2022年02月27日

逃病日記336(22.2.27.日)

(22.2.26.土)快晴
 いよいよ春の到来!だ。まさに「冬来りなば春遠からじ」という感じ。このフレーズの原文は英国の詩人の詩で「If Winter comes, can Spring be far behind ?」というんだそうだが、その蘊蓄に紐付けしておいた。
 ということで、コロナ・ワクチン接種の副反応の熱も治ったので久しぶりに外出した。
 まず、大垣書店で、先日来、気になっていた本の所在を確認した。1冊目は三中信宏三の『読書とは何か』で、まあ、この手の「読書論」にはこれまでもお世話になり、かつあまり役には立たなかったという実感はあるが、本書は、パラパラと立ち読みしただけだが、ダーウィンの『種の起源』  難解ではないんだが記述スタイルが独特で結論を捉えにくい  の攻略法について論じているので、なんとなく気になった。
 2冊目は、『太陽がいっぱい』や『見知らぬ乗客』などの原作者で知られるパトリシア・ハイスミスの『サスペンス小説の書き方』。彼女の小説はまだ読んだことはないが、「単なエンターテイメントに止まらない」という評判をよく見かけるので、一度、読んでみたいと思っていたところ、その彼女が書いた『サスペンス小説の書き方』ということで食指が動く。
 さてどうしようか、2冊とも買うか買うまいか、今日は、取り敢えず、見合わせたが、一応、ペンディングということにして、明日また立ち寄ってみよう。
 次に、イズイヤ4階のホームセンター「コーナン」で風呂の栓  チェーンが切れてしまったので  を購入した。サイズなんかをどんなふうに選んだらいいのかわからんので、店員に声を掛けたが、商品のことがなんもわからんようなオバハンやった、なんぼなんでもひどすぎる。最低限の社員教育ぐらいしとけや。あとで書品説明ができるニイチャンが来て、対応してくれたけど・・・、ほんでも、買うときにそのニイチャンに確認したら、「家で実際にはめてみて、合わんかっても商品交換はしません」って言いよった。こんなんありかいな?(しかし、なんで「イズミヤ」の話になったら関西弁になんねんやろね?)

 帰宅して、風呂の栓を合わしてみたら、なんとかハマって、一安心ということで、一件落着。

(22.2.27.日)快晴
 昨日、大垣書店で買うか買うまいか逡巡した二冊の本  三中信宏三の『読書とは何か』とパトリシア・ハイスミスの『サスペンス小説の書き方』  を買うか買うまいか、まだ迷っている。どちらも読みたいんだが、問題は、@書棚のスペースがないこと、A(ツンドク本も含め)他にも読みたい本がたくさんあるのに読む時間(余命)が残されているのかということ。@に関しては、川端丸太町の娘の家の近くの大学寮で地域交流の一環として近隣からの古書(寮生が読むための)の受け入れを希望しているとの情報があったので、読んで再読の見込みのない本を引き取ってもらえる目処が立った。また、Aに関しては、内藤 陳の書名ではないが、自分自身で、蔵書のすべてを「読まずに死ねるか!」という「心持ち」があるので、本が増えても「すべて読むためには長生きせなあかん」と一種のモチヴェーションになるようにも思われる。
 まあ、てなことで、「書いたいなあ」→「買おうかなあ」→「買おう」と気持ちの変化を感じなくもない。

【今日の読書226※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字
@-21『吉本隆明代表詩選』
G-11『失われた時を求めて11』
H-3『パンセT』
I-31『我が詩的自伝』
K-15『読書実録』
コメント:I-31『我が詩的自伝』は、まだ、第一章「「非常時」の子」だけしか読んでいないが、なかなか面白い自伝。ユニークな内容の話も多いが、「文学」にまつわる発言で、当方がマーカーを引いたものを抜粋しておく。
p.7「感覚的に言うと、フィルムに傷がつくようにして記憶に傷がついたような子供だった。」
p.12「(幼少時の記憶について)それを正確に記述しようとする後年の精神の働きによって記憶が二重になってきてるのね。つまり事実そのものというよりも、それを書きとめる際に、そこで働く「透視力」によってというのか、微妙に変えてずらして書いているはずです。書くということによって、それがあらためて記憶に入ってきている。」
p.17「書くときというのは書く効果のためにいろんな記憶の角みたいなものを利用しながら、書くものが要請する効果みたいなものをつかんで書くんですね。」
p.19「聖書の詩篇の第二十三編の「主は我が牧者なり・・・・・・たとひわれ死のかげの谷を歩むとも禍害をおそれじ」は覚えています。そういう異語との傷口みたいな接触が、やはり出発点にあったのね。」

