(21.6.28.月) 晴れのち雨
今日は、6週間に1回の免疫療法のためにK大病院へ行ってきた。
診察予約は、AM9:15からなので、いつもより30分ほど早くAM7:15にiPoneの目覚ましを合わせて起床した。
病院い着いたのは、ちょうどAM9:00頃で、外来エリアの再来自動受付機で受付をして、「がん病棟」の受付、待合室に向かった。受付では、点滴を受けるに当たっての体調等に関するアンケートに記入し、点滴時に付けておく、患者氏名などの印字されたリストバンドを受け取ることになっている。
待合室にいると、ちょうど予約時刻のAM9:15頃にPHSの呼出コールがあって、入室すると、いつものように、ディスプレイ上に先週の金曜日に撮った胸部エックス線画像が開けてあり、血液・尿検査のデータがプリントアウトされて医師の机上に置かれていた。
それらのデータに基づく先生からの説明で、今回も特にデータ上の異常はなく、免疫療法をして差し支えないとのことだった。
診察を終え、医師から点滴に当たってのデータ等を記載したファイルを受け取り、化学療法部の受付に提出し、点滴台へ案内されるまでの間に、バイタルデータ 血圧、体温、酸素濃度、身長、体重 を自動測定器などを使って自分で測る。データはオンラインで患者の電子カルテに取り込まれるようになっている。
ほどなく名前を呼ばれ、点滴台 理髪店や歯科医の椅子をもう少しでっかくしたもので、液晶テレビもアームで付いている に案内され、点滴薬剤の調剤ができるまで、点滴する側の腕を温熱タオルで温めて10分程度待っていると、看護師が点滴薬剤などをワゴンに乗せてやってきて、点滴が開始されるという段取り。点滴針をうまく血管に刺すのは、看護師によって技量の差があるようだ。今日の看護師はヘタクソで、いったん血管に刺した後、なんかゴソゴソしていてなかなか針刺しが完了しない。以前も家に帰ってから前腕部に内出血を生じたことがあったので心配したが、やっとこさ完了して点滴が始まった。
免疫療法の点滴中は、いつものようにKindleで読書をするが、現在は漱石の『吾輩は猫である』を読んでいるところ。Kindleに目を通すのは久しぶり、普段からも“スキマ時間”に目を通そうと思っているんだが・・・。
点滴が終わってから、まだ午前中だったので会計待ち患者が多く、結構、時間がかかったが、なんとか昼前に帰宅できた。
(21.6.29.火) 晴れ時々曇りのち雨
今日は、昼すぎまでは晴れたり曇ったりという感じだったが、3時頃から間欠的に、夕立のような激しい雨が降り出した。
高野川ウォーキングに出ようか出るまいか迷ったが、雨に降られたら降られたで、どっちみち汗をかいて濡れることになるので「ええぃ、まままよ!」と出かけることにした。
結果的には、道中、雨に降られることはなかったが、河原の歩道は舗装されていないので、所々、水溜りが残っており、それを避けつつウォーキングした。
(21.6.30.水) 晴れ時々曇りのち雨
今日は、午前中はよく晴れていたが、午後からは夕立のような激しい雨が降ったり止んだりしていた。梅雨の時期とはいえ、午前中は晴れ空だったので、傘を持たずに出かけていて、雨に降られた人が多かったんじゃないだろうか。
当方は、当然のごとく、午後からは雨読の一日だった。
【今日の読書122】※書名頭の数字は当方のブログ『読書リスト』の数字
A-31『二十一世紀の資本主義論』
B-34『宇宙を織りなすもの 上』
F-54『ノルウェイの森 上』
G-9『失われた時を求めて9』
H-3『パンセT』I-26『世界一ポップな国際ニュースの授業』
コメント:A-31『二十一世紀の資本主義論』を読了した。本書は、20年以上も前に雑誌類に掲載された小論文やエッセイを集めたものだが、まだまだ古びているという印象はない。本質を捉えた論考ということなのかもしれない。次は、同じ著者の『貨幣論』 季刊誌『批評空間』に「貨幣論」として8回にわたって連載されたものを『貨幣論』として発刊、後に文庫化されたもの で、一つのテーマに関する論考なので、前書のように、気楽には読める内容ではなさそうだ。
