(21.8.26.木) 晴れ
今日は夏が戻ってきたような感じの天気。ここ最近の梅雨を思わせるような雨降りよりはいいが、もう夏も終わって少しは暑さもましになるのかと思っていたので、「まだ、夏、終わらへんのんかいな」ガックリときた感じ。そんな不安定な気候のせいか、ヨメさんも身体の調子が悪そうだ。
夕方になって、久しぶりに高野川ウォーキングに出かけた。夕方とはいっても、まだまだ暑さは残っているので、汗びっしょりになった。久しぶりだったが、毎日、家の中でトレーニングしているせいか、比較的、スムーズにウォーキングできた。
(21.8.27.金) 晴れ
今日は、一昨日の私の誕生日なので、意外とリーズナブルなのでよく行っている京都ホテル・オークラの1階のレスランで、私たち夫婦定番のエビフライ・ランチとでっかいシュークリームを食べて、帰りに、河原町のBALの丸善ジュンク堂書店に寄って、ついでに同じビルにある「無印」を覗いて、最後にK大学生協書店で配本連絡のあった『吉本隆明全集』受け取って、といろいろ予定していたが、あまりの暑さなので、外出するのを見合わせることにした。なんやスカみたい。
まあ、K大学生協書店は、来週の金曜日にK大学病院でPET-CTと血液・尿検査が予定されているので、その帰りにでも寄ってみよう。
【今日の読書147】※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字
A-32『貨幣論 』
B-34『宇宙を織りなすもの 下』
B-35『生物はなぜ誕生したのか』
F-56『ダンス・ダンス・ダンス 上』
G-9『失われた時を求めて9』
H-3『パンセT』
I-28『映画評論家への逆襲』
コメント:A-32『貨幣論 』 は、第三章に入って途中で分からなくなって、第一章「価値形態論」、第二章「交換過程論」に戻って、「急がば回れ」という感じで読み返したが、理解が深まった感じがする。細切れで読むよりはある程度まとめて読む方がいいんだろうが、多くの本を同時平行で読み進めているので、まあ、仕方がないか。
B-34『宇宙を織りなすもの 下』は、上記のような細切れ読書で、やっと、第九章「ビッグバン直後」 上巻からの通番で下巻では第一章になる を読み終えた。次は「ビッグバンとインフレーション」だが、この二つの章の記述内容は、例えば「宇宙のビッグバンから10のマイナス43乗秒後の温度は、絶対温度で10の32乗度だった」など 時間(10のマイナス43乗秒)といい温度(10の32乗度)といい というような日常や現在の自然空間ではあり得ない、想像を絶するというよりは、現在の人類の知能では想像すらできないような超絶した時・空間が取り上げられている。
B-35『生物はなぜ誕生したのか』は、第十章「生物の陸上上陸」で、本書も着々と読み進めていけていて、ちょうど半分ぐらいにさしかかった。本書では、地球自然環境状況の悪化に伴って、現在、言葉として多用されている「気候変動」や「生態系」などのさらに一段階ほど上のレベルの「自然の仕組み」に関して、知見を得ることができる。
F-56『ダンス・ダンス・ダンス 上』は、上巻の終盤になって、少し話が展開し、面白くなってきた。
【今日の映画147】※データは『映画.COM』のサイト等から入手
邦題:『真夜中の虹』(TSUTAYAレンタルビデオで視聴)
製作年:1988年
製作国:フィンランド
原題:Ariel
監督:アキ・カウリスマキ
出演:トゥロ・パヤラ/スサンナ・ハービスト/マッティ・ペロンパー/E・ヒルカモ
ストーリー:フィンランドの北の果て、ラップランドの炭鉱の閉山で失業したカスリネン(トゥロ・パヤラ)に真白なキャデラックの鍵を託し、父は自殺する。南を目指すロング・ドライヴでヘルシンキに向かう途中、二人組の強盗に有り金を全部奪われる。仕方なく、日雇い仕事に出たその帰りに駐車違反の切符切りのイルメリ(スサンナ・ハーヴィスト)と知り合う。家のローン返済のため複数の仕事を抱えて働きづめの彼女と、その息子リキ(エートゥ・ヒルカモ)に感じるカスリネンの奇妙な愛情。仕事にあぶれた彼は思いあまって車を売るが、そこへ偶然、例の強盗を見つけ殴りかかるが、逆に警察に逮捕されていきなり実刑をくらってしまう。しかし刑務所で同室のミッコネン(マッティ・ペロンパー)とともに、イルメリの差し入れのパンに隠されていたヤスリで脱走に成功し、メキシコ行の船で国外脱出を企て、カスリネン、イルメリ、リキの三人は港に向かった・・・
コメント:評価は5点満点で、映画.COMは4.0、TSUTAYAは3.64、Filmarksは4.0で、私の評価は3.5とした。
本作品は、TSUTAYAで宅配レンタルしたDVDだが、もう一作品『ハムレット ゴーズ ビジネス』と二作品がカップリングされている。本作品で、南を目指す男の波乱万丈な旅を、アキ・カウリスマキ監督らしい淡々としたタッチで描かれている。
あまり馴染みのないフィンランドの映画作品だが、もっぱらアキ・カウリスマキ監督ということでしか接点がないように思う。感覚的にも、30年以上前の作品という「時間」を割り引いても、普通のヨーロッパとは少し雰囲気が違うように感じる。特にどうということのないストリーで、どちらかと言えば華やかさのない画面と言っていいが、なぜか印象に残る作品だ。
【今日のジャズ147】※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手
タイトル:Bass On Top
アーティスト:Paul Chambers
レーベル:Blue Note/東芝EMI
録音年月日:1957.7.14
曲名:@Yesterdays/AYou'd Be So Nice To Come Home To/BChasin' The Bird/CDear Old Stockholm/DThe Theme/EConfessin'/FChamber Mates
ミュージシャン:Hank Jones (p)/Kenny Burrell (g)/Paul Chambers (b)/Art Taylor (ds)
コメント:ポール・チェンバースはダントツの人気と実力を誇ったハード・バップ時代のベース奏者。そのプレイは今も多くのファンを魅了してやまない。リーダー作はそれほど多くないが、この作品はジャズ・ベース史上最高の一枚と呼ばれるほどの傑作。〈ディア・オールド・ストックホルム〉での弓弾きは名演の誉が高いし、いまだにこの演奏を超えるものはない。
ポール・チェンバースはあらゆるベース奏者の手本といえる存在。モダン・ベースの創始者はデューク・エリントンのバンドで活躍したジミー・ブラントンといわれている。その流れを汲んで、ハード・バップの時代に素晴らしいプレイの数々を残したのがチェンバースだ。リチャード・デイヴィスは、後輩ながら彼と一時はジャズ・ベースの世界でトップを競った間柄である。そのデイヴィスもチェンバースには一目置いていた。
そのリチャード・デイヴィスのコメント「テクニック、音色、バッキングの安定感、ソロの構成力、すべてがこの作品ではパーフェクトなものになっている。これはあらゆるベース奏者が教科書にすべきアルバムだ。わたしも散々聴いて、さまざまなものを学んだ。聴くたびに新しい発見がある作品なんて他には一枚もない。それほどこの作品の内容は傑出している。ベース奏者が作ったアルバムでは、この作品とチャールズ・ミンガスの『ミンガス・プレゼンツ・ミンガス』が好きだが、内容的にはこちらのほうがはるかに上だ。」(『ジャズマンが愛する不朽のJAZZ名盤100』からの抜粋。)