【今日の映画226】※データは『映画.COM』のサイト等から入手
邦題:『大人は判ってくれない(TSUTAYAレンタルビデオで視聴)
原題:Les 400 coups
製作年:1959年
製作国:フランス
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:ピエール・レオ/パトリック・オーフェー/アルベール・レミー/クレール・モーリエ
ストーリー:12歳のアントワーヌ・ドワネル(ピエール・レオ)にとって、毎日は苦痛の連続で、学校では成績も悪く、いたずら好きで先生に叱責され、家では厳しい母親(クレール・モーリエ)とうだつの上がらない父親(アルベール・レミー)に囲まれた息の詰まる生活を送っていた。そんなある日、登校中に親友のルネ(パトリック・オーフェー)に出会い、学校をサボって街中をうろついていて、母親が見知らぬ男と抱き合っているのを見てしまう。母は帰宅せず、翌朝、前日の欠席の理由を教師に追及されて「母が死んだのです」と答えるが、欠席を知った両親が現れてウソがばれる。しかしある日、尊敬するバルザックの文章を丸写しして提出した作文がばれて叱られ、アントワーヌは家を出て、金持ちのルネの家に隠れ住む。やがて金に困り、ルネと一緒に父の会社のタイプライターを盗むが、守衛に捕まり、警察へ連行され、非行少年として少年審判所へ送られ・・・
コメント:評価は5点満点で、映画.COMは3.7、TSUTAYAは3.58、Filmarksは4.0で、私の評価は3.8とした。
 フランソワ・トリュフォーが1959年に発表した長編デビュー作。12歳の少年を主人公に描いた自伝的要素の強い作品で、第12回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞、トリュフォーは一躍“ヌーベルバーグの旗手”として知られるようになった。
 『映画術 ヒッチコック/トリュフォー』を読んで、ヒチコックの作品をフォローしたが、インタビュアーを務めたトリュフォーの作品も観たくなった。ところが、Amazon Prime VideoやU-NEXTのサイトでは、ほとんど配信されていなかったので、TSUTAYAレンタルビデオでの「旧作1枚88円」のサービス期間を待ってレンタルした。トリュフォーの「映画への関心の芽生え」が描かれている。

【今日のジャズ226】※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手
タイトル:Whims Of Chambers
アーティスト:Paul Chambers
レーベル:Blue Note/EMIミュージック
録音年月日:1956.9.21
曲名:@Omicron/AWhims Of Chambers/BNita/CWe Six/DDear Ann/ETale Of The Fingers/FJust For The Love
ミュージシャン:Donald Byrd (tp)/John Coltrane (ts)/Horace Silver (p)/Paul Chambers (b)/Kenny Burrell (g)/Philly Joe Jones (ds)
コメント:同じブルー・ノートから出た『ベース・オン・トップ』の影に隠れているが、その前年に吹き込まれたこの作品もポール・チェンバースの魅力を十分に伝えている点でベスト・アルバムに数えていいと思う。力強いベース・ワークが精鋭たちとの間で繰り広げられる。日ごろは名脇役に甘んじている彼が、実は魅力いっぱいのリーダーであることも証明した。(『ジャズマンはこう聴いた!珠玉のJAZZ名盤100』から抜粋)
 同じ『珠玉のJAZZ名盤100』からチャーリー・ヘイデン (b)のコメント「ポール・チェンバースに関しては多くのベーシストが彼のボウイングを絶賛している。わたしにも異論はない。でも、個人的には彼のピチカット奏法がそれ以上に素晴らしいと思っている。彼ほど安定感に溢れたウォーキングができるひとはいない。ドラマーの存在が霞んでしまうほど強力だ。それでいてビートをキープするだけにとどまっていない。触発的なフレーズをウォーキングで提示することによって、ソロイストを鼓舞してみせる。ベーシストとして理想的な姿がそこにある。リーダー作は少ないが、リーダーとしても立派だ。それらのことをこのレコードは教えてくれた。」
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2022年02月25日

逃病日記335(22.2.25.金)

