2021年07月28日

逃病日記244(21.7.28.水)

(21.7.26.月) 晴れ
 オリンピック中継の観戦で、若干、読書も疎かになっている感じがなきにしもあらずの感。
 しかし、連日、日本選手のメダル獲得はドラマチックな内容のものが多いなあという印象がある。  
 昨日は、柔道で阿部兄妹と競泳女子400m個人メドレーで大橋悠依が金メダルを獲得、今日は、卓球の混合ダブルスで水谷隼・伊藤美誠ペアと柔道で大野将平が金メダルを獲得したが、いずれもストーリー性とドラマティックな印象がある。

(21.7.27.火) 晴れ時々曇り
 今日、オリンピック中継で印象に残ったのは、なんと言ってもソフトボールの金メダル獲得だ。ソフトボールや野球は、オリンピックで継続的には開催されていない種目だが、そのことがドラマ性とヒストリー性を生むことに通じているように思う。

(21.7.28.水) 晴れ時々曇り
 今日のオリンピック中継で気になったのは、監督やコーチの判断ミスだ。
 卓球女子シングルス準々決勝で敗退した石川佳純、ゲームカウント1-1で第3ゲームのゲームポイントを握っていたのにコーチがそこでタイムアウトを取った。
 なぜこのタイミングでタイムアウトを取るのか?デュースを繰り返していたが、一応、石川のゲームポイントだったんだから、そのままゲームを続けるべきだったんじゃないか。案の定、そのゲームを逆転して取られて、そのまま後のゲームも取られてしまい、その後はなす術もなく負けてしまった。まあ、結果論になるのかもしれないが、タイミングの悪いタイムアウトだったように思う。
 もう一つは、野球のピッチャー交替の可否とタイミング。
 6回まで2安打で0点に抑えていた山本由伸投手は未だ88球しか投げていなかったのに、青柳に交替した。次の試合のことを考慮してのことだとは思うが、まず、第一戰に勝利することを優先させるべきだろう。その後の試合のことを考慮して、第一戰に負けてしまってはなにもならない。球数も100球に満たず相手チームも攻めあぐねているのに、わざわざピッチャーを交替する必要はなかったんじゃないか。しかも、交替したのが、オリンピック初出場で、従来からあまりメンタルが強いとは思えない青柳投手だ。結果的には逆転サヨナラで勝利したものの、監督の采配に?が付くような試合だったように思う。

 しかし、コロナ禍のオリンピックも評価が難しい。政治党派、マスコミ、著名人などが、このコロナ禍でオリンピックの開催に反対していたものの、無観客開催となって開催となって日本人選手の金メダルラッシュ  しかも、ドラマチックなストーリーやヒストリーが背景となっているケースが多いが、ワイドショーなどのコメンテーターも、これはこれ、それはそれと割り切って、手放しではないにしても称賛しているようだ。立憲民主党の福山幹事長や蓮舫などもメダル獲得を称賛しているものの、一方で“手のひら返し”などとSNSで批判されている。面白いのが共産党の小池書記局長、「見たけど、コメントは控える」だと、ほんま、こんなときは肩の力を抜いたらええのになぁ・・・。

 今日、知り合いの修理屋さんに車検の車を持って行った。ずっと乗り続けているゴルフワゴン、新車で乗り始めてからもう10年をはるかに超えているが、走行距離は未だ3万キロにも満たない。どこやかやと、走行に影響のない箇所が色々と劣化してきているが、愛着のある車なので手離し難い。同じゴルフのワゴン(ヴァリアント)に買い替えたいという気もないではないが、なかなかヨメさんがOKしてくれない。「そろそろ免許証返納とちゃうの?」なんて言われている次第。

【今日の読書134※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字
A-32『貨幣論』
B-34『宇宙を織りなすもの 上』
B-35『生物はなぜ誕生したのか』
E-18『トルーマン・カポーティ 下』
F-55『ノルウェイの森 下』
G-9『失われた時を求めて9』
H-3『パンセT』
コメント:B-35『生物はなぜ誕生したのか』は、なかなか面白い内容だが、B-34『宇宙を織りなすもの』ほど難解でもない。決して易しくはないが、理解できずに前に読み進めないということはない。第1章「時を読む」は前回のブログでも触れたが「地質年代区分」に関する話。第2章「地球の誕生」は、B-27『オリジン・ストーリー』でも触れられていた〈元素の循環〉に関する記述。特に〈炭素循環〉の話や〈酸化と還元〉に関する説明は、まさに「目から鱗」といっていいだろう。読み進むにつれて、一枚一枚、ベールを剥がしていくように〈地球の謎〉が解き明かされていく。

