016.9.16
 -11『失われた時を求めて11』プルースト/岩波文庫 2017.5.16
 -12『失われた時を求めて12』プルースト/岩波文庫 2018.5.16
-13『失われた時を求めて13』プルースト/岩波文庫 2018.12.14
H-1『新約聖書U』佐藤優 訳・解説/文春新書 2010.11.20
   -2『旧約聖書』中沢洽樹/中公クラシックス 2004.11.10
   -3『パンセT』パスカル/中公クラシックス 2001.8.25
   -4『パンセU』パスカル/中公クラシックス 2001.9.25
I-1-30は『読書リストF』を参照
 -31『我が詩的自伝』吉増剛造/講談社現代新書 2016.4.20
 -32『あの胸が岬のように遠かった』永田和宏/新潮社 2022.3.25
 -33『歌に私は泣くだろう』永田和宏/新潮文庫 2015.1.1
 -34『評伝・河野裕子』永田淳/白水社 2015.8.5
J-1『戦中派虫けら日記』山田風太郎/ちくま文庫 1998.6.24
   -2『戦中派不戦日記』山田風太郎/講談社文庫 1985.8.15
   -3『戦中派焼け跡日記』山田風太郎/小学館文庫 2011.8.10
   -4『戦中派闇市日記』山田風太郎/小学館文庫 2012.8.8
 -5『戦中派動乱日記』山田風太郎/小学館文庫 2013.8.7
 -6『戦中派復興日記』山田風太郎/小学館文庫 2014.8.10
   -7『池波正太郎の銀座日記』池波正太郎/新潮文庫 1991.3.25
K-1-10は『読書リストF』を参照
 -11『小説家になる!』中条省平/ちくま新書 2006.11.10
 -12『創作の極意と掟』筒井康隆/講談社文庫 2017.7.14
 -13『パムクの文学講義』オルハン・パムク/岩波書店 2021.8.5
 -14『この30年の小説、ぜんぶ』高橋(源)/斎藤(美)/河出新書 2021.12.30
 -15『読書実録』保坂和志/河出書房新社 2019.9.20
 -16『現代小説の方法』中上健次/作品社 2007.2.25
 -17『小説的思考のススメ』阿部公彦/東大出版会 2012.3.21
 -18『東大で文学を学ぶ』辻原登/朝日新聞出版 2014.6.25
 -19『サスペンス小説の書き方』P.ハイスミス/フィルムアート 2022.2.25
 -20『小説の技巧』ディヴィッド・ロッジ/白水社 1997.6.15
L-1『断腸亭日乗』永井荷風/(底本) 岩波書店 1993.6.258
   -2『あめりか物語』永井荷風/グーテンベルク21 2012.7.25
   -3『ふらんす物語』永井荷風/グーテンベルク21 2012.3.25
   -4『吾輩は猫である』夏目漱石/(底本) 全集1/ちくま文庫 1987.9.29
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