(22.5.28.土)晴れ
だいぶご無沙汰していた当方のツイッター『京都一条寺ラーメン街道探訪記』のための食べ歩きのために、今日は「一条寺つるかめ」に行ってきた。
最近はいつ行っても店が閉まっていたので、今日、行ったときにその旨を確認してみた。店員(やや無愛想なお兄いさん)の話では、定休日は木曜日だが他には特に休んでいないが、とのことだった。ようわからんけど、「一条寺つるかめ」に行こうと思って出かけた日が、たまたま定休日の木曜日ばかりだったということかもしれん。
まあ、とにかく魚介醤油ラーメンを注文。つけめんの方は、以前、ヨメさんと来て食べたことがある。『京都一乗寺ラーメン街道探訪記』で取り上げるに当たっては、個人的には、つけめんはラーメンではない、と思っている。だから、「一条寺つるかめ」のようにラーメンとつけめんの両方やっている店ではラーメンの方を選択するが、つけめんだけしかやっていない店も、一応は寄ってみる(もちろん食べる)ことにしている。
ツイッターにも書いたが、麺の量を、ラーメンは「小100g・並120g・中180g・大200g」、つけめんは「小150g・並200g・大300g・特大400g」が、各々、同一料金で注文可能だが、そのシステムがようわからん。自販機なので細かく区分すると対応できないからだろうか?ラーメンとつけめんの原価率は30%ほどで、その内で麺の原価は数十円程度らしいが、それで押し並べて店側の収益が確保できるから同一料金でいい、ということなら、店側の都合だけで客のことを考えていないことになるんじゃないか。
他方、サービスで同一料金にしているという考え方なら、それも解せない。ラーメンなら小と大、つけめんなら小と特大で倍以上も量の差があるのにサービスで、というのも、わけわかめ。
店員が「麺の量はどうします?」と尋くので 量は違うのに料金は同一なんて普通は思わんから「麺の硬さ」のことを尋かれたと思って 「並で」と応えてしまった。カウンターの椅子に座ってから、それとなく卓上の貼り紙を見ると「同一料金で麺量が選べる」と書いてある、なんじゃこりゃ、という感じだったが、もうめんどくさいから、オーダーはそのままにしておいた。
出てきたラーメンに関するコメントは、ツイッターにザックリと書いたとおり、すり鉢状の鉢で、スープの量も少なかったので、“見てくれ”も味わいもつけめんのような感じだった。最初にスープをひと口啜ってみたが、鰹節や煮干しなど魚介の味が濃厚で他所ではあまりない味。チャーシューは大きめの赤身の部位で、柔らかくて美味だった。
料金は800円で、高いのか安いのかわからんが、麺の量が倍以上違うのに同一料金というのが、客目線として、どうしても解せない。まあ、特大を注文したら割安になるんだろうが・・・
(22.5.29.日)晴れ
7月に手術する方の左膝の痛みが酷くなってきた。昨年末ぐらいから、夜中にトイレに行くために寝床から立ち上がる時、寝ている間は膝関節が緩んでいるが、立ち上がるときに体重がかかので痛みが生じる。それが今年になってからさらに酷くなってきたので、Amazonで杖を購入し、夜中に目覚めてにトイレに行く時に使っていた。
手術日の3ヶ月前からヒアルロン酸注射を中止する必要があり、日が経つにつれて膝内のヒアルロン酸がなくなってきたからだろうか、日増しに痛みが酷くなってきた。以前はトイレから戻る時には痛みも緩和しているので杖は必要なかったんだが、最近は戻る際にも痛みが残るようになり、杖が手放せなくなってきた。そして、昨日あたりから、寝起きの時に限らず、椅子などに座り、膝に体重がかかっていない状態から、立ち上がって歩き出そうとする時にも痛みが生じるようになり、しばらくしないと歩き出せなくなってきた。これまでは、歩き始めると痛みも緩和していたが、なかなか痛みがなくならない。手術まではあと一月以上もあるがどうなるんだろう。車椅子で入院なんてことにならないようにしたい。
NHK-BSの大リーグ中継は、ブルージェイズの菊池投手とエンジェルスの大谷選手との対決が注目される。
最後まで観戦していが、結局、菊池投手に勝ちは付かず、大谷選手もノーヒットという、一番まずい結果になってしまった。
しかし、土曜日なんか、カーリング中継より大リーグの大谷選手の活躍を中継する方が視聴率は上がると思うんだがどうなんだろう。
【今日の読書265】※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字
G-12『失われた時を求めて12』
H-3『パンセT』
K-18『東大で文学を学ぶ』
L-4『吾輩は猫である』
コメント:これまで、就寝前は、G-12『失われた時を求めて12』とH-3『パンセT』 だけを読んでいた。L-4『吾輩は猫である』は、病院などでの待ち時間や免疫・化学療法の点滴中などに読んでいたが、免疫・化学療法も終了し、これを読む時間が限られてきて、なかなかは捗らなくなってきた。それで土曜・日曜日に限って、就寝前にKindleの『吾輩は猫である』を読むようにした。
前後するが、K-18『東大で文学を学ぶ』は、この前のK-17『小説的思考のススメ』で著者の辻原登氏について取り上げられていて、たまたまツンドク本に本書があったので、このKのカテゴリーの本として読み始めた。
