(21.7.29.木) 晴れ時々曇り
今日もオリンピック中継のテレビ観戦。
卓球女子シングルスで伊藤美誠が銅メダルを取ったが、その時のインタビューのコメントが不愉快だった。混合ダブルスで金メダルを取った時は、素晴らしいと思ったが、今回のコメントを聞いて彼女をみそこなった感じ。
準決勝で中国選手に「4対0」で敗退したが、銅メダルを取った時のインタビューで「準決勝では20%も力を発揮できなかった」とコメントしていた。これを聞いて、なんと対戦相手に失礼なことを言っているんだろうと思った。あたかも「100%の実力を出していれば勝っていた」と言っているかのようじゃないか。そもそも「4対0」で負けておいて、本番の試合で実力を出さずに、いったい、いつ力を発揮すると言うんだ。卓球の試合は7ゲームもあるんだから、そんなに実力があるんなら、いつでも挽回できたはずだ。まだ20歳の若輩ということを割り引いても、スポーツマンらしくないコメントだ。対戦相手へのリスペクトというものがあるだろう。
結局、混合ダブルスの金メダルも、水谷選手の力 特にメンタル面 での貢献が大きかったのかもしれない。
(21.7.30.金) 晴れ時々曇り一時雨
今日は、6週間に1回の免疫療法のための血液・尿検査とエックス線の日。特に予約時間はないが、患者が混んでいる時間帯を避けて午後から検査を受けるので、暑い暑い昼時に出かけなければならない。もう、バス停で待っているときから“汗だく”の状態。
病院に着いて、自動受付機で受付を済ませ、すぐに血液・尿検査へ向かった。発汗のせいか、採尿していても、なかなかな必要量の尿が出ない。なんとか最低ラインぎりぎりで採尿を終え、血液検査。今日は採血管は8本。前回の免疫療法の点滴の時に、点滴用の針が血管にうまく入らず、点滴終了後に腕にシビレが残ったが、そのことを尋ねてみると、毎回、腕の同じ部位で点滴をしないほうがいいだろうと言っていた。来週の月曜日の点滴は、いつもの右腕ではなく左腕にしてみよう。
今日、WOWOWを解約した。最近は、放送番組をリアルタイムで観ることはほとんどなく、WOWOWオンデマンドしか利用していなかった。以前は、私自身がテニスをやっていたこともあって、全グランドスラムを放映しているWOWOWは貴重な媒体で、欠かさず観ていたが、私が膝を痛めてテニスをすることができなくなってからは、段々と観ることもなくなってきていた。
WOWOWオンデマンドでは、主に洋画と海外ドラマを観ていた。WOWOWオンデマンドは放送番組とリンクしているので、番組放送に併せてその放映作品が、一定期間、オンデマンドで配信される。
番組放送は、毎月、一定のテーマによる作品 例えば、小津安二郎特集など特定の監督作品、『007』などのシリーズ作品、「秋のサスペンス」等のテーマ別作品 が放映され、それらの作品が放送後にオンデマンドで配信される。したがって、オンデマンドで観るときは配信終了期限を気にしてなければならないので、番組に追われている感じがなくもない。
その点、Amazon Prime Video は、多くの配信作品から、好きなときに任意の作品を観ることができる。ただ、最新の作品や人気のある作品は「有料」のものが多い。Amazon Prime そのものは、当方が書籍や小物類などを通販で購入することが多いため、「無料配達」が目的で会員になっているので、Prime Video はオマケみたいなものだが、金を払ってまで観たいとは思わない。また、配信作品数はそこそこあるが、Classic の「名画」と言われるような作品があまり多くない。
それで、色々と調べてみたら、U-NEXT が総作品数も多く、洋画、邦画ともに各年代にわたって万遍なく作品が配信されていて、無料の「見放題」作品も多い。例えば、邦画作品で「小津安二郎」と検索すると35作品もヒットする。
ということで、7月いっぱいでWOWOWを終了し、8月初めから U-NEXT に加入する予定でいる。今後、蓮實重彦氏の『見るレッスン 映画史特別講義』なんかを読みながら、そこで言及されている作品を観るということもできるので、「ジャズ」のAmazon Music Unlimited みたいな感じで利用していけそうだ。
【今日の読書135】※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字
G-9『失われた時を求めて9』
H-3『パンセT』
コメント:オリンピック観戦や金曜日の病院行きなどで読書はあまり捗らなかった。
【今日の映画135】※データは『映画.COM』のサイト等から入手
邦題:『ジョーンの秘密』(WOWOWオンデマンドで視聴)
製作年:2018年
製作国:イギリス
原題:Red Joan
監督:トレバー・ナン
出演:ジュディ・デンチ/スティーブン・キャンベル/ソフィー・クックソン/トム・ヒューズ
ストーリー:夫に先立たれ、仕事も引退し、イギリス郊外で穏やかな一人暮らしを送っていたジョーン・スタンリー(ジュディ・デンチ)が突然訪ねてきたMI5に逮捕されてしまう。彼女にかけられたのは、半世紀以上も前にロシアのKGBに核開発の機密情報を漏えいしていたというスパイ容疑だった。ジョーンは無罪を主張するが、外務事務次官のW・ミッチェル卿の死後に見つかった資料などから、彼女の驚がくの過去が次々と明らかに・・・
コメント: 評価は5点満点で、映画.COMは3.5、Yahoo!映画は3.64、TSUTAYAはリリースされていない。私の評価は3.5とした。映画作品としては面白い作品だと思う。
スパイ容疑で逮捕された80代の老女(メリタ・ノーウッド)の数奇な実話をもとにしたジェニー・ルーニーのベストセラー小説を「恋におちたシェイクスピア」のオスカー女優ジュディ・デンチ主演で映画化された作品。このジュディ・デンチっていう女優さん、よく見たことあるなあと思っていたら、そうだ、『007シリーズ』のMI6のM役で出演していたんだった。
この作品が実話をもとに制作されたと言うことだが、実際の事件はこの作品の内容とは大きく異なっているようだ。実話をもとにしたということで、てっきりこの作品のストーリー 主人公が原爆開発に関わって、その情報をソ連に渡したスパイという話 が実話と思っていたが、実際は、彼女自身が研究者ということではなかったようだし、作品中でイギリスの原爆開発の中心人物で彼女の夫となるマックス・デイヴィス教授、や彼女の弁護を引き受けることになる息子の話も実話ではないようだ。
【今日のジャズ135】※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手
タイトル:Travels
アーティスト:Pat Metheny
レーベル:ECM/ポリドール
録音年月日:1982.7./1982.10./1982.11.
曲名:@Are You Going With Me?/AThe Fields The Sky/BGoodbye/CPhase Dance/DStraight On Red/EFarmer's Trust/FExtradition/GGoin' Ahead / HAs Falls Wichita So Falls Wichita Falls/ITravels/JSong For Bilbao/San Lorenzo
ミュージシャン:Pat Metheny (g)/Lyle Mays (key)/Steve Rodby (b)/Dan Gottlieb (ds)/Nana Vasconcelos (per)
コメント:パット・メセニーは、年に200本以上のステージをこなす。それだけに、これまで結成してきたグループはいずれもその時点で最強のライブ・バンドとして君臨してきた。中でも70年代から80年代にかけて存続したこのグループは、メセニーの音楽を最良の形で伝えるものだった。この二枚組み実況録音盤がその素晴らしさを存分に聴かせてくれる。(『ジャズマンが愛する不朽のJAZZ名盤100』より抜粋)