(22.2.24.木)晴れ時々曇り
 今日になって、やっとコロナ・ワクチン接種の副反応の発熱が治った。38度を超えたことはなかったので、少しだけしんどい程度だったが、二日間入浴を控えていた。3回接種したので、まあこれで安心してどこへでも出かけられるため、『京都ラーメン街道探訪記』の食べ歩きも、心置きなくラーメン店を探訪できる。
 I-29『映画術ヒッチコック/トリュフォー』を読んで、しばらくの間ヒチコックの作品をフォローしていたが、インタビュアーを務めたトリュフォーの作品も観たくなった。しかしAmazon Prime VideoやU-NEXTのサイトでは、トリュフォーの作品はほとんど配信されていなかった。
 それで、TSUTAYAレンタル・ビデオのサービス期間の「旧作1枚88円」を利用してレンタルしたDVDが、今日、届いた。トリュフォーの作品を中心に計16枚だが、レンタル可能なトリュフォーのDVDが意外と少なくて7枚だけ。DVD化されていないものやTSUTAYA保管残数が少ないものも多いようだ。

(22.2.25.金)晴れ
 そろそろ春の訪れを感じさせる気候になってきた。今日は気温も10度を超えそうだ。ワクチン接種の副反応が出たために控えていた、室内でのストレッチや運動を再開した。しかし、まあ、外出は明日からにしておこう。
 ヨメさんが、川端丸太町の娘一家の留守宅の「風通し」に行ったので、「鬼の居ぬ間の」テレビ録画映画鑑賞、今日は池波正太郎の鬼平犯科帳』。
 池波正太郎の時代劇の原作は読んだことはないが、趣味人であり、映画や演劇などの芸術・芸能全般に造形が深く、また、“食通”としても「食べ歩き本」などを多数出している。自伝なども含めたそれらの著作は、4年前の入院期間中に10数冊読んだことがある。「食べ歩き本」や自伝などほとんどは古本屋に売り飛ばしてしまったが、『池波正太郎の映画日記』と『池波正太郎の銀座日記』だけは書棚に残っていた。また、読み直そうと思う。どちらにも、食通としての記事も満載されているが、この人の食レポだけは、掛け値なく100%信頼できる印象がある。私の『京都ラーメン街道探訪記』もそんなふうにしたいもんだ。

【今日の読書225※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字
@-21『吉本隆明代表詩選』
A-36『日本経済を学ぶ』
B-40『宇宙創成 上』
B-41『種の起原 下』
D-9『わが小林秀雄』
E-20『犬は吠えるT ローカル・カラー 他』
F-68『海辺のカフカ 下』
G-11『失われた時を求めて11』
H-3『パンセT』
I-31『我が詩的自伝』
K-15『読書実録』
コメント:I-31『我が詩的自伝』は、前回の【今日の読書224】で触れている「I 書店の平積みや書籍広告などで興味を持った本(ジャンルは問わない)」のカテゴリーにラインナップした吉増剛造の自伝だが、さすが、長年にわたって現代詩を書き続けている詩人だけのことはある。本当に変な感性を持った人だなぁ、というのが読み始めて感じた印象。
 K-15『読書実録』も、初めのほうの  吉増剛造が吉本隆明の著作を筆者しているあたりの  記述はまあいいが、その後、小島信夫やカフカに言及し始めてから、ちょっとわけの分からんような雰囲気が漂いはじめた。

【今日の映画225】※データは『映画.COM』のサイト等から入手
邦題:『駅 STATION(BSテレ東シネマスペシャル録画で視聴)
原題:  
製作年:1981年
製作国:日本
監督:降旗康男
出演:高倉健/倍賞千恵子/いしだあゆみ/烏丸せつこ/古手川祐子/根津甚八/名古屋章/大滝秀治/池部良
ストーリー:1967年。警察官の英次(高倉健)は過酷な仕事とオリンピックの射撃選手として練習が続いたことが原因で妻・直子(いしだあゆみ)と離婚した。1976年。オリンピック強化コーチのかたわら、連続通り魔を追う英次。犯人として浮かんだ吉松五郎(根津甚八)を捕まえるため、妹のすず子(烏丸せつこ)の尾行を開始する。1979年。故郷の雄冬に帰る英次だったが、連絡船が欠航となったため仕方なく居酒屋“桐子”に入るが・・・
コメント:評価は5点満点で、映画.COMは3.4、TSUTAYAは3.39、Filmarksは3.7で、私の評価は3.5とした。
 オリンピックの射撃選手でもある刑事と3人の女性の宿命的出会いと別れを3部構成で描いたドラマだが、寡黙な雰囲気の高倉健にぴったりの役柄。居酒屋“桐子”での高倉健と倍賞千恵子のカウンター越しのシーンはの醸し出す哀愁や切なさ、男と女の感情の機微などは、ウェットではあるが日本映画ならではのものだろう。雪の北海道の風景やローカル線の駅の佇まいなども、外国映画では絶対に表現できない抒情性だろうな。
 『フーテンの寅』の倍賞千恵子も、  愚兄(フーテンの寅)のことを心配するときの悲しげな表情など  いいが、本作品のような薄幸な役柄をさせたら絶品だ。切なそうな表情やほつれ髪を手で整える仕草なんかはなんとも言えないなぁ・・・。

