2023年03月02日

逃病日記478(23.3.2.木)

(23.2.27.月) 晴れ
 今日は昼過ぎに高野川ウォーキングに出かけた。
 出町柳まで行った後、久しぶりに河合橋を渡って、西岸の河川敷を北上し、高野橋を渡って、いつものように東岸河川敷の腹筋トレーニング用ベンチで30回の腹筋をして、帰宅した。
 以前から、高野川ウォーキングで河川敷を歩くときはマスクを外していたが、最近、河原を歩いていると、ランニングなどをしている人たちに限らず、普通に歩いている人たちもマスクを外している人が多くなったような気がする。
 日常生活が戻ってきたということか。しかし、同調圧力の強い日本では、外したくても外せないような人たちがまだまだ多くいるのかな。これまで、季節的に戸外が寒かったので防寒の役目も果たしていた感じもあるが、これから、だんだんと暖かくなるにつれ、戸外では外す人も多くなるような気がする。
 私は、現在は屋内以外では基本的にマスクを外している。

(23.2.28.火)晴れ
 今日は、ヨメさんがエル・スポーツのスイミング・スクールに出かけたので、いつものようにBSプレミアムの録画を観てからサイクリングに出かけた。
 東大路通りを北上し、ちょうど『麺屋 極鶏』辺りまできたら、店前の人列が見あたらない。準備中かいな?と思って店内を覗いたら、数人のお客さんがいて、営業中だった。
 近頃、この真向かいの歯科医院にかかるようになって、いつも店前の人列が目に入る。歯科医院に行く日や時間帯によって混み具合が異なるが、『京都一乗寺ラーメン街道探訪記』を連載していることもあって、いつかチャンスがあればと思っていたので、即入店した。
 自転車を店前に置いたら、店員から、この近辺には自転車は止めないようにと注意された。店前の人列や駐輪は、ご近所から苦情が出いているとのこと。しかたがないので、馴染みの、向かいの歯科医院前に一言声をかけて駐輪させてもらった。
 ちょうど4時前ぐらいだったが、さすがに中途半端な時間帯だったので、店内は閑散としていた。店員さんに定番メニューを尋ね、「鶏だく」を注文、値段は950円とやや高め。
 現在では、この「一乗寺ラーメン街道」では一番人気の店なので、かなりの期待を込めて入店した。しかし、これはあくまで私の個人的な感想だが、決して「まずい」というわけではないが、期待値が高かっただけに、正直いって「期待はずれ」の感は否めない。これまでに10店以上を探訪したなかでは、まあ、(個人的には)中ぐらいというところ。
 写真を含めた詳細をAmebaブログ『京都一乗寺ラーメン街道探訪記11』にアップしておいた。
 『食べログ』の『麺屋 極鶏』のサイトをみると、2000近い食レポが掲載されている。人気店なんだろうが、食べ物の評価は、多分に(客観性のない)個人の味覚に左右されるので、なかなか難しいもんだ。

(23.3.2.水)雨のち晴れ
 今日は昼からK大病院に右肩部のMAIを受けにいってきた。
 肩部のMRIは今回が初めて。11月頃に右肩部に痛みを感じて、以前は鉄アレイなんかで筋トレもやっていたのに、右手が痛みが酷くて上げづらくなってしまった。
 それで変形性膝関節症などで通院したことのある整形外科医院に行ったが、個人の町医者なのでMRIなどの高度な医療機器はなく、X線撮影をした結果、リハビリをするようにとの診断だった。
 痛みの感覚から判断して、骨以外の腱や筋肉に関する痛みと思っていたので、X線撮影だけでの診断には納得がいかなかった。それでセカンド・オピニオンというわけでもないが、人工関節置換術をしてもらったK大病院の主治医に、人工膝関節の経過観察の診察の際に話したところ、今日のMRIを予約し、診てもらえることになった。
 しかし、この肩部のMRIの所要時間が30分もかかるとは思わなかった。PET-CT検査の場合は、薬剤を注入して全身に行き渡るように30分の間は、ソファーベッドで安静にしてなければならない。読書などはできないものの、多少、身体を動かすことは差し支えない。しかし今回の肩部MRIは、ベルトで肩部を中心に上半身を固定された上で、身体を動かすことはNG。痛くはないとはいえ、30分もの間、じっと身動きもできないというのも苦痛といえば苦痛だったが、アレコレと妄想をめぐらしているうちに、なんとか検査が終わった。
 今日の画像撮影の結果に基づいて、来週の水曜日に診断が下るが、多分、手術なんてことにならないだろうとたかを括っている。

(23.3.2.木)曇り時々雨
 まだまだ先のことだと思っていたのに、来週火曜日に娘と孫二人に三人がドイツから帰国する。
 来週火曜日の昼過ぎに伊丹空港着ということなので、出迎えの空港定額タクシーを予約。ヨメさんと空港まで電車とモノレールで行って、一緒にタクシーで帰ってくる段取り。帰りもモノレールと電車でもいいかとも思ったが、8歳と4歳の孫二人と大型トランクが三個もあって乗り降りが大変だろうし、長時間のフライトで疲れてもいるだろうから、空港定額タクシーを予約しておいた。
 ヨメさんは、しょっちゅう娘宅に出かけて、掃除をしたり、布団を干したり、さらには当座の食料品や洗面・入浴関係の日用品を買いにいったりと、「なにかと物入りやなぁ」と言いながらも、いかにも嬉しそうだ。