G-9『失われた時を求めて9』は、8巻を読み終え、なんとか全14巻の半分を超えた。読み始める前は、本書に関しては、いつも語られるあの有名なエピソード マドレーヌの香りで過去の記憶が呼び覚まされるということ と、ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』などと並び称される「現代文学の先駆け」の書である、という知識しかなかったが、読み進めるにしたがって、だいぶ印象が変わってきた。
【今日の映画122】※データは『映画.COM』のサイト等から入手
邦題:『アサインメント』(NHK-BS プレミアム・シネマ録画で視聴)
製作年:1997年
製作国:アメリカ
原題:The Assignment
監督:クリスチャン・デュゲイ
出演:アイダン・クイン/ドナルド・サザーランド/ベン・キングズレー/クローディア・フェリー
ストーリー:国際的テロリスト、通称“ジャッカル”ことカルロス・サンチェス(アイダン・クイン)を追うCIAとモサドは、誤認逮捕してしまったほど彼に生き写しの米国の海軍大佐アニバル・ラミレス(アイダン・クイン=二役)を使っての替え玉作戦でカルロス逮捕へ向けて動き出す。良き家庭人であるゆえに当初は抵抗したラミレスだが、CIAのフィールズ(ドナルド・サザーランド)とモサドのアモス(ベン・キングズレー)による苛酷な極秘訓練ののち、やがて心身ともにカルロスの替え玉になりきった。リビア。潜入したラミレスはカルロスの愛人アニエスカを誘惑してカルロスをおびきだす作戦に出たが・・・
コメント:評価は5点満点で、映画.COMは2.8、TSUTAYAは3.08で、まあ、私の評価は3.0というところ。
本作品は実在のテロリストを基にしたものだが、ストーリーはあくまでフィクッション。モデルとされたイリイチ・ラミレス・サンチェスは、ベネズエラ人の国際テロリストで、コードネームは「カルロス」、通称、カルロス・ザ・ジャッカルと称された。1973年から1984年にかけて14件のテロ事件に関与し、世界中で83人を殺害、100人を負傷させ世界を暗躍して極左テログループを指揮、インターポール(国際刑事警察機構)から最重要指名手配をされていた。1994年に潜伏先で逮捕。あだ名の「ジャッカル」は、1971年に発表されたフレデリック・フォーサイスの小説『ジャッカルの日』に由来するとされている。終身刑の判決を受け、現在もパリの刑務所で拘置されているとのこと。【今日のジャズ122】※データは『ジャズ資料館』のサイト等から入手
タイトル:Now's The Time
アーティスト:Charlie Parker
レーベル:Verve/ポリドール/ポリドール
録音年月日:1952.12.30/1953.7.30 (1953.8.4? )
曲名:The Song Is You/Laird Baird/Kim (take 4)/Kim (take 2)/Cosmic Rays (take 2)/Cosmic Rays (take 5)/Chi Chi (take 6)/Chi Chi (take 1)/Chi Chi (take 3)/Chi Chi (take 4)/I Remember You/Now's The Time/Confirmation
ミュージシャン:Charlie Parker (as)/Hank Jones (p)/Teddy Kotick (b)/Max Roach (ds)/Al Haig (p)/Percy Heath (b)
コメント:サヴォイやダイアルにも名演を残しているチャーリー・パーカーだが、その後はこの世を去るまでヴァーヴで相当数の吹き込みを行った。中では、1952〜53年にかけて録音されたこの作品が、親しみのあるテーマ・メロディが集められていることもあり、一番ポピュラーな人気を博しているとのこと。
フィル・ウッズのコメント「寝ても醒めてもパーカーという時期があった。どうすれば彼みたいに吹けるんだろうっていつも考えていた。そんな時期があったから、自分は自分のスタイルを作ればいいと割り切れるようにもなれた。そのころに聴いたのがこのアルバムだ。そうしたら、またパーカーみたいに吹きたくなってしまった。〈コンファーメイション〉とか〈ナウズ・ざ・タイム〉とか、彼の代表的なレパートリーを聴いていると腕がむずむずして、すぐサックスを手にしてしまう。よくレコードに合わせて吹いたものだ。だから、すべての曲を一音たりとも間違わずに吹けるようになった。」(『ジャズマンが愛する不朽のJAZZ名盤100』より抜粋)