【今日のジャズ225】※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手
タイトル:Happenings
アーティスト:Bobby Hutcherson
レーベル:Blue Note/東芝EMI/EMIミュージック
録音年月日:1966.2.8
曲名:@Aquarian Moon/ABouquet/BRojo/CMaiden Voyage/DHead Start/EWhen You Are Near/FThe Omen
ミュージシャン:Bobby Hutcherson (vib)/Herbie Hancock (p)/Bob Cranshaw (b)/Joe Chambers (ds)
コメント:長らくミルト・ジャクソンのひとり舞台だったヴァイブの世界に新風を吹き込んだのがボビー・ハッチャーソンだ。モード・ジャズを主体にした新主流派スタイルで登場してきた彼が、この作品で存心に斬新なプレイを試みる。魅力的なプレイで応じるハービー・ハンコックの活躍も見逃せないし、彼の〈処女航海〉が取り上げられていることで大きな話題を呼んだ。デビュー当時、《ヴァイブのジョン・コルトレーン》と呼ばれていた。それはヴァイブに斬新な音楽性を持ち込んだからで、この作品がまさにそのとおりの内容になっている。(『ジャズマンはこう聴いた!珠玉のJAZZ名盤100』から抜粋)
 ボビー・ハッチャーソンの流れるようなヴァイブラホンを聞いていると、「線香花火」の流れ落ちる繊細な火花をイメージしてしまった。また、上記のコメントにある〈処女航海〉が本当にいい、静謐なエーゲ海の海原に船出し、帆走る帆船をイメージさせてくれる。

 YouTubeにボビー・ハッチャーソンと、このアルバムでピアノを弾いているハービー・ハンコックのコンサート・ライブの映像がアップされていたのでリンクを貼っておいた。
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2022年02月23日

逃病日記334(22.2.23.水)

(22.2.21.月)曇り時々晴れ
 歌手で俳優の西郷輝彦さんが前立腺がんで亡くなった。享年75歳とのことだが、私が若い頃に西郷輝彦に似ているなんて言われていた  ただ単に、眉毛が太くて、濃いいところが似ているというだけ。ヨメさんに「昔、似てるって言われてたんやで」と言うと「どこが・・・???」って切り返されてしまった  こともあって、なぜか親近感のある俳優さんだった。
 この話に関連して、実の娘である逸見えみりさんがインスタグラムにアップされたコメントが感動的で涙なしに読めない。いい父親であり、いい娘であったんだなあ。
 西郷さんの場合は、前立腺がんが再発したとのことだが、前立腺がんは5年生存率が100%と高くて、人間ドックなどを受けて早期発見すれば、ほぼ助かる種類のがんだと思っていたが、そうでもない場合もあるんだ。やはり「再発」と聞くと、ついつい自分のことに引き寄せて考えてしまう。