【今日の映画134】※データは『映画.COM』のサイト等から入手
邦題:『アラバマ物語(Amazon Prime Videoで視聴)
製作年:1962年
製作国:アメリカ
原題:To Kill a Mockingbird
監督:ロバート・マリガン
出演:グレゴリー・ペック/フィリップ・アルフォード/メアリー・バダム/ジョン・メグナ
ストーリー:1932年、人種差別が根強く残るアラバマ州の田舎町。弁護士フィンチ(グレゴリー・ペック)は妻に先立たれ、まだ幼い2人の子どもたちと暮らしている。ある日、彼は白人女性に性的暴行を加えた容疑で逮捕された黒人青年の弁護を担当することに。何よりも正義を重んじるフィンチは、差別や偏見に立ち向かいながら、青年の無実を証明するべく奔走する。しかし町民たちはそれを快く思わず、フィンチや子どもたちに対する風当たりは日ごとに強くなっていく。
コメント: 評価は5点満点で、映画.COMは4.0、TSUTAYAは3.75とどちらも高い評価だが、私の評価は3.5とした。映画作品の評価は難しい。蓮實先生の言うように、ストーリーの中身は問わずに、脚本、カット、カメラアングル、モンタージュ技法などの映像技術等の出来栄えのみで評価するのか、それとも作品のストーリーの中身なども含めて評価するのか判断の分かれるところだ。つまらない内容でも映像技術が優れていれば、果たして我々は感動するのだろうか。映画作品を観て感動した場合、やはりストーリーなどの中身が大きな比重を占めているのではないだろう。蓮見先生は、そのような内容にウェイトのあるような感動を認めていないようだが・・・
 本作品は、ピュリッツァー賞を受賞したハーパー・リーの自伝的小説を原作に、1930年代のアメリカ南部で人種差別に立ち向かう弁護士の闘いを幼い子どもたちの視点から描いた名作ドラマ。グレゴリー・ペックが1963年・第35回アカデミー賞で主演男優賞を受賞した。
 この作品は、トルーマン・カポーティの『遠い声 遠い部屋』や彼の口承伝記である『トルーマン・カポーティ』を読んでいて、原作者であるハーパー・リーがトルーマン・カポーティと幼なじみだったということを知ってから観てみたくなった。描かれている世界は、まさに『遠い声 遠い部屋』のアメリカ南部の貧困な田舎町が舞台で、白黒作品がマッチしてその雰囲気をさらに醸し出している。

【今日のジャズ134】※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手
タイトル:But Beautiful
アーティスト:Nancy Wilson
レーベル:Capitol/EMIミュージック
録音年月日:1969.11
曲名:@Prelude To A Kiss/AFor Heaven's Sake/BHappiness Is A Thing Called Joe/CI'll Walk Alone/DSupper Time/EBut Beautiful/FOh! Look At Me Now/GGlad To Be Unhappy/HIn A Sentimental Mood/II Thought About You/JEasy Living/KDo It Again/LDarn That Dream
ミュージシャン:Nancy Wilson (vo)/Hank Jones (p)/Ron Carter (b)/Grady Tate (ds)/Gino Bertachini (g)
コメント:ナンシー・ウィルソンはソウルフルなテイストを持つジャズ・シンガーとして売り出された。この作品は彼女が発表した初の本格的なジャズ・ヴォーカル・アルバム。はんっ区・ジョーンズやロン・カーターを伴奏陣に得て、女性らしい官能的な歌の数々を聴かせてくれる。デビュー当初からの優れた表現力にも磨きがかかり、キャリアを代表する名作となった。ナンシー・ウィルソンはサラ・ボーンやカーメン・マクレエより若い世代だが、彼女たちのスタイルもちゃんと身につけた本格派のジャズ・シンガーである。(『ジャズマンが愛する不朽のJAZZ名盤100』より抜粋)

posted by ポピー at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 逃病日記
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