辻原氏は、本書の「はじめに」で、模作(パスティーシュ)を文学における最も重要な手法として言及しているので、以下に抜粋した。「われわれがものを考えたり、想像したり、あるいは生きていることそのものがパスティーシュであるという考え方が私にはあって、文学においても誰かのまねをする。『学ぶ』は『まねる』からきていますが、まねるしか生きていく方法はないわけで、文学においても同じです。(中略)要約ということは、エッセンスをつかむということですから、パスティーシュをするために最も重要な行為です。小説は要約できないという考え方もありますが、私は要約できるし、要約しなくてはいけないと思います。逆のことを考えてみましょう。われわれが小説を書こうとする。先ず何をやるか。われわれが夢見ている小説の要約から始めるではありませんか。つまり、小説の構造を読み取るには要約しかない。読まないで要約はできませんが、要約した上で、今度はそれをどのようにパスティーシュできるかということを考えてみる。(中略)パスティーシュという考え方を極端まで押し進めていくとそっくりなものを書いてしまう、しかもまねをして書いたのではなく、オリジナルなものとして書いてしまうということが理論的には起きる。」
【今日の映画265】※データは『映画.COM』のサイト等から入手
邦題:『ブラックブック』(Amazon Prime Videoで視聴)
原題:Zwartvoek
製作年:2006年
製作国:オランダ・ドイツ・イギリス・ベルギー合作
監督:ポール・バーホーベン
出演:カリス・ファン・ハウテン/トム・ホフマントム/セバスチャン・コッホ/ハリナ・ライン
ストーリー:スエズ動乱直前のイスラエルで教師をしているラヘル(カリス・ファン・ハウテン)は、オランダから観光に来た女性に声をかけられる。その人物は戦争終結間際のドイツで知り合ったロニー(セバスチャン・コッホ)だった。再会をきっかけに戦時中のつらい思い出を振り返る。ナチス・ドイツによる占領中のオランダで、ユダヤ人であるラヘルは隠れ家でひっそりと暮らしていたが、ある日、隠れ家が爆撃されてしまう。難を逃れたラヘルは、偶然居合わせた男の家へ身を寄せるが、そこへオランダ警察であるという男が現れ、すぐにドイツ兵がやってくるため逃げるよう警告する。その男の手引きで逃げることにしたラヘルは、離れ離れになっていた家族とともにまだドイツに占領されていない地域へ船で逃げようとするが、突然現れたドイツ兵に襲撃され家族を皆殺しにされる。 復讐を誓うラヘルは助けてくれたレジスタンスに加わり、名前もエリスに変える。無線機器を列車で運んでいた際に諜報部のトップであるムンツェ大尉(セバスチャン・コッホ)と居合わせ、同乗することになる。これを縁に、ユダヤ人である事を隠してムンツェ大尉の愛人となり、ドイツ軍へ潜り込みスパイ活動を始めるが・・・
Wikipediaによれば、Rotten Tomatoes(ロッテントマトはアメリカ合衆国の映画評論サイト)の批評家の一致した見解は「セックス、暴力、そして道徳的相対主義が激しく混じり合った『ブラックブック』は恥知らずなほど面白いメロドラマである。」であり、155件の評論のうち高評価は75%にあたる117件で、平均して10点満点中7.10点を得ている、とのことだが、加えてサスペンスとしても第一級の作品。各映画サイトも高評価だが、私も4.0とした。最近、観た作品の中では一二を争う傑作と言える。最後のドンデン返しもすごいが、作品中に布石が打たれている。それを確認する意味でも、なんとなく二回観たくなってくる作品だ。
それと、(どうでもいいかも知らんが)主演のカリス・ファン・ハウテンがなんとなく加賀まりこに似ているなぁ。
そんなに古い作品でもないがフルムービーが、YouTubeにアップされていた。画像は粗く、ちょっとひしゃげている。おまけに字幕もなく、しかも独語、蘭語、英語、ヘブライ語の四ヶ国語が使われているようなので・・・
【今日のジャズ265】※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手
タイトル:Western Suite
アーティスト:Jimmy Giuffre
レーベル:Atlantic/ワーナーミュージックジャパン
録音年月日:1958.12
曲名:@Western Suite : Pony Express/AWestern Suite : Apaches/BWestern Suite : Saturday Night Dance/CWestern Suite : Big Pow Wow/DTopsy/EBlue Monk
ミュージシャン:Jimmy Giuffre (cl,ts,bs)/Bob Brookmeyer (tb)/Jim Hall (g)
コメント:日本では地味な存在に甘んじているが、アメリカのジャズ界でジミー・ジェフリーは確固たる評価を築いたリード奏者にして作・編曲家。それというのも、ひとえにこのアルバムを残したからだ。四部構成の表題曲が素晴らしい。ジャズは誕生したときからさまざまな音楽性を取り込むことで発展してきた。そのことを、この組曲は改めて実感させてくれる。(『ジャズマンがコッソリ愛する!JAZZ隠れ名盤100』から抜粋)