(22.2.22.火)曇り時々晴れ
 今日、近くの医院に、コロナ・ワクチンの3回目の接種を受けに行った。前回の2回目の接種の後、少し発熱したので、まあ、今回も多少の熱は出るだろうと思っている。
 ワクチン接種の後、近くの「ラーメン横綱」に行った。実は、先週水曜日の関西テレビの番組「よ〜いドン!」で漫才コンビのロザンが一乗寺の「ラーメン街道」のレポートをやっていた。以前から、そのうち、この「ラーメン街道」の全ラーメン店を制覇してやろう、なんて漠然と思っていたが、このロザンのレポートを見て刺激された。
 「ラーメン街道」とは、北大路通りと東大路通りが交わる高野交差点から北側の東大路通り沿いと、曼殊院通りなど一乗寺近辺にある20数店のラーメン店が集まっている地域をいう。
 現在の住まいである公団の高野団地に住んで40年ほど経ったが、住み始めた頃は、東大路通りも修学院まで通じていなかったと記憶する。ラーメン店も「天天有」など数店が営業していた程度だった。東大路通りが修学院道まで延びた頃から、  高野交差から北側の延長分は、道幅が4車線から2車線に減ることもあって、「東大路通り」と呼ぶという認識はあまりなかった  徐々に東大路通り沿いにラーメン店が増え始め、東大路通りの高野交差点を少し上がったラーメン街道口にランドマークのように「横綱」が開店し、グルメ雑誌などが「一乗寺ラーメン街道」なんていって特集し始めてからだろう。
 こんな地元にあるのに、ラーメン街道の店にはこれまであまり行ったことがなかった。京都のラーメン店の老舗といわれる「ますたに」などにはよく行った。それから、もう店はなくなってしまったが、「東京ラーメン」というのが京大近く(鞠小路通東一条上がる)にあって、昔はそこによく行っていた。メニューがカレーライスとラーメンという、変な取り合わせの店で、そのカレーライスも家庭で作るような、なんとなく懐かしい味で、時々、食べたくなってくる、そんなカレーライスだった。ラーメンの方はどちらかと言えば「あっさり系」で、私は、個人的には一番好きな味だった。
 関西テレビの「よ〜いドン!」のロザンのレポは、明日も第二弾として、「ラーメン街道」外の「天下一品」を特集するそうだ。
 そんなこんなで、『京都ラーメン街道探訪記』として、週1回程度ラーメン店の探訪結果をツイッターにアップすることにし、東大路通りを高野交差点から北上して、西側の店から順番にということで、第1回は「ラーメン横綱」からスタートすることになった。個人的にはチャーシュー麺が好みだが、各店を比較するために普通のラーメンで味比べすることにした。

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(22.2.23.水)晴れ時々曇り
 昨日、コロナ・ワクチンの3回目を接種したが、やはり夕方ぐらいから少し熱が出てきたようだ。最初に測った時は36.8度だった。それほど高い熱ではないが、私の平熱は36.0度を下回っていることも多いので、36.5度を超えるのは本当に久しぶりだ。夕食を食べるときにも熱があったので、念のため、解熱剤のカコナールを服用しておいた。入浴も控えたが、夜間、トイレに行くときに測ってみると、37.8度だった。さすがにこれだけ熱が出ると、少し身体もしんどい感じがした。
 今朝、目覚めても熱はあまり下がっていなかった。しかし、寝ておくのもなんなんで、服を着替えて通常どおりの生活パターンで過ごすことにしたが、それほどしんどい感じはなく、熱も36度台になってきた。

 今日は入浴できるだろうと思っていたが、夕方になって、また、熱が上がって37度前半になってきたので、結局、入浴はキャンセルすることにした。

【今日の読書224※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字
@-21『吉本隆明代表詩選』
A-36『日本経済を学ぶ』
B-40『宇宙創成 上』
B-41『種の起原 下』
D-9『わが小林秀雄』
E-20『犬は吠えるT ローカル・カラー 他』
F-68『海辺のカフカ 下』
G-11『失われた時を求めて11』
H-3『パンセT』
K-15『読書実録』
コメント:@-21『吉本隆明代表詩選』は、吉増剛造的筆写を継続している。現在、『エリアンの手記と詩』の『X 暗い風信』の途中だが、関連して、書棚からツンドク本の吉増剛造の『我が詩的自伝』を取り出したら、この本も読みたくなってきた。現在「I 書店の平積みや書籍広告などで興味を持った本(ジャンルは問わない)」のカテゴリーが空いているので、まあ、ここにラインナップすることにする。
 A-36『日本経済を学ぶ』は、最終章第7章の「日本経済の課題と日本経済の課題と経済政策」の途中で、あと、数節を残すだけ。本書は2005年1月に刊行された書で、分析の難しい平成の30年間の経済が対象となっていない。さて、次になにを読むかな。
 B-39『種の起原 下』は、とりあえず、光文社古典新訳文庫版の方で全体を読み切ることにした。岩波文庫版の取り扱いは、本書を読み終えてから考える。
 B-40『宇宙創成 上』は、アーサー・エディントンの観測隊の協力でアインシュタインの「一般相対性理論」が認められたところまできた。ところで、エディントンといえば、B-32.33『ブラックホールを見つけた男』では、チャンドラセカールのブラックホール発見の前段階の「白色矮星の運命の新事実の発見」を認めずに、立ちはだかった守旧派の天体物理学者として描かれている。『宇宙創成 上』の導入部で描かれている、コペルニクスの「天動説」を認めなかったプトレマイオスなどと同じように、新たな発見を認めて受け入れることを拒否したという同じ立ち位置にいるわけで、巡り合わせというのは皮肉なもんだ。すべての者がそうなるとは思わないが、「科学者」がどこかの段階で  エスタブリッシュになると  「政治家」になってしまうということだろう。
 K-15『読書実録』保坂和志は、K-13『パムクの文学講義』と K-14『この30年の小説、ぜんぶ』を読み終えた後の書ということになるが、本書で保坂和志が、吉増剛造が吉本隆明の著作を筆写しているという事実  上記の@-21『吉本隆明代表詩選』で触れている話  について言及している。