【今日の読書358※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字
A-43『明治大正史 上』
B-49『生物の世界』
B-48『量子革命』
E-23『自由対談』
E-24『若い読者のための短編小説案内』
F-82『ここから世界が始まる』
G-14『失われた時を求めて14』
H-5『自省録』
I-24『読書の日記』
I-37『文学の淵を渡る』
K-24『現代小説作法』
L-8『それから』
コメント:G-14『失われた時を求めて14』は、作者のプルースト自身も年老いたからということもあるんだろうか、内容的に「老い」に関する記述が多い。例によって、印象に残った文章を掲げておく。
p.46-47「われわれは自分自身のすがたや年齢を見ることはできないが、だれしも、相手に向けられた鏡のように、他人のすがたなら見えるのだ。多くの人は、自分が歳をとったことを発見しても、たしかに私ほど悲しむことはないだろう。しかし、なによりもまず、老い死とは事情が同じなのだ。老いと死とに平然と立ち向かう人たちがいるが、それはその人たちが他の人たちよりも勇敢だからではなく、想像力に欠けているからだ。また、子供のときから同じひとつの理念を追求していながら、怠け癖そのものに病弱までが加わって、たえず理念の実現を先延ばしにしては、毎日夜になると無駄にすごしたその一日をなかったことにし、身体の老化を早める病気が精神の老化を遅らせている人は、それとは異なり自分の内面で生きることをせず、ただカレンダーに従って暮らし、日ごと積み重ねてきた歳月の相対を一挙に発見することがない人と比べれば、自分がたえず『時』のなかを生きてきたことに気づくと、いっそう驚いて動転する。しかし私の強い不安を説明してくれたのは、もっと重大な理由である。それは私が『時』の崩壊作用を発見したまさにそのとき、私は芸術作品のなかで、時間を超えたさまざまな現実を知性によって明らかにしようとしていたからである。」

今日の映画358】※データは『映画.COM』のサイト等から入手
邦題:『彼女について私が知っている二、三の事柄(TSUTAYAレンタルビデオで視聴)
原題:2 ou 3 choses que je sais d'elle
製作年:1967年
製作国:フランス
監督:ジャン=リュック・ゴダール
出演:マリナ・ブラディ/アニー・デュプレー/ロジェ・モンソレ/ラウール・レビ/ジャン・ナルボニ
ストーリー:1966年8月、パリ郊外では、新首都圏拡張整備計画に従い公団住宅(HLM - 標準賃貸住宅)の建設が進んでいる。ジュリエット・ジャンソン(マリナ・ヴラディ)は、そんな公団住宅に夫のロベール(ロジェ・モンソレ)、息子のクリストフと娘のソランジュとともに住んでいる。子どもたちはまだ幼く、ガソリンスタンドに勤める夫はアマチュア無線家で、友人のロジェ(ジャン・ナルボニ)と朝から交信している。ジュリエットは夫のいない昼間、売春をしている。ジェラール氏の売春宿に子どもを預け、買い物やカフェでの客の物色をする。その日も、若い男をホテルに連れ込み、仕事をし、その後でワンピースを買って、美容院へ向かった。美容院に勤めるマリアンヌ(アニー・デュプレー)に誘われ、アメリカ人(ラウール・レヴィ)の滞在するホテルへと遊びに行く。夫ロベールは、用事が終わるまで妻をカフェで待っている。やがて妻ジュリエットが現れ、夫婦そろって家に帰る・・・
コメント:評価は5点満点で、映画.COMは2.5、TSUTAYAは2.94、Filmarksは3.5で、私の評価は2.5とした。
 本作は、週刊誌に掲載されたアンケート記事に想を得て、ゴダールが脚本を執筆し製作された、HLM(低賃貸住宅)で起きている主婦売春の話だそうだ。日本では、1970年10月3日に柴田駿のフランス映画社と大島渚の創造社が共同で主催した「ゴダール・マニフェスト」の一環として、劇場公開され、1971年11月20日にスタートした「日活ロマンポルノ」の第1作、西村昭五郎監督の『団地妻 昼下りの情事』に深い影響を与えたとのこと  なるほど・・・、まあ、特にコメントもないわなぁ。

今日のジャズ358※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手
タイトル:Sugar
アーティスト:Stanley Turrentine
レーベル:CTI/キングレコード
録音年月日:1970.11.
曲名:@Sugar/ASunshine Alley/BImpressions
ミュージシャン:Stanley Turrentine (ts)/Freddie Hubbard (tp)/Lonnie Liston Smith (el-p)/George Benson (g)/Ron Carter (b)/Billy Kaye (ds)/Butch Cornell (org)/Richard "Pablo" Landrum (cga)
コメント:ブルー・ノートで評判を高めたスタンレー・タレンタインだが、それはジャズの世界でのことだった。その彼が、CTIに移籍して放ったこのアルバムは、ポップス・ファンまでにアピールしたことでビッグ・セールスに結びつく。以後の彼はジャズでもっとも高いギャラを取るアーティストになるが、それもこの大成功があったから。レーベルでお馴染みのミュージシャンの参加が魅力をいっそうものにした。(『レーベルで聴くジャズ名盤1374』から引用)
<YouTubeライブ映像>

posted by ポピー at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 逃病日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/190203419

この記事へのトラックバック