(23.1.2.月)晴れのち雲ち
我が家の初詣は、これまでずっと下鴨神社に行っている。
今日は寒そうな感じだったが、外に出てみると、薄目のダウンジャケット一枚で十分だった。
蓼倉橋の辺りまでくると、すでにお詣りしたんだろう、破魔矢を持った人をチラチラ見かけるようになった。
下鴨神社に着くと、何年ぶりだろうか、参道にずらっと屋台が出ていた。鳥居をくぐって境内に入ると手水舎の辺りから人列ができていて、ガードマンが「最後尾」の立札を持って立っている。
初詣でこんなに混み合っているのは初めてじゃないだろうか。下鴨神社の本殿のエリアには干支ごとの社があるが、一昔前は並ぶこともなくすんなりと入場できたもんだ。京阪電車が出町柳まで繋がってからは、大阪方面からの初詣客が増え、人列ができるようになってきた。しかし、今年の混み具合はこれまで見たこともないような賑わいだ。
とりあえず昨年の破魔矢だけを返して、列に並ぶのはやめて、お詣りはまた日を改めて出直すことにした。
神社を出て、久しぶりに北大路ビブレ(イオンモール北大路)まで歩いて行くことにした ここ最近は脚が不自由だったこともあって行くのを見合わせていたが、毎年、下鴨神社への初詣の後の恒例だった。
我が家の近くは、洛北阪急スクエアが改装されてから随分と充実してきたが、「無印良品」や「ニトリ」の家具部門などは北大路ビブレにしかない。それと、皿うどんとチャンポンのチェーン店「リンガーハット」があるので、たまに足を延ばしてみたくなる。
特に何か大きな物は買わなかったが、無印良品でお菓子類とフェイスタオルを買って、帰路は市バスを利用した。
(23.1.3.火)晴れのち雲ち
暮れから元旦にかけて、食べ過ぎ気味でかつ運動不足だったので、自転車で運動がてら出かけることにした。
高野川東岸の河原道から出町柳を過ぎて丸田町近辺まで来たが、もう少し先の御池大橋まで行ってみることにした。御池大橋、二條大橋ともに一般道に上がるためのスロープ道がないので自転車で上がれない。仕方がないので丸田町まで戻って、一般道に上がり、丸田町橋を渡って鴨川西岸の河原道に降りた。この辺りは道路が整備されていて自転車で非常に走りやすい。
帰路は、出町柳を過ぎて、賀茂川を遡って出雲路橋まで来てから一般道に上がった。橋を渡って、下鴨西通りを出町方面に逆走して、葵橋東詰を経由し、下鴨神社の南の御影通りから下鴨東通りを経て、蓼倉橋を渡って帰宅した。
(23.1.4.水)晴れのち曇り
1月1日の記事で大晦日から元旦にかけて『朝まで生テレビ!』を観ていたことについて触れた。この時、YouTubeを色々とサーフィンしていたら、田原氏が出ているYouTubeサイトがいくつか見つかった。
面白かったのは、日経テレ東大学(YouTubeチャンネル)のトーク番組で、成田悠輔氏とひろゆき氏が日本や世界の根本的な問題にミクロな視点、マクロな視点で「再定義(ReHack)」するというキャッチフレーズの番組。
今回、観たのは『Re:Hack【ひろゆきvs田原総一朗】』の、@『失われた30年!戦犯は誰だ?』と、A『闘争か逃亡か?失われた30年の断罪』のふたつ。
観るきっかけは、『朝まで生テレビ!』出演者のたかまつななさんが、同番組中に田原氏に「スタジオから出ていけ!」と怒鳴られた、という「スマートニュース」の記事を見たため。
出演者の中で、成田悠輔氏は、最近、テレビ等のメディアでの露出も多いが、マスコミがつけた「天才」というネーミングにハッタリはないという感じ。もう一人の出演者のひろゆき氏は、頭の回転が速く、引き出しも多さうだが、どこか知性の一部に盲点があるような感じがする。難解な書物を読んで得た深い「知識」ではなく、博識だが、ムック本など手軽な本で得た「情報」を振り回しているだけで、底が浅そうな印象を受けた。
一方の田原氏だが、『Re:Hack【ひろゆきvs田原総一朗】』の視聴者のコメントを読んでみると、ディスるコメントが山ほど溢れている。田原氏をリスペクトする内容が2割、ディスる内容が8割といったところ。
(23.1.5.木)晴れ
一昨日は、下鴨神社が多くの人で混んでいたのでお詣りを諦め、新年の破魔矢も買わなかったたため、今日、改めて出直した。
神社に着くと、一昨日の人出がウソみたい。それなりに人はいたが、もちろん列に並ぶこともなく、本殿エリア内の干支の社で悠々とお詣りできた。それぞれの干支の社は、干支ごとに二、三人ほどしか人が並んでいない。私たち夫婦と息子、娘の干支の社にお詣りした後、売店で毎年恒例の破魔矢を買った。
この後、下鴨神社にお詣りしてから、出町辺りでお昼ご飯を予定していたので、歩いて出町方面に向かった。
特に店は決めていなかったが、まあ、三箇日も過ぎ、平日でもあったので、どこなと空いてるやろと思って行ったが、まだ、休業中の店が多かった。
以前、北白川の天ぷら屋『魚兼』で店前の人列に並んでいる時に、やたら京都の飲食店に詳しい外人さんが教えてくれた『出町ろろろ』に行ったが、店は閉まっていた。仕方がないので、以前も入ったことがある『寿司ふじ井』へ行ってみたら、ここも閉まっていた。
めぼしい店が見つからないので、寺町通りの今出川通りを少し下がった辺りをうろついていたら、和食の瀟洒な店に出会した。以前も入りかけたことがある店で、暖簾を見ると『よしくら』と書いてあった。
店に入るとカウンターに案内された。他には観光客らしい先客がふたりいた。私たちは二人とも「天麩羅御膳」を注文。正月なので、メニューを限定しているようで、他には、「お造り御膳」と「ステーキ御膳」しかなかった。料金も正月料金でいくらか高めのようだった。それに正月ということで、どの料理にもお雑煮とおせち料理数品がついているようだ。
まず最初におせち料理が出てきたが、黒豆をはじめ、結構、本格的な料理だった。一緒にお雑煮が出てきたが、これも京風の白味噌仕立てで、隣の観光客らしい人が珍しがっていた。我が家もヨメさんが京都生まれの京都育ちなので、お雑煮はいつも白味噌仕立て。私の実家はすまし汁仕立てだったので、最初は?ってな感じだったが、もう慣れてしまった。
天ぷらは、海老と野菜の天ぷらだったが、海老天の上がり具合がなんとも絶妙で美味しかった。普段は、懐石料理もやっているようだ。またひとつ、行きつけにしたい店が見つかった感じで、ヨメさんも満足したようだった。
【今日の読書342】※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字
E-23『自由対談』
G-11『失われた時を求めて13』
H-4『パンセU』
L-6『三四郎』
コメント:今回もまだ正月気分が抜けていないのと、日経テレ東大学(YouTubeチャンネル)のトーク番組『Re:Hack【成田悠輔×ひろゆき】』を観ていて、読書時間を確保できなかった。
【今日の映画342】※データは『映画.COM』のサイト等から入手
邦題:『ベルファスト』(Amazon Prime Videoで視聴)
原題:Belfast
製作年:2021年
製作国:イギリス
監督:ケネス・ブラナー
出演:ジュード・ヒル/カトリーナ・バルフ/ジュディ・デンチ/ジェイミー・ドーナン/キアラン・ハインズ
ストーリー:ベルファストで生まれ育ったバディ(ジュード・ヒル)は家族と友達に囲まれ、映画や音楽を楽しみ、充実した毎日を過ごす9歳の少年で、笑顔にあふれ、たくさんの愛に包まれる日常は彼にとって完璧な世界だった。しかし、1969年8月15日、バディの穏やかな世界は突然の暴動により悪夢へと変わってしまう。プロテスタントの武装集団が、街のカトリック住民への攻撃を始めたのだ。住民すべてが顔なじみで、まるで 一つの家族のようだったベルファストは、この日を境に分断されていく。暴力と隣り合わせの日々のなか、 バディと家族たちは故郷を離れるか否かの決断に迫られる・・・
コメント:評価は5点満点で、映画.COMは3.9、TSUTAYAは3.43、Filmarksは3.9で、私の評価は3.5とした。
ケネス・ブラナー監督が故郷ベルファストを舞台に、自身の幼少期を投影して描いた自伝的ドラマ。分断による暴力の嵐が吹き荒れる中、それでも変わらぬ家族の愛に包まれて暮らす9歳の少年の目を通して、激動のベルファストと家族の絆をペーソスとユーモアを織り交ぜ郷愁あふれるモノクロ映像で描き出していく。ベルファストというと、なんとなくモノクロが似合うイメージがある。
【今日のジャズ342】※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手
アーティスト:Pepper Adams
レーベル:Riverside/ビクターエンターテインメント/Fantasy
録音年月日:1958.4.15
曲名:@'Tis/AYou've My Thrill/BThe Long Two /C Four/Hastings Sweet Bounce/DYourna
ミュージシャン:Pepper Adams (bs)/Donald Byrd (tp)/Bobby Timmons (p)/Doug Watkins (b)/Elvin Jones (ds)
コメント:バリトン・サックス奏者は数が少ない。ましてや傑出したプレイヤーとなれば、古今東西を探してみてもほんのわずかしか存在しない。中でもペッパー・アダムスはトップ・クラスのバリトン・サックス奏者だ。このライブを聴けば、彼が扱いづらい楽器をまるでテナー・サックスのように吹いていることがわかるだろう。バリトン・サックスの場合は吹くだけでも大変だから、まずはきちんとフレーズをつなげることに主眼が置かれる。表現は二の次だ。ところがペッパーは表現力に誰よりも長けていた。最初からそうだった。〈ユーアー・マイ・スリル〉の面白さなんか格別じゃないか。こういうプレイをバリトン・サックスで聴かせてしまうところが素晴らしい。やっぱり彼はワン・アンド・オンリーの存在だった。(『ジャズマンがコッソリ愛する!JAZZ隠れ名盤100』の「ボーナス・トラック」からペッパー・アダムス (bs) のコメント)