【今日の映画224】※データは『映画.COM』のサイト等から入手
邦題:『関ヶ原(BS日テレ「1月は!名作時代劇」 録画で視聴)
原題:  
製作年:2017年
製作国:日本
監督:原田眞人
出演:岡田准一/役所広司/有村架純/平岳大/東出昌大/滝藤賢一
ストーリー:幼くして豊臣秀吉(滝藤賢一)に才能を認められ、取りたてられた石田三成(岡田准一)は、秀吉に忠誠を誓いながらも、正義ではなく利害で天下を治める秀吉の姿勢に疑問も抱いていた。そんな三成の下には、猛将として名高い島左近(平岳大)や伊賀の忍びの初芽らが仕えるようになるが、秀吉の体調が思わしくないなか、天下取りの野望を抱く徳川家康(役所広司)は、言葉巧みに武将たちを自陣に引き込んでいった。そして1598年8月、秀吉が逝去。1600年9月15日、毛利輝元を総大将に立てた三成の西軍と、家康率いる東軍が関ヶ原で天下分け目の決戦に挑むこととなる・・・
コメント:評価は5点満点で、映画.COMは2.9、TSUTAYAは2.74、Filmarksは3.2で、私の評価は3.0とした。
 司馬遼太郎の小説を、岡田准一、役所広司、有村架純らのキャスト共演で映画化した作品。
 これまでの三成像といえば、頭は切れるが冷徹で不人気というのが一般的だったが、主演の岡田が、三成の義を貫いた生き様を軸に不器用で人間味あふれる新たな三成像に挑んでいる。
 BS日テレの「1月は!名作時代劇」を録画していたものだが、司馬遼太郎の原作は、だいぶ前に読んだことがある。日本人なら誰でも知っている「関ヶ原の戦い」、クライマックスの「関ヶ原」に向けての権謀術策が  有村架純ちゃんが「くの一」を演じている  軸になっているが、最後の関ヶ原の戦いの場面、もう少し「スペクタクル」といえるような映像が欲しかった。

【今日のジャズ224】※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手
タイトル:Black Coffee
アーティスト:Peggy Lee
レーベル:Decca
録音年月日:1953.4.30/1956.4.3
曲名:@Black Coffee/AI've Got You Under My Skin/BEasy Living/CMy Heart Belongs to Daddy/DIt Ain't Necessarily So/EGee Baby, Ain't I Good to You?/FA Woman Alone With the Blues/GI Didn't Know What Time It Was/HWhen the World Was Young/ILove Me or Leave Me/JYou're My Thrill/KThere's a Small Hotel
ミュージシャン:Peggy Lee (vo)/Pete Candoli (tp)/Jimmy Rowles (p) /Max Wayne (b)/Ed Shaughnessy (ds)//Peggy Lee (vo)/Stella Castellucci (harp)/Lou Levy (p)/Bill Pitman (g)/Buddy Clark (b)/Larry Bunker (ds,vib,per)
コメント:50年代の白人女性ボーカル・シーンでアニタ・オデイ、クリス・コナー、ジューン・クリスティとトップを張り合ったのがペギー・リーである。これは、その彼女が残した最高傑作。コンボをバックに、リーが表情豊かな歌をたっぷりと聴かせてくれる。ジャズ・ボーカルの魅力を初心者から通のファンまでわからせてくれる点で、これは最高の一枚。(『ジャズマンはこう聴いた!珠玉のJAZZ名盤100』から抜粋)
posted by ポピー at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